FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 104 号 (平成25年 5月 8日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 5月に入り、 新緑がまぶしい季節となり、 水研センターも 5月 1日からクールビズがスタートしましたが、 北海道の方では雪が降ったという報道があり、 体調や服装に気を配らないと大変ですね。
 水研センターの広報施設 「さかなと森の観察園 (栃木県日光市)」 では、 新緑の森の中でマスたちが元気に泳いでいます。 日光へお出かけの際は、 ぜひお立ち寄りください。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (4/30) 平成25年度第 1 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
・ (4/30) 平成25年度第 1 回日本海スルメイカ長期漁況予報
・ (4/23) 平成25年度第 1 回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「西海 (せいかい)」 を刊行
◆ お知らせ
・ 第 2 回 TON セミナーの案内
・ 平成25年竿釣り漁業が対象とするビンナガ来遊資源動向
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成25年度第 1 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
 今後 (5月〜 6月) のシラスの来遊量は、 紀伊水道の東部では不漁であった2012年、 平年を下回り、 西部では不漁であった2012年を上回るが平年を下回ると予測されます。 また、 大阪湾、 播磨灘東部および南西部では不漁であった2012年並み、 北西部では好漁であった2012年、 平年を下回ると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk25/20130430_s.pdf

◆ 平成25年度第 1 回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今期 (5月〜 7月) の日本海沿岸域へのスルメイカの来遊量、 漁期の開始、 魚体の大きさについて、 前年および近年 (2008〜2012年) 平均並みと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk25/20130430_n.pdf

◆ 第25年度第 1 回東北海区海況予報
 今後 (5月〜 6月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置は 「やや北偏〜北偏」 で推移、 親潮第 1 分枝の張り出しは 「平年並み〜南偏」 で推移、 三陸はるか沖合の暖水塊は停滞すると予測されます。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 44  「ビンナガ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第44回は、 "刺し身" や "照り焼き" などでおいしい 「ビンナガ」 を紹介します。


 ビンナガは 「スズキ目サバ科」 に分類され、 北緯50度から南緯45度の広い海域に生息しています。 漢字で 「鬢長」 と書くことから 「ビンチョウ」 や、 胸ビレが長くトンボの羽のように見えることから 「トンボ」 とも呼ばれます。

 北太平洋に生息するビンナガは、 台湾 ・ ルソン島付近からハワイ諸島近海の水温が24℃以上の海域で、 およそ80〜260万粒を周年 (4月〜 6月が盛期) で産卵します。

 ビンナガは、 生まれてすぐは腹部についている卵黄を吸収して成長します。 卵黄がなくなる頃には泳ぎはじめ、 動物プランクトンを食べるようになります。 さらに成長して泳ぐ力が強くなると、 自分より小さいマグロの仔魚なども食べるようになります。 その後、 生息している海域で、 エサとして利用できるものを食べるようになり、 三陸沖のビンナガは、 カタクチイワシやタコイカというイカの仲間を食べていました。

 成長は、 小型のまぐろ類であることから他のマグロに比べて遅いです。 1年で36センチ、 2年で51センチ、 7年でやっと101センチに成長します。

 ビンナガの漁獲量は、 2009年は65,034トン、 2010年は52,853トン、 2011年は59,317トンで、 ここ 5年の平均は 5.1万トンとなっています。

 高緯度で獲れたビンナガは、 脂がのっていて刺し身や寿司ネタとしておいしいです。 また、 照り焼きなど加熱してもおいしいです。 ビンナガをたたいて粗くミンチにして、 塩、 コショウなどで味を調えてフライにしたナゲットもおいしいです。 お試しあれ。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 国際漁業資源の現況 →  http://kokushi.job.affrc.go.jp/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「西海 (せいかい)」 第13号を刊行しました
 西海区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「西海 (せいかい)」 を発行しています。
 今号では 「マグロのトップブリーダーへの道 〜 マグロはどのような条件にすれば卵を産むのか?〜」 や 「綱渡りのアラメ藻場」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/print/index.html


【お知らせ】
◆ 第 2 回TONセミナーの案内
 テクノオーシャン ・ ネットワーク (TON) が開催するセミナーにおいて、 「水産と工学の連携」 をテーマに、 水研センターの和田理事が講演します。
 参加は無料ですが先着60名で締め切りますので、 お早めにお申し込み下さい。
 テクノオーシャン ・ ネットワーク (TON) は、 海洋に関する幅広い研究者 ・ 大学 ・ 団体 ・ 企業等の関係者が交流し意見交換することを目的として設立された任意団体です。

○ 日 時 : 平成25年 5 月23日 (木) 16:00 〜 19:00
○ 場 所 : 独) 海洋研究開発機構東京事務所 会議室 (東京都千代田区内幸町)
○ その他 : 申込みはテクノオーシャン ・ ネットワーク事務局へお願いします。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/event/20130523/index.html

◆ 平成25年竿釣り漁業が対象とするビンナガ来遊資源動向
 国際水産資源研究所は、 竿釣り漁業が対象としているビンナガがどれくらい来遊してくるのかを検討して、 平成25年分の情報を取りまとめました。

詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/25binnaga_summer.htm


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
震災に関する調査研究情報はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html#reports
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2013年 5月, 6月の写真は、 「クロマグロ (6歳)」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 5月 5日は、 「ワカメの日」 です。

 新ワカメの収穫が一段落して、 おいしい新ワカメが市場に出回る時期であること、 また、 ワカメの良さを知ってもらいたいことから、 1983年に日本わかめ協会が定めました。
 ワカメには、 子どもの成長、 発育に欠かせないミネラルやカルシウム、 血中コレステロール値の低下や動脈硬化や心筋梗塞を予防するアルギン酸やフコイダンなどを多く含んでいます。 また、 海中のリンや窒素を取込ながら成長するため、 水質浄化の役割もあります。 いろいろな面で役に立っていますね。  (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp