大型クラゲ情報

平成26年10月29日
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について-第4報-

1.大型クラゲの出現情報

(1) 国際フェリー(下関-青島航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成26年10月18日~21日
2) 結果 黄海全域における出現量(平均密度)0.00006個体/100m
 前回調査(9月20日~23日:0.0006個体/100m)。
 昨年同期の結果(0.015個体/100m)より少ない。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年黄海全域における出現量は、最大0.004個体/100m

(2) 国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成26年10月21日
2) 結果 対馬海峡西水道における出現量(平均密度)0個体/100m
 前回調査(10月7日:0個体/100m)。
 昨年同期の結果(0個体/100m)と同じ。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年対馬海峡西水道における出現量は、最大0.0013個体/100m未満。
※1.独立行政法人水産総合研究センター及び国立大学法人(広島大学、山形大学、名古屋大学)の4機関により構成される「大型クラゲ国際共同調査共同研究機関(以下「共同研究機関」という。)」が実施。

(3) 日本沿岸水域における出現の確認

1) 調査船での確認
 平成26年9月20日~10月9日に対馬~能登海域において調査船による目視調査で出現を確認(6個体、なお、48地点で実施したネット調査では確認なし:前年同時期の調査ではネット調査で4個体、目視で計9個体を確認)。
 平成26年10月4日~10月18日に津軽~佐渡海域において調査船による目視調査では確認なし(33地点で実施したネット調査でも確認なし:前年同時期の調査ではネット調査で2個体、目視で計4個体を確認)。

2) 定置網
 平成26年9月5日に長崎県豊玉町(1個体)、9月12日に長崎県峰町(1個体)、10月8日に島根県出雲市(3個体)、10月16日に福井県美浜町(1個体)、10月21日に長崎県峰町(1個体)で出現を確認。


2.今後の調査計画等

 黄海における現時点の大型クラゲの分布水準は昨年同期の水準より低いとともに、日本沿岸水域での出現情報も少ないこと、また今後海水温が低下することで大型クラゲは次第に衰弱して死滅すると考えられることから、大型クラゲが大量出現する可能性はこれからも低いと考えられます。ただし、韓国側の情報では済州島~韓国南岸において少量ではあるものの依然として大型クラゲの出現が確認されていますので、引き続き大型クラゲの出現状況をモニタリング※2し、出現状況に関する情報提供※3を行ってまいります。

※2.主な大型クラゲ出現状況調査の実施予定(11月)
(国際フェリーによる目視調査)
平成26年 11月 5日 日本~韓国間の国際フェリーによる目視調査
平成26年 11月18日 日本~韓国間の国際フェリーによる目視調査

※3.大型クラゲ出現状況調査の結果については、以下でお知らせしております。
独立行政法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所           URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html

本件照会先:
独立行政法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 中田 TEL 045-227-2646
日本海区水産研究所資源環境部長 加藤 TEL 025-228-0587