FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 106 号 (平成25年 7月10日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 7月に入り、 梅雨明けが報道がされるようになりました。 水研センター本部がある関東地方では、 例年より 2週間ほど早い梅雨明けだったようです。
 梅雨明けとともに、 暑い日が続いています。 熱中症にならないように、 適度な水分や塩分の補給を心がけたいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (7/09) 平成25年度第 2 回日本海海況予報
・ (6/28) 平成25年度第 2 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
・ (6/26) 平成25年度第 2 回東北海区海況予報
・ (6/25) マイワシ、 マサバ太平洋系群の増加傾向続く
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「東北水産研究ニュースレター」 を刊行
・ 「西海区水産研究所主要研究成果集」 を刊行
◆ お知らせ
・ 太平洋クロマグロ 0歳魚の回遊経路の初記録に成功
・ (7/13、 7/20、 7/26、 8/6) 研究所一般公開開催のお知らせ
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成25年度第 2 回日本海海況予報
 今後 (7月〜 9月) の見通しは、 対馬暖流域の表面水温は 「かなり高め」 で、 対馬暖流域の50メートル深水温は、 日本海西部および北部とも 「平年並み」 で経過すると予測されます。


◆ 平成25年度第 2 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
 今後 (7月〜 8月) の見通しは、 シラスの来遊量は、 紀伊水道西部を除き平年並みか上回り、 カタクチイワシの来遊量は平年を上回ると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk25/20130628.pdf

◆ 平成25年度第 2 回東北海区海況予報
 今後 (7月〜 8月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置は 「やや北偏〜北偏」 で推移、 親潮第 1分枝の張り出しは 「平年並み〜南偏」 で推移、 釧路南東沖の暖水塊は停滞し三陸沖合に暖水塊が形成されると予測されます。


◆ マイワシ、 マサバ太平洋系群の増加傾向続く
 水研センターは、 マイワシ、 マサバの資源評価調査を、 漁業情報等各種データに基づく解析と、 沖合域での調査船調査を毎年継続して実施しています。 一昨年の発表に引き続き、 本年もマイワシ、 マサバの増加傾向が継続していると判断しました。
 この春の調査で、 三陸沖合でエサを探して北上する魚群を確認していることから、 今秋も道東沖へ魚群が来遊して、 漁場が形成されると見込まれます。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 46  「コンブ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第46回は、 "つくだ煮" や "煮もの" などでおいしい 「コンブ」 を紹介します。


 コンブは 「コンブ目コンブ科」 に分類され、 主に北海道の沿岸域、 青森県から宮城県までの三陸沿岸に生息しています。 マコンブ、 ナガコンブ、 ミツイシコンブ、 リシリコンブなどをまとめてコンブや昆布、 こんぶとして表記されています。

 夏から初秋にかけて成熟を迎えたコンブは、 遊走子 (べん毛を使って運動する胞子) を放出します。 放出された遊走子は、 岩などにくっついて芽を出して成長します。 体の細胞のいくつかが生殖器官に変わり、 ここに精子と卵ができます。 受精卵は、 細胞分裂を繰り返して、 冬から春にかけて葉っぱの形に発育します。 水温が22度を超える頃に、 根元を残して一度枯れて 1年の成長を終えます。

 2年目の冬から春にかけて、 残った根元の部分から再び成長を始め、 1年目のものより大きくて、 厚みのあるコンブに成長します。 この 2年目のコンブを食用として採取します。

 マコンブ、 ナガコンブ、 ミツイシコンブ、 リシリコンブなどこんぶ類の漁獲量は、 2009年は80,115トン、 2010年は74,052トン、 2011年は61,339トン (暫定値) となっています。 また、 こんぶ類は養殖もされていて、 2009年は40,397トン、 2010年は43,251トン、 2011年は25,095トンと、 漁獲量の半分程度の生産量があります。

 コンブは、 主に乾燥させたものを出汁をとるために利用しています。 また、 加工品として、 つくだ煮や薄く削ったとろろ昆布などがあります。 子どもの頃、 酸っぱくてあまり食べられなかった酢こんぶやこんぶアメなどのおやつもありますね。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「東北水産研究ニュースレター」 第28号を刊行しました
 東北区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「東北水産研究ニュースレター」 を発行しています。
 今号では 「巨大津波は東北地方の内湾をどう変えたか −東日本大震災による岩手県内湾の底質環境の変化−」 と 「三陸河川におけるサケマス研究」 を掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/pub/letter/index.html

◆ 「西海区水産研究所主要研究成果集」 第17号 (平成24年度) を刊行しました
 西海区水産研究所は、 事業年度での最新または代表的な研究成果、 トピックスを取りまとめて、 「西海区水産研究所主要研究成果集」 を発行しています。
 平成24年度は46課題をとりまとめ、 「東シナ海における小型浮魚類を対象とした複数魚種の総合的管理方策の検討」 や 「新規養殖種の開発」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/seika/index.html


【お知らせ】
◆ 太平洋クロマグロ 0歳魚の回遊経路の初記録に成功
 国際水産資源研究所は、 太平洋クロマグロ資源管理を推進するための調査研究の一環として、 幼魚の回遊生態に関する情報の収集、 蓄積に取り組んでいます。
 このたび、 0歳魚への記録型標識の取付、 放流に初めて成功して、 資源環境下での回遊情報を連続的に記録できるようになりました。

詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/2013kuromaguro.htm

◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 7月初旬から 8月初旬に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

瀬戸内海区水産研究所廿日市庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成25年 7月13日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 広島県廿日市市丸石

 詳しくはこちらから →  http://feis.fra.affrc.go.jp/event/h25koukai/h25kaisai/index.html

国際水産資源研究所俊鷹丸一般公開
 ○ 日 時 : 平成25年 7月20日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 清水港江尻ふ頭 (静岡県静岡市清水区)
 ○ その他 : サンダルやハイヒールなどでの来場はご遠慮下さい。 雨天時は中止します。

 詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/open/2013shokoukai.htm

日本海区水産研究所宮津庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成25年 7月26日 (金) 10:00 〜 16:00
 ○ 場 所 : 京都府宮津市小田宿野

 詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/event/h25ottp-miyazu/

増養殖研究所日光庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成25年 8月 6日 (火) 9:00 〜 16:00
 ○ 場 所 : 栃木県日光市中宮祠

 詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/event/koukai13/nikko_a.html


【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、 迅速に情報提供を行っていきます。 7月 9日に、 「大型クラゲの出現状況 (国際フェリー調査結果等) について (第 1 報)」 を発信しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
震災に関する調査研究情報はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html#reports
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2013年 7月, 8月の写真は、 「クロソイ (稚魚)」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 7月22日は、 「土用の丑の日」 です。 (今年は 8月 3日もです。)

 厳密にいえば、 春夏秋冬の各季節の変わり目の18日間にある丑の日のことです。
 どうしても夏の土用の丑の日に注目されてしまいますが、 なぜウナギを食べるようになったのかは、 諸説あるようです。 暑い夏の日ではウナギが売れないとうなぎ屋に相談された平賀源内が、 「本日、 土用丑の日」 と張り紙を出させたところ、 商売が繁盛したことから土用の丑の日にウナギを食べる習慣になったと言われています。
 「う」 のつく食べ物をたべると病気にならないとも言われています。 ウナギだけでなく、 牛、 馬、 梅干し ・・・ 、 夏バテや食欲がなくなったときに食べると良いものばかりですね。  (担当:O)


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