FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 124 号 (平成27年01月14日発行)

 読者の皆さま、 明けましておめでとうございます。
 今年は、 どのような目標を掲げたでしょうか?本年もホットなニュースをお届けできるように、 職員一同まい進していきたいと思いますので、 今後とも水研センターをよろしくお願いいたします。

【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (12/22) 平成26年度第 2 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
・ (12/18) 平成26年度第 4 回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「FRAnews」 を刊行
・ 「北の海から」 を刊行
・ 「東北水産研究レター」 を刊行
・ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 を刊行
◆ お知らせ
・ 平成25年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載
・ (12/10) 2014年農林水産研究成果10大トピックスに選定
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成26年度第 2 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
 今後 (1月〜 6月) の来遊量の見通しは、 マイワシは1歳魚を主体に前年並みから上回る海域が多い、 カタクチイワシとマアジは前年並みから下回る、 ウルメイワシは海域によって異なるが全体としては豊漁であった前年を下回る、 マサバは伊豆諸島から西では前年並みから上回り、 犬吠埼より北では多かった前年を下回るが高水準、 ゴマサバは前年を上回る海域が多いと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk26/20141222.pdf

◆ 平成26年度第 4 回東北海区海況予報
 今後 (平成26年12月〜 1月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置は平年並みからやや北偏で推移、 親潮第 1 分枝の張り出しは平年並みからやや南偏で推移、 釧路沖の暖水塊は停滞して、 三陸近海の暖水塊は12月まで停滞したのちに消滅すると予測されます。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 64  「ヤリイカ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第64回は、 "刺し身" や "煮付け" などでおいしい 「ヤリイカ」 を紹介します。


 ヤリイカは 「ツツイカ目ヤリイカ科 (またはジンドウイカ科) 」 に分類され、 北海道の南部から九州、 朝鮮半島の西岸、 黄海、 渤海 (ぼっかい) に生息しています。 今回は、 岩手県南部から本州太平洋岸、 四国および九州沿岸に生息するものを中心に記載します。

 1月下旬から 4月下旬にかけて、 水温が12から14度の水深70から150メートル付近に接岸して、 40から100粒の卵が入ったゼラチン質の袋を、 岩棚などに産み付けます。

 1から 2ヶ月でふ化したヤリイカは、 外套背長 (がいとうはいちょう。 筒状の部分の長さ) が 3ミリ程度です。 外套背長が 5センチほどに成長する頃には、 水深150メートル付近に移動して、 さらに深いところまで生息する場所を拡げて成長します。

 外套背長が18センチを超える頃に成熟して、 水深100メートル前後に移動して産卵、 寿命 (ほぼ 1年) を向かえます。

 ヤリイカの漁獲量 (太平洋系群) は、 2010年で2,596トン、 2011年で1,778トン、 2012年で約4,377トンとなっています。 2005年に過去最低の947トンを記録しましたが、 1,200トンから5,100トンの間を増減しています。

 ヤリイカは、 刺し身や煮付けなどでおいしくいただけます。 卵を持った 「子持ちイカ」 もおいしいです。 冬イカとも言われるように今が旬を向かえています。 いろんな調理で味わってみたいものです。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 わが国周辺の水産資源の現状を知るために →  http://abchan.fra.go.jp/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRAnews」 第41号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRAnews」 第41号を刊行しました。 今号の特集は、 「海草 ・ 海藻 −意外と知られていない水中の植物− 」 です。
 海草と海藻の違いや、 海草 ・ 海藻が密に生えているところ (藻場) の役割などについて、 わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#fnews

◆ 「北の海から」 第21号を刊行しました
 北海道区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「北の海から」 を発行しています。
 今号では 「スルメイカの来遊状況に変化?」 と 「飼育実験によるスケトウダラの生物特性に関する研究」 を掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://hnf.fra.affrc.go.jp/kankoubutu/kitaumi.html

◆ 「東北水産研究レター」 第34号を刊行しました
 東北区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「東北水産研究レター」 を発行しています。
 今号では 「大津波は砂浜域の魚類群集に影響をおよぼしたのか?」 と 「海面養殖用ギンザケの高成長系統の作出を目指して」 を掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/pub/letter/index.html

◆ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 第15号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環として、 ニュースレターを定期的に発行し、 地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号には、 地域の取り組み事例と第 4 回研究大会の開催概要を掲載しています。



【お知らせ】
◆ 平成25年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載しました
 開発調査センターは、 平成25年度に実施した海洋水産資源開発事業の調査結果をホームページへ掲載しました。


◆ 2014年農林水産研究成果10大トピックスに選定されました
 農林水産技術会議事務局が選定する 「2014年農林水産研究成果10大トピックス」 で、 水研センターの成果 「ニホンウナギ仔魚飼育大型水槽で成功」 が選定されました。

詳しくはこちらから →  http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/141210_2.htm


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html


【今月の壁紙】
 水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
 2014年1月, 2月の写真は、 「コンニャクカジカ」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
 水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 1月25日は 「寒の土用丑の日」 です。

 夏場の 「土用丑の日」 が注目されてしまいますが、 土用は立春、 立夏、 立秋、 立冬のそれぞれ前の18日間あって、 その期間の丑の日を 「土用丑の日」 と呼びます。
 寒の土用丑の日は、 諏訪湖のほとりにある長野県岡谷市の 「うなぎのまち岡谷の会」 が、 夏の土用丑の日と同様に冬もウナギを食べる習慣を広めようと、 1998年に制定しました。
 昨年は、 ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されました。 高くてなかなか口にする機会がありませんが、 ウナギを食べて風邪に負けない身体にしたいものです。  (担当:O)


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