大型クラゲ情報

平成22年11月8日
(独)水産総合研究センター
大型クラゲの出現について(第4報)

  1. 対馬海峡及び日本海での大型クラゲの確認状況
  2.  対馬海峡において水産総合研究センターと水産大学校が実施した目視調査、ならびに漁業情報サービスセンターが取りまとめた大型クラゲ出現情報によると、西水道で10月に大型クラゲの出現がやや増加していますが、量的には昨年度よりかなり少ない状況です。
     日本海において9月~11月上旬に水産総合研究センター及び日本海沿岸各県が漁業調査船で大型クラゲの分布調査および目視調査を実施しましたが、大型クラゲの出現はほとんど確認されませんでした。また、漁業情報サービスセンターが取りまとめた日本海沿岸における定置網での大型クラゲ出現情報によると、10月6日に今年初めて福井県で入網が確認されましたが、その後ごく少量の大型クラゲが散発的に入網する程度であり、出現量は昨年度に比べて非常に少ない状況です。


  3. 黄海及び東シナ海での大型クラゲの確認状況
  4.  水産総合研究センターでは、9月上旬及び10月中旬、東シナ海北部の排他的経済水域で漁業調査船による大型クラゲ分布調査及び目視調査を実施しました。大型クラゲの出現はほとんど確認されませんでした。
     漁業情報サービスセンターが取りまとめた大型クラゲ出現情報によると、10月黄海南東の済州島西沖(北緯33度30分、東経125度00分)で旋網により大型クラゲが若干捕獲されています。
     また、韓国国立水産科学院が9月から10月に取りまとめた韓国沿岸におけるクラゲ情報(第158~167報)によると、韓国西岸および同南岸で若干の大型クラゲが継続して出現していました。
     いずれの場合も、大型クラゲの出現量は昨年度よりかなり少ない状況です。


◆水産総合研究センターでは、大型クラゲによる漁業被害の低減を図るため、大型クラゲの出現状況調査を引き続き実施するとともに、中国水産科学研究院および韓国国立水産科学院と連携し、黄海~東シナ海~日本海における大型クラゲの出現情報を収集し、関係の皆様に迅速な情報提供を行う予定です。

本件照会先(担当者):
独立行政法人水産総合研究センター 研究推進部 チーフ研究開発コーディネーター 川崎 TEL 045-227-2710
西海区水産研究所 東シナ海海洋環境部長 秋山 TEL 095-860-1620
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部長 加藤 TEL 025-228-0587