放流アワビのサイズ別初期生残率推定手法


福島県水産試験場 栽培漁業部

[連絡先]0246-54-3153

[推進会議]東北ブロック

[専門]資源評価

[研究対象]あわび

[分類]研究


[ねらい・目的と成果の特徴]

ねらい:
簡便な手法でアワビのサイズ別初期生残率の推定を行う。

成果の特徴:

放流アワビの放流時殻長組成と放流後得られたへい死貝殻及び生残貝の放流時殻長組成を比較することで、放流サイズ別生残率を推定する手法を考案した。

[成果の活用面等]

放流環境別の放流適正サイズや放流手法の検討等、放流効果を高めるための技術開発に活用できる。

[具体的データ]

図 この手法の特徴
 この方法は、放流アワビの貝殻が特徴的に青緑色をしていて、放流後に生き残った貝と死んだ貝の貝殻から青緑色の部分を測定することで放流サイズが推定できることを用いています。そして、元々の放流貝の殻長組成と生き残った貝及び死んだ貝殻から得られた放流時の殻長組成のズレを分析することでサイズ別生残率とへい死率の相対値を算出し、生残率と斃死率の関係が無関係ではなく、表裏の関係にあることを利用して放流サイズ別生残率の絶対値を推定するものです。
 この方法を用いることで比較的容易に放流サイズ別生残率の推定が可能で、放流場所の環境や放流方法の評価、最適放流サイズの検討が出来ます。