大型クラゲ情報

平成27年9月8日
国立研究開発法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について-第3報-

1.大型クラゲの出現情報

(1) 国際フェリー(下関-青島航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成27年8月19日~21日
2) 結果 黄海全域における出現量(平均密度)0.043個体/100m
 前回調査(8月5日~8月7日:0.013個体/100m)。
 昨年同期の結果(0.0009個体/100m)より多い。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の黄海全域における出現量は、0.1個体/100m未満。

(2) 国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果※1

1) 実施期間 平成27年9月1日
2) 結果 対馬海峡西水道における出現量(平均密度)0.00006個体/100m
 前回調査(8月18日:0個体/100m)。
 昨年同期の結果(0個体/100m)より多い。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の対馬海峡西水道における同時期の出現量は、0.001個体/100m未満。
※1.国立研究開発法人水産総合研究センター及び国立大学法人広島大学により構成される「大型クラゲ国際共同調査共同研究機関」が実施。

(3) 日本沿岸水域における出現の確認

1) 底曳き網
  平成27年8月21日に対馬西沖で出現を確認(1個体)

2) 調査(目視)
  平成27年9月4日に佐渡海峡で出現を確認(2個体)

過去に対馬の定置網で確認された日
平成21年 6月30日 日本沿岸水域で大型クラゲが大量出現
平成22年 9月17日 日本沿岸水域で大型クラゲの大量出現がなかった年
平成23年 9月29日
平成24年 7月24日
平成25年 7月26日
平成26年 8月 6日

2.今後の調査計画等

 大型クラゲによる漁業被害は夏季から秋季にかけて発生します。現時点の分布水準は昨年同期よりも多いと考えられますが、黄海における分布密度が7月下旬(0.36個体/100m)に比べて大きく低下していることから、今後大型クラゲが大量出現する可能性は低いと考えられます。ただし、黄海~対馬海峡において大型クラゲの出現が確認されていますので、引き続き大型クラゲの出現状況をモニタリング※2し、出現状況に関する情報提供※3を行ってまいります。

※2.主な大型クラゲ出現状況調査の実施予定(8月)
(調査船による分布調査)
平成27年9月4日~9月15日 日本海大型クラゲ分布調査(日水研)
(国際フェリーによる目視調査)
平成27年9月9日~9月12日 日本−中国間の国際フェリーによる目視調査
平成27年9月15日 日本−韓国間の国際フェリーによる目視調査

※3.大型クラゲ出現状況調査の結果については、以下でお知らせしております。
国立研究開発法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所           URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html

本件照会先:
国立研究開発法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 中田 TEL 045-227-2646
日本海区水産研究所資源環境部長 加藤 TEL 025-228-0587