FRA:国立研究開発法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 129 号 (平成27年06月10日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 今週に入り、 本部のある関東地方でも梅雨入りしました。 じめじめしていやな季節ですが、 夏を迎えるための時季と割り切って過ごしたいものです。 カナダでは、 女子サッカーワールドカップが開催されています。 なんとなく憂鬱な気分を、 熱気で吹き飛ばしてもらいたいですね。

【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (05/28) 平成27年度日本海マアジ長期漁況予報
・ (05/22) 拡張版日本海海況予測システム (JADE2) の運用を開始
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「おさかな瓦版」 を刊行
・ 「西海 (せいかい) 」 を刊行
・ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 を刊行
◆ お知らせ
・ (07/25) 研究所一般公開開催のお知らせ
・ フェイスブックを始めました
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆平成27年度日本海マアジ長期漁況予報
 今後 (5月〜 9月) の来遊量の見通しは、 西部 (島根県から福井県) 、 中北部 (石川県から新潟県) ともに前年 (平成26年 5月から 9月) を上回ると予想されます。


◆拡張版日本海海況予測システム (JADE2) の運用を開始
 このたび、 対象海域を東シナ海まで拡張した 「拡張版日本海海況予測システム JADE2」 を新たに構築し、 運用を開始しました。 本システムにより、 スルメイカ、 マアジ等の重要水産資源の漁況の予測をはじめ、 大型クラゲの来遊予測など、 水産業への活用を図っていきます。 また、 ウェブサイトから誰でも予測結果を見ることができますので、 漁業者や海を利用する一般の方々にも有用な情報を提供できるものと期待しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr27/20150522/index.html
拡張版日本海海況予測システム JADE2 はこちらから →  http://jade2.dc.affrc.go.jp/jade2/


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 69  「シマアジ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第68回は、 "刺し身" や "塩焼き" などでおいしい 「シマアジ」 を紹介します。


 シマアジは 「スズキ目アジ科」 に分類され、 岩手県から南の沿岸域から伊豆諸島、 小笠原諸島にかけて、 主に黒潮流域の太平洋沿岸に生息しています。 体高があって、 平らで長い卵形をしていて、 口から尾にかけて体側に黄色い線が入っています。

 シマアジは11月から 2月にかけて産卵します。 受精してから約40時間でふ化して、 プランクトンとして海中を漂って生活します。

 2〜 3センチに成長して自分で泳げるようになると、 流れ藻を住みかとして生活するようになります。 1年で約18センチ、 2年で約30センチ、 3年で約40センチまで成長します。 1メートルを超える大物になることもあります。

 シマアジは天然の水揚げ量が少ないため、 漁獲統計データはありません。 養殖による生産量は、 2011年は3,082トン、 2012年は3,131トン、 2013年は3,155トンと3,000トンを超える生産量となっています。

 シマアジの養殖は、 1955年ごろから天然の稚魚を捕まえて育てるやり方で始められて、 全国的に普及したのは1963年ごろです。 1980年代後半から親のシマアジから採卵して育てた人工種苗を利用する養殖へ変わってきました。 これにより安定した生産ができるようになりました。

 シマアジは、 刺し身や塩焼きなどでおいしい魚です。 釣りの対象としても人気がありますが、 唇がうすいので取り逃がしやすいです。 釣り上げたら、 いろいろな食べ方で、 シマアジを味わってみたいものです。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」 第65号を刊行しました
 水研センターのニュースレター 「おさかな瓦版」 第65号を刊行しました。 シリーズ 「いろんな漁業」 では、 「かつお一本釣り漁業」 をとりあげています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#letter

◆ 「西海 (せいかい) 」 第17号を刊行しました
 西海区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「西海 (せいかい) 」 を発行しています。
 今号では 「タイラギ人工種苗の大量生産と垂下育成試験」 や 「有明海の水質環境をめぐるさまざまな問題」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/print/index.html

◆ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 第17号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環として、 ニュースレターを定期的に発行し、 地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号では、 地域の取り組み事例 2件と普及指導の現場から 1件を掲載しています。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 7月下旬に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

増養殖研究所南勢庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成27年 7月25日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 増養殖研究所南勢庁舎 (三重県度会郡南伊勢町)
 詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/event/koukai15/nansei_a.html

◆ フェイスブックを始めました
 水研センターのフェイスブックページを開設しました。 イベント開催の案内や動画などの情報を提供していきますので、 よろしくお願いいたします。

詳しくはこちらから →  https://www.facebook.com/960145180671208


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html


【今月の壁紙】
 水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
 2014年 6月, 7月の写真は、 「さくらの滝 (サクラマス) 」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
 水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 6月 8日は 「世界海洋デー」 です。

 国際社会が直面している海洋関連の問題について、 全世界的に考える機会とするために、 2008年の国連総会において決定して、 翌2009年 6月 8日から始まりました。
 海は地球の約7割を占めていて、 陸上よりも多い数の生き物が生息しています。 私たちが継続して利用していくために、 もう一度見つめ直したいものです。  (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

 ※このメールマガジンが「迷惑メール」に判定され、ゴミ箱や迷惑メールのフォルダへ 振り分けられる場合があります。
  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけ
  ていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。

配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp