大型クラゲ情報

平成27年8月3日
国立研究開発法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について-第2報-

1.大型クラゲの出現情報

(1) 国際フェリー(下関-青島航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成27年7月22日~24日
2) 結果 黄海全域における出現量(平均密度)0.36個体/100m
 前回調査(7月1日~7月3日:0.13個体/100m)。
 昨年同期の結果(0.0005個体/100m)より多い。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の黄海全域における出現量は、0.1個体/100m未満。

(2) 国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成27年7月22日
2) 結果 対馬海峡西水道における出現量(平均密度)0.0003個体/100m
 前回調査(7月7日:0個体/100m)。
 昨年同期の結果(0.0003個体/100m)と同じ。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の対馬海峡西水道における同時期の出現量は、0.001個体/100m未満。

(3) 東シナ海の目視調査結果※1

1) 実施期間 平成27年7月17日~20日
2) 結果 東シナ海西部における出現量(平均密度)0.004個体/100m
昨年同期の結果(0.001個体/100m)より多い。
※1.国立研究開発法人水産総合研究センター及び国立大学法人広島大学により構成される「大型クラゲ国際共同調査共同研究機関」が実施。

(4) 日本沿岸水域における出現の確認

現時点(7月31日現在)での大型クラゲの出現確認の情報はありません。

過去に対馬の定置網で確認された日
平成21年 6月30日 日本沿岸水域で大型クラゲが大量出現
平成22年 9月17日 日本沿岸水域で大型クラゲの大量出現がなかった年
平成23年 9月29日
平成24年 7月24日
平成25年 7月26日
平成26年 8月 6日

2.今後の調査計画等

 大型クラゲによる漁業被害は夏季から秋季にかけて発生します。現時点の分布水準は昨年同期よりも多いと考えられ、黄海全域における分布密度は我が国沿岸の定置網で数十~数百個体の入網が認められた平成24年(7月の分布密度:0.40個体/100m)及び25年(同:0.42個体/100m)とほぼ同水準です。大型クラゲが今後、日本沿岸及び沖合水域にどの程度出現するかは現時点では不明な状況であり、引き続き大型クラゲの出現状況をモニタリング※2し、出現状況に関する情報提供※3を行ってまいります。

※2.主な大型クラゲ出現状況調査の実施予定(8月)
(国際フェリーによる目視調査)
平成27年8月3日~8月8日 日本−中国間の国際フェリーによる目視調査
平成27年8月4日 日本−韓国間の国際フェリーによる目視調査
平成27年8月17日~8月22日 日本−中国間の国際フェリーによる目視調査
平成27年8月18日 日本−韓国間の国際フェリーによる目視調査

※3.大型クラゲ出現状況調査の結果については、以下でお知らせしております。
国立研究開発法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所           URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html

本件照会先:
国立研究開発法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 中田 TEL 045-227-2646
日本海区水産研究所資源環境部長 加藤 TEL 025-228-0587