大型クラゲ情報

平成23年7月1日
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現について

 日本-中国間を航行する国際フェリーを使った目視調査により、6月7日、長江河口東沖の東シナ海北部海域(北緯31度00分、東経123度00分)において、少数の大型クラゲの出現を確認しました。現時点での出現量は、昨年同期の約半分程度と、少ない状況です。
 6月15日~21日の国際フェリー目視調査及び6月14日~20日の西海水研・陽光丸による東シナ海大型クラゲ分布調査では、大型クラゲの出現は確認されませんでした。

 大型クラゲ国際共同調査共同研究機関1)では、大型クラゲによる漁業被害の低減を図るため、大型クラゲの出現状況調査2)を引き続き実施するとともに、関係の皆様に迅速な情報提供を行なう予定です。特に、7月には複数の調査船調査および国際フェリー目視調査を集中して実施することにしており3)、これらの調査結果により新たな情報を提供していく予定です。また、7月末に今年度第1回目の出現予測を試みる予定にしています。

(参考)

1)大型クラゲ国際共同調査共同研究機関について

 平成23年度水産庁補助事業「大型クラゲ国際共同調査」を共同連帯して実施することを目的に、独立行政法人水産総合研究センター、独立行政法人水産大学校、国立大学法人広島大学、国立大学法人山形大学、国立大学法人名古屋大学の5機関から構成されています。

2)大型クラゲ出現状況調査について

 東シナ海において、漁業調査船による大型クラゲ分布調査および国際フェリー航路(日本-中国間、日本-韓国間)における大型クラゲ目視調査を実施します。さらに、大型クラゲによる漁業被害が頻発する夏季から秋季にかけて、従来より詳細な大型クラゲ出現情報の提供を行うため、日本海沿岸各府県の協力を得て、日本海における大型クラゲ出現状況調査を行う予定です。

3)平成23年7月に実施される大型クラゲ出現状況調査について

(調査船による分布調査)
 平成23年7月13日~22日:陽光丸による東シナ海大型クラゲ分布調査
 平成23年7月15日~25日:長崎丸による東シナ海韓国EEZ海域調査
 平成23年7月16日~8月2日:用船による対馬近海域大型クラゲ分布調査
 平成23年7月29日~8月5日:豊潮丸による対馬近海域大型クラゲ分布調査

(国際フェリーによる目視調査)
 平成23年7月上旬:日本-中国間の国際フェリーによる目視調査
 平成23年7月中旬:日本-中国間の国際フェリーによる目視調査

本件照会先(担当者):
独立行政法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 中田 TEL 045-227-2646
西海区水産研究所特任部長 秋山 TEL 095-860-1650
日本海区水産研究所資源環境部長 加藤 TEL 025-228-0587