FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 116 号 (平成26年 5月14日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 5月に入り、 新緑がまぶしい時期となりました。 ゴールデンウィークでリフレッシュできた人、 まだ休みの感覚を引きずっている人もおられると思います。。
 来月からはサッカーワールドカップブラジル大会が始まります。 ゆっくり見られるように、 仕事を片付けたいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (4/30) 平成26年度第 1 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
・ (4/30) 平成26年度第 1 回日本海スルメイカ長期漁況予報
・ (4/25) 平成26年度第 1 回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「 (叢書) マグロの資源と生物学」 を刊行
・ 「FRANEWS」 を刊行
・ 「北の海から」 を刊行
・ 「日本海リサーチ&トピックス」 を刊行
◆ お知らせ
・ 平成26年竿釣り漁業が対象とするビンナガ来遊資源動向
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成26年度第 1 回瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報
 今後 (5月〜 6月) のシラスの来遊量は、 紀伊水道東部では不漁であった2013年並み、 西部では不漁であった2013年を上回るが平年 (1985〜2012年の平均) を下回る、 大阪湾では好漁であった2013年および平年を下回る、 播磨灘東部では平年並みであった2013年を下回る、 南西部では不漁であった2013年を上回るが平年を下回る、 北西部では好漁であった2013年および平年を下回ると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk26/20140430_s.pdf

◆ 平成26年度第 1 回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今後 (5月〜 7月) の見通しは、 来遊量は近年 (平成21年〜25年) 平均を下回り、 前年並み、 漁期の開始は前年より遅く、 近年平均並み、 魚体の大きさは前年および近年の平均並みと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk26/20140430_n.pdf

◆ 平成26年度第 1 回東北海区海況予報
 今後 (5月〜 6月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置はやや北よりで、 親潮第 1 分枝の張り出しはやや南よりで推移して、 房総半島沖に冷水域、 犬吠埼はるか沖に暖水塊が形成されると予測されます。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 56  「キンメダイ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第56回は、 "刺し身" や "煮付け" などでおいしい 「キンメダイ」 を紹介します。


 キンメダイは 「キンメダイ目キンメダイ科」 に分類される魚で、 太平洋、 インド洋、 大西洋の温帯から熱帯域と広く、 日本では北海道釧路沖より南の海域で水深が200メートルより深いところに生息しています。

 キンメダイは、 夏に産卵期をむかえ、 大きさが直径約 1ミリの卵をおよそ280万粒産みます。 2〜 3日でふ化したキンメダイの大きさは 2〜 3ミリで、 お腹の油球を吸収して成長します。 この時期に口が開くようになり、 胸びれと腹びれが出現します。

 1年で15センチ、 3年で30センチ程度まで成長して、 およそ50センチで成魚の大きさとなります。 成長とともに、 生息する水深も200メートル付近から300メートルより深いところへと移動します。

 キンメダイの漁獲量 (千葉県、 東京都、 神奈川県、 静岡県、 高知県) は、 2010年で5,676トン、 2011年で5,330トン、 2012年で約4,930トンと年々減少しています。 1980年から2004年までは、 5,000から11,000トンの間を増減して、 2009年までは7,500トン前後で安定していました。 このため、 小さいキンメダイの再放流、 休漁期間の設定、 漁具、 漁法の規制などで資源を守る取り組みを行っています。

 キンメダイは、 刺し身や煮付け、 ブイヤベースなどでおいしくいただけます。 また、 加工品として、 干もの、 みそ漬けなどもおいしいです。 特に、 目の周りは絶品です。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 水研センター叢書第10号 「マグロの資源と生物学」 を刊行しました
 マグロに関する最新の研究成果、 資源問題、 ワシントン条約などの環境問題、 近年盛んになった養殖に関する情報をとりまとめた、 水研センター叢書 「マグロの資源と生物学」 が出版されました。

○ 編著者 : 中野秀樹
○ 著 者 : 伊藤智幸、 岡雅一、 岡本浩明、 小倉未基、 黒田啓行、 玄浩一郎、 佐藤圭介、澤口小有美、
        鈴木治郎、 鈴木伸明、 高橋紀夫、 竹内幸夫、 田中庸介、 田邉智唯、 張成年、 二階堂英城、
        西田勤、 松原孝博、 升間主計、 三宅真、 宮部尚純、 武藤文人、 持田和彦 (五十音順)
○ 価 格 : 4,300円 + 消費税
○ 出版社 : 成山堂書店

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/sousho/10tuna.html

◆ 「FRANEWS」 第38号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRANEWS」 第38号を刊行しました。 今号の特集は、 「アサリ 〜知る、 調べる、 守る、 増やす〜」 です。
 日本人にとってなじみ深いアサリについて、 資源の減少の原因究明や資源の回復をめざした研究開発について、 わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#fnews

◆ 「北の海から」 第19号を刊行しました
 北海道区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「北の海から」 を発行しています。
 今号では 「北水研らの海洋モニタリング調査が国際的な賞を受賞!」 や 「スケトウダラの初期生活史における分布・ 密度決定要因の解析 (長期在外研究を終えて) 」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://hnf.fra.affrc.go.jp/kankoubutu/kitaumi.html

◆ 「日本海リサーチ&トピックス」 第14号を刊行しました
 日本海区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「日本海リサーチ&トピックス」 を発行しています。
 今号では 「アカモクを日本海特産海藻に! 〜アカモクに対する消費者意識調査〜」 や 「サイドスキャンソナーによる海底漁具の探索に向けた試み」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/pub/rt/


【お知らせ】
◆ 平成26年竿釣り漁業が対象とするビンナガ来遊資源動向
 国際水産資源研究所は、 竿釣り漁業が対象としているビンナガがどれくらい来遊してくるのかを検討して、 平成26年分の情報を取りまとめました。

詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/26binnaga_summer.htm


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
震災に関する調査研究情報はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html#reports
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2014年 5月, 6月の写真は、 「サケの稚魚」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 5月18日は、 「国際博物館の日」 です。

 博物館が社会的に果たす役割について、 広く市民にアピールすることを目的として、 国際博物館会議 (ICOM) が1977年に制定しました。 日本では、 日本博物館協会が中心となって2002年から参加しています。 今年の世界共通テーマは 「Museum collections make connections. (コレクションは世界をつなぐ) 」 だそうです。
 全国の博物館、 美術館等では、 5月18日に展示の無料公開や記念品の配布、 セミナーなどいろいろな催しが行われます。 お出かけの際は、 博物館などに立ち寄ってみてはいかがですか?  (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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  ていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。

配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp