FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 101 号 (平成25年 2月13日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 寒い日から急に暖かい日になったりと、 体調管理が難しい日が続いています。 暦の上では春を迎えていますが、 まだまだ本格的な春にはほど遠い感じですね。
 まだまだ寒い日が続きそうですが、 くれぐれも風邪などひかないように、 手洗いやうがいなどで予防したいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (2/12) タチウオひき縄漁業の効率化を目指し船上台秤、 投縄装置及び新疑似餌を開発
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「東北水産研究レター」 を刊行
◆ お知らせ
・ 第10回成果発表会を開催
・ 第10回シーフードショー大阪に出展
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ タチウオひき縄漁業の効率化を目指し船上台秤、 投縄装置及び新疑似餌を開発
 水研センターは、 平成23年度から沿岸域の漁船漁業で資源を持続的に利用しながら収益性の改善と安定化を図るビジネスモデル構築に向けた取り組みを実施しています。
 その第一弾として、 大分県臼杵地区タチウオひき縄漁業を対象にした調査を実施して、 揺れる船上での選別 ・ 計測作業の軽減のための船上台秤、 投縄作業の軽減のための投網装置、 生餌の付け替え作業の軽減と経費節減のための新疑似餌を開発しました。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 41  「ワカメ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第41回は、 "酢の物" や "みそ汁の具" としておいしい 「ワカメ」 を紹介します。


 ワカメは 「コンブ目チガイソ科」 に分類され、 日本海側は北海道稚内から南、 太平洋側は北海道室蘭から南の、 日本のほとんどの海岸に生息しています。

 ワカメは 1年で一生を終えます。 秋から冬にかけて成長したワカメは、 3月から 4月には成熟をむかえます。 成熟を迎えたワカメは、 遊走子 (べん毛を使って運動する胞子) を放出して、 夏には枯れてしまいます。

 放出された遊走子は、 岩などにくっついて芽を出して成長します。 秋には、 体の細胞のいくつかが生殖器官に変わり、 ここに精子と卵ができます。 受精卵は、 細胞分裂を繰り返して、 10月頃には小さい葉っぱの形に発育します。

 ワカメを安定的に供給するために、 1955年ごろから養殖が行われています。 細いヒモ (種糸) に遊走子を付着させて、 海や陸上水槽などでワカメの芽が 2〜 3センチ以上の大きさまで成長させた後に、 親縄に種糸を巻き付けて、 さらに海で育てて収穫します。

 わかめ類の漁獲量は、 その他の海藻類として、 ヒジキ、 てんぐさ類、 ふのり類、 あまのり類などとあわせて、 2011年で 26,300トンとなっています。 また、 わかめ類 (ワカメ、 ヒロメ、 アオワカメ) の生産量は、 2009年は 61,215トン、 2010年は 52,393トン、 2011年は 18,751トン (岩手、 宮城、 福島の一部データを含まず) となっています。

 ワカメは、 韓国や中国などから、 2009年は 24,848トン、 2010年は 25,595トン、 2011年は 42,615トン輸入されています。

 ワカメは、 酢の物やみそ汁の具などでおいしくいただけます。 生のワカメよりは、 乾燥させた加工品の方を目にする機会が多いですね。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「東北水産研究レター」 第26号を刊行しました
 東北区水産研究所は、 研究活動やその成果、 あるいはトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「東北水産研究レター」 を発行しています。
 今号では 「サメガレイが減少した原因を探る」 と 「エゾアワビ資源に対する東日本大震災の影響」 を掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/pub/letter/


【お知らせ】
◆ 第10回成果発表会を開催
 水研センターは、 2月20日にイイノホールにおいて、 第10回成果発表会 「東日本大震災と放射能の影響解明 − 水産業の復興に向けた調査研究−」 を開催します。
 東日本大震災に関する研究開発の取り組みと今後の展開について、 放射能を中心にご紹介します。 入場は無料ですので、 ぜひご参加下さい。

○日 時 : 平成25年 2 月20日 (水) 10:45 〜 16:00
○場 所 : イイノホール (東京都千代田区内幸町)
○その他 : できましたら 2月15日までに事前参加申込みをお願いします。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr24/250124/index.html
事前参加申込みはこちらから →  https://form.affrc.go.jp/fra/regist/event_entry.html

◆ 第10回シーフードショー大阪に出展
 水研センターは、 2月21日、 22日に大阪で開催される 「第10回シーフードショー大阪」 に出展します。 21日には、 第20回技術交流セミナーとして、 「スジアラ養殖技術の現状と展望」 を開催するほか、 有名シェフによるスジアラ料理の試食を提供します。
 参加は無料で事前登録が必要ですが、 ぜひご参加下さい。

○日 時 : 平成25年 2 月21日 (木) 〜 22日 (金)
○場 所 : アジア太平洋トレードセンター内ATCホール (大阪市住之江区南港北)
○その他 : セミナーは 2月21日 (木) 15時から開催します。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr24/250207/index.html
セミナー参加登録はこちらから →  http://www.exhibitiontech.com/seafood/


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
震災に関する調査研究情報はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html#reports
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2013年 2月, 3月の写真は、 「キツネメバルの稚魚 ( 9〜10センチ)」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 2月 6日は、 「海苔の日」 です。

 大宝元年 (701年) に制定された日本最古の成文法典 「大宝律令」 によると、 29種類の海産物 (うち 8種類が海藻) が租税として納められていました。 この史実に基づき、 大宝律令が施行された大宝 2 年 1 月 1 日を西暦にすると 702年 2 月 6 日であることから、 全国海苔貝類漁業共同組合連合会が業界の発展祈願の気持ちを込めて 「海苔の日」 と定めました。  (担当:O)


【配信手続き】
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また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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