FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 117 号 (平成26年 6月11日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 5月末に九州地方で梅雨入りしたと報道されていましたが、 6月に入り、 東北北部まで一気に梅雨入りしました。 雨で薄暗く、 なんとなく憂鬱な気分になってしまいそうです。 雨の日限定のサービスをしている場所もありますので、 気分転換に外出してみませんか。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (5/23) 大型陸上水槽でのくろまぐろの産卵に成功!
・ (5/27) 平成26年度日本海マアジ長期漁況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「おさかな瓦版」 を刊行
・ 「西海 (せいかい) 」 を刊行
・ 「西海区水産研究所主要研究成果集」 を刊行
・ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 を刊行
◆ お知らせ
・ (7/19、 7/26) 研究所一般公開開催のお知らせ
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 大型陸上水槽でのクロマグロの産卵に成功! −人工種苗の安定的生産への第一歩−
 水研センターは、 5月16日に採卵を目的とした大型陸上水槽としては世界で初めて、 クロマグロが産卵するとともに、 受精卵の確保に成功しました。


◆ 平成26年度日本海マアジ長期漁況予報
 今後 (5月〜 9月) のマアジ来遊量の見通しは、 日本海 (島根県から新潟県) の西部、 中北部ともに前年並みと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk26/20140527.pdf


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 57  「マボヤ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第57回は、 "酢の物" や "刺し身" などでおいしい 「マボヤ」 を紹介します。


 マボヤは 「マボヤ目マボヤ科」 に分類されるとても原始的な形態をもつ動物 (ふ化したばかりのマボヤは脊索 (せきさく。 背骨の原形) 動物で、 成長とともに脊索が退化します) で、 日本全国の沿岸に生息しています。 形がパイナップルに似ていることから 「海のパイナップル」 とも呼ばれています。

 マボヤは、 11月から 3月に産卵期をむかえます。 雌雄同体で、 体の中央に卵巣があり、 その周りに精巣があります。 出水孔から卵と精子を噴出して受精した卵は、 2日ほどでふ化します。

 ふ化した姿は、 オタマジャクシに似ています。 半日から 3日間ほど浮遊生活をしたのち、 頭部にある突起で岩などに固着して定住生活します。 1年で 1センチ、 2年で 10センチ、 3年で 15センチ程度まで成長します。

 ほや類 (マボヤ、 アカボヤ) の養殖生産量は、 2010年で10,272トン、 2011年で693トン、 2012年で610トンとなっています。 東日本大震災の影響で生産量が減少していますが、 今年から水揚げが再開されたようですので、 震災前の10,000トン前後の生産量に戻るのを期待しましょう。

 マボヤは、 酢の物や刺し身、 天ぷらなどでおいしくいただけます。 また、 加工品として、 塩辛やかす漬けなどもおいしいです。 鮮やかなオレンジ色、 外皮がパンパンに張っているものが良いです。 さばく時に中から水や排泄物が飛び出すことがありますので、 突起している部分が 「+ (プラス) 」 に見える方を先に落としてから 「− (マイナス) 」 に見える方を落とすと良いですよ。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」 第59号を刊行しました
 水研センターのニュースレター 「おさかな瓦版」 第59号を刊行しました。 シリーズ 「川や湖のさかなたち」 では、 「フナ」 をとりあげています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#letter

◆ 「西海 (せいかい) 」 第15号を刊行しました
 西海区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「西海 (せいかい) 」 を発行しています。
 今号では 「有明海のカキの水質浄化機能」 や 「磯の貝類に見る生態系の変化」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/print/index.html

◆ 「西海区水産研究所主要研究成果集」 第18号 (平成25年度)を刊行しました
 西海区水産研究所は、 事業年度での最新または代表的な研究成果、 トピックスを取りまとめて、 「西海区水産研究所主要研究成果集」 を発行しています。
 平成25年度は41課題をとりまとめ、 「植食性魚類のヒジキ食害に関する実態調査」 や 「二枚貝類の母貝生息域の特定、 保全調査」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/seika/snf13/seikano.18.pdf

◆ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 第13号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環として、 ニュースレターを定期的に発行し、 地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号には、 漁具診断 2件と地域の取り組み事例 1件などを掲載しています。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 7月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

瀬戸内海区水産研究所廿日市庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成26年 7月19日 (土)
 ○ 場 所 : 広島県廿日市市丸石
 ○ その他 : 詳細が決まり次第、再度お知らせします。

 詳しくはこちらから →  http://feis.fra.affrc.go.jp/

増養殖研究所玉城庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成26年 7月26日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 三重県度会郡玉城町

 詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/event/koukai14/tamaki_a.html


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
震災に関する調査研究情報はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html#reports
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2014年 6月, 7月の写真は、 「マグロの同居人 (ハナミノカサゴ) 」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 6月 1日は、 「鮎 (アユ) の日」 です。

 報道などで既にご存じの方もおられるかと思いますが、 全国鮎養殖漁業組合連合会が今年に制定したばかりの新しい記念日です。 魚を食べる習慣が減っていること、 鮎をもっと知ってもらうために、 全国的に鮎漁の解禁が集中する 6月 1日としたそうです。
 鮎を釣って勝敗を占ったから 「魚+占う」 で鮎、 縄張りで場所を独占するから 「魚+占める」 で鮎、 など鮎の由来が言われています。 鮎でワールドカップでの日本代表の勝敗を占いたいものです。  (担当:O)


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配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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