大型クラゲ情報

平成25年11月 8日
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について- 第7報 -

1.大型クラゲの出現情報

(1) 国際フェリー(下関-青島航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成25年10月20日~22日
2) 結果 黄海全域における出現量(平均密度) 0.015個体/100m
 前回調査(9月21日~25日:0.007個体/100m)。
 日本沿岸水域において大型クラゲの出現のなかった年(平成20年、22年及び23年)の同時期における出現量(0.004個体/100m以下)
及び前年同期 (0.0006個体/100m) より多いが、黄海において濃密分布の目安となる平均密度(0.1個体/100m)を大きく下回ってい
る。

(2) 国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成25年10月10日
2) 結果 対馬海峡西水道における出現量(平均密度) 0.00026個体/100m
 前回調査(9月25日:0.00061個体/100m)。
 日本沿岸水域において大型クラゲの出現のなかった年(平成20年、22年及び23年)の同時期における出現量(最大0.0095個体/100
:22年)及び前年同期(0.0026個体/100m)より少ない。

(3) 日本沿岸水域における出現の確認

1) 調査船での確認
 平成25年10月2日~23日に三陸沖~日本海~対馬海域において調査船によるネット調査で出現を確認(5個体/73調査点:日本海に
 おいて5個体の入網)。

2) 定置網での確認
 平成25年10月下旬において、日本海北部~三陸沿岸で散発的に100個体を超える報告があるものの、その他は数個~60個程度の入
 網。


2.今後の見通し

 9月~10月に行った目視調査では黄海や対馬海峡西水道における大型クラゲの出現密度は7月の最大値に比べると大きく低下する※2とともに、日本海から三陸沖における調査船調査においても出現密度が低いこと、また、今後は海水温が低下することで大型クラゲは次第に衰弱して死滅すると考えられることから、大型クラゲが日本沿岸に大量に出現する可能性は低いと考えられる。ただし、日本海北部~三陸沿岸を中心に大型クラゲの入網情報もあることから、局所的に出現する可能性はある。

3.今後の調査計画等

主な大型クラゲ出現状況調査の実施予定(11月)
(国際フェリーによる目視調査)
平成25年11月6日 日本-韓国間(博多-釜山)
平成25年11月16日~11月20日 日本-中国間(大阪-上海、下関-青島)
平成25年11月19日 日本-韓国間(博多-釜山)

※1.独立行政法人水産総合研究センター及び国立大学法人(山形大学、名古屋大学、広島大学)の4機関により構成される「大型クラゲ国際共同調査共同研究機関」が実施。
※2.黄海及び対馬海峡西水道における大型クラゲ出現平均密度の推移。
※3.大型クラゲ出現状況調査の結果については、以下でお知らせしております。
独立行政法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所           URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html

本件照会先:
独立行政法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 中田 TEL 045-227-2646
日本海区水産研究所資源環境部長 加藤 TEL 025-228-0587