大型クラゲ情報
平成27年11月10日
国立研究開発法人水産総合研究センター
国立研究開発法人水産総合研究センター
大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について-第4報-
1.大型クラゲの出現情報
(1) 国際フェリー(下関-青島航路)による目視調査結果※1
1) 実施期間 平成27年10月14日~16日2) 結果 黄海全域における出現量(平均密度)0.077個体/100m2
前回調査(9月9~11日:0.045個体/100m2)。
昨年同期の結果(0.00006個体/100m2)より多い。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の黄海全域における出現量は、0.1個体/100m2未満。
昨年同期の結果(0.00006個体/100m2)より多い。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の黄海全域における出現量は、0.1個体/100m2未満。
(2) 国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果※1
1) 実施期間 平成27年10月14日2) 結果 対馬海峡西水道における出現量(平均密度)0個体/100m2
前回調査(10月1日:0個体/100m2)。
昨年同期の結果(0個体/100m2)と同じ。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の対馬海峡西水道における同時期の出現量は、0.001個体/100m2未満。
昨年同期の結果(0個体/100m2)と同じ。なお、日本沿岸水域における大型クラゲの大量出現がなかった平成20年、22年、23年、26年の対馬海峡西水道における同時期の出現量は、0.001個体/100m2未満。
※1.国立研究開発法人水産総合研究センター及び国立大学法人広島大学により構成される「大型クラゲ国際共同調査共同研究機関」が実施。
(3) 日本沿岸水域における出現の確認(平成27年10月10日以降)
1) 定置網
平成27年10月10日に福井県美浜町(1個体)、10月12日に京都府伊根町(1個体)、10月13日に島根県隠岐の島町(1個体)、10月15日に秋田県男鹿市(1個体)、10月21日に京都府京丹後市(1個体)、10月28日に山形県鶴岡市(1個体)、10月31日に福井県南越前町(1個体)、11月8日に北海道上ノ国町(1個体)で出現を確認。
2) 底曳き網
平成27年10月10日~14日、17日、19日に対馬~山陰沖(1~3個体)、10月14日に島根県出雲沖(2個体)、10月18日に新潟県沖(1個体)で出現を確認。
2.今後の調査計画等
黄海における10月中旬の大型クラゲの分布水準は昨年同期の水準より高いものの、これまでのところ日本沿岸水域での出現情報が少ないこと、また今後海水温が低下することで大型クラゲは次第に衰弱して死滅すると考えられることから、大型クラゲが大量出現する可能性はこれからも低いと考えられます。ただし、黄海において大型クラゲの出現が確認されていますので、引き続き大型クラゲの出現状況をモニタリング※2し、出現状況に関する情報提供※3を行ってまいります。。
※2.主な大型クラゲ出現状況調査の実施予定(11月)
(国際フェリーによる目視調査)
平成27年11月12日~11月14日 | 日本−中国間の国際フェリーによる目視調査 |
※3.大型クラゲ出現状況調査の結果については、以下でお知らせしております。
国立研究開発法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所 URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html
国立研究開発法人水産総合研究センター URL:http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/
日本海区水産研究所 URL:http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/Kurage/kurage_top.html
本件照会先:
国立研究開発法人水産総合研究センター
国立研究開発法人水産総合研究センター
研究推進部研究主幹 | 中田 | TEL 045-227-2646 |
日本海区水産研究所資源環境部長 | 加藤 | TEL 025-228-0587 |