気候変動によるさけ・ます類の海洋での豊度と体サイズの変化


北海道区水産研究所 亜寒帯漁業資源部 浮魚・頭足類生態研究室

[連絡先]0154-92-1715

[推進会議]北海道ブロック

[専門]資源生態

[研究対象]さけ・ます類

[分類]調査


[ねらい・目的と成果の特徴]

(目的)夏の北太平洋におけるさけ・ますの豊度,分布,成長と気候変動の関係の解明。
(方法)1972〜2000年7月のさけ・ます流網調査結果から,カラフトマス,サケ,ベニザケの中部ベーリング海における豊度と体サイズを解析。
(結果)アリューシャン低気圧指数とさけ・ます類の豊度や体サイズには,相関はみられない。アラスカ湾の表面水温が低い1985〜1990年には,ベニザケとサケのアラスカ湾に分布する割合が増加。アラスカ湾の水温が高い1977〜1984年と1991〜2000年には両魚種のベーリング海に分布する割合が増加。
(結論)気候変動による表面水温の変化によって,サケとベニザケの豊度と体サイズの変動に受ける影響は不明確だが,海洋分布の長期的変動に影響を受けていた。

[成果の活用面等]

日本産サケの海洋における回遊経路の変化解明の基礎資料となり,回帰率の予想制度の高度化に繋がる。

[具体的データ]

年代によるサケの海洋分布の違い(図1 図2 図3 図4