大型クラゲ出現情報
大型クラゲ出現情報
平成21年9月7日
独立行政法人水産総合研究センター


大型クラゲ出現状況 2009年9月3日現在

●大型クラゲ出現状況
1.漁業情報サービスセンター(JAFIC)情報
 8月下旬に佐渡周辺海域に出現した大型クラゲの先端群は、9月3日時点では津軽海峡および北海道南西部にまで到達しました。加えて、8月下旬以降、若狭湾から能登半島西岸において出現量が増加しています。

2.沖合調査情報
 8月に実施した黄海から対馬海峡の国際フェリーによる目視調査では、1)黄海〜済州島北部にかけて大型クラゲの分布が認められること、2)対馬海峡における大型クラゲの密度は、東水道に比べ西水道で高いこと、が確認されています。加えて、8月は韓国の沿岸全域において大型クラゲが大量に出現中、との情報も得ています。また、8月中旬に山陰沖で実施した調査船による目視調査では、兵庫県香住沖で高密度分布群を確認しました。

●今後の予測
 これまでの大型クラゲ出現状況から、黄海〜済州島北部に分布する大型クラゲは、主に対馬海峡西水道を経由し、今後も断続的に日本海沖合域に流入すると考えられます。対馬暖流は日本海沖合域を蛇行しながら流れるため、現時点で沖合域に分布している大型クラゲが、今後沿岸域に移動することが予想されます。また、海面付近に大型クラゲが視認できない場合でも、より深い層に大型クラゲが高密度で分布する事例が多く存在します。
 以上のことから、現在出現情報が少ない海域においても今後出現量が急増する恐れがあり、十分な注意が必要です。

 今後の対策として、水研センターでは、大型クラゲの分布先端部の移動予測を、津軽海峡経由で流入が予想される、太平洋海域において実施する予定です。また、日本海で発見された濃密群に対する移動予測に新たに取り組む予定です。

  • 大型クラゲのこれまでの調査結果等の情報

  •  (独)水産総合研究センターのホームページ【http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/】で掲載しています。

  • 大型クラゲの出現・駆除に関する情報

  •  (社) 漁業情報サービスセンターのホームページ【http://www.jafic.or.jp/kurage】で掲載しています。
本件照会先:(出現状況、予測に 関すること)
独立行政法人水産総合研究センター 研究推進部
チーフ研究開発コーディネーター

川崎

TEL:045-227-2710


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