()べられるところが、2(ばい)になるさかな!

(うし)(ぶた)などを(そだ)てるちく産業(さんぎょう)では、(むかし)から(おお)きく(そだ)ち、()べておいしいなどの品種(ひんしゅ)がたくさん(つく)られてきました。(うし)では(にく)のあぶら()(すく)なく、やわらかい赤身(あかみ)がたくさんとれる品種(ひんしゅ)外国(がいこく)(つく)られています。この(うし)は、()べる(にく)部分(ぶぶん)、つまり筋肉(きんにく)が2(ばい)とれることから、英語(えいご)でダブルマッスル(2(ばい)筋肉(きんにく)(うし)()ばれています。

さかなは、養殖(ようしょく)歴史(れきし)がちく産業(さんぎょう)(くら)べて(みじか)いため、コイや金魚(きんぎょ)のほかには(あたら)しい品種(ひんしゅ)は、最近(さいきん)まであまり(つく)られていませんでした。

2011年に水産研究・教育機構(すいさんけんきゅう きょういくきこう)当時(とうじ)水産総合研究(すいさんそうごうけんきゅう)センター)は、ダブルマッスル(うし)(おな)じように、(からだ)(なが)さが(おな)じのふつうのメダカと(くら)べて、筋肉(きんにく)が2(ばい)になるメダカ(ダブルマッスルメダカ)を(そだ)てることに成功(せいこう)しました。

ダブルマッスルメダカは、最近(さいきん)植物(しょくぶつ)などで話題(わだい)になっている遺伝子(いでんし)組換(くみか)技術(ぎじゅつ)ではありません。

このメダカは、()まれた()どもの遺伝子(いでんし)一部(いちぶ)変化(へんか)して、(おや)(ちが)った性質(せいしつ)()った()どもが()まれる品種(ひんしゅ)改良(かいりょう)利用(りよう)したものです。(むずか)しい言葉(ことば)でいうと、「突然変異(とつぜんへんい)」を利用(りよう)したものです。

突然変異(とつぜんへんい)は、自然(しぜん)(なか)ではとてもめずらしいことです。これまでは、なぜ、この突然変異(とつぜんへんい)(おや)(ちが)品種(ひんしゅ)()どもが、どうして()まれたのかわりませんでした。

このため、これまでは突然変異(とつぜんへんい)()まれた()どもを(おや)(そだ)てて、()まれた()どもから、よい品種(ひんしゅ)()どもを(えら)んで、また、(おや)(そだ)てるということをくり(かえ)すという、たいへん手間(てま)時間(じかん)がかかる方法(ほうほう)で、よい品種(ひんしゅ)(おや)(つく)ってきました。

最近(さいきん)遺伝子(いでんし)使(つか)った研究(けんきゅう)では、(おや)遺伝子(いでんし)調(しら)べることで、どのような()どもが()まれるか、わかるようになってきました。この突然変異(とつぜんへんい)する()どもを()(おや)()ることで、これまでのように(なが)時間(じかん)をかけずに、よい品種(ひんしゅ)(つく)れるようになってきました。

今回(こんかい)研究(けんきゅう)では、ダブルマッスルメダカの(おや)が、ダブルマッスル(うし)(おな)遺伝子(いでんし)変化(へんか)しているため、()どもの筋肉(きんにく)が2(ばい)()えたことがわかりました。これにより、さかなでも()べる()部分(ぶぶん)(おお)いさかなを(そだ)てられることがわかりました。