FRA:国立研究開発法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 132 号 (平成27年09月09日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 9月に入り、 昨年より過ごしやすく感じていますが、 雨、 台風と天気の方はパッとしない日が続いています。 天気予報で最新の情報を確認しておきたいものです。
 各地では、 サンマなど秋の味覚にちなんだ行事が開催されています。 一足早く、 秋を楽しみたいものです。

【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (09/07) 放射能調査研究成果を英語で出版
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「水産技術」 を刊行
・ 「日本海リサーチ&トピックス」 を刊行
・ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 を刊行
◆ お知らせ
・ (09/23) さっぽろサケフェスタ2015に出展
・ (10/03) 第 6 回サイエンスステージを開催
・ (10/03、 10/18) 研究所一般公開開催のお知らせ
・ (10/11) 清水港マグロまつり2015に出展
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆放射能調査研究成果を英語で出版
 東日本大震災にともなう福島第一原子力発電所事故により、 大量の放射性物質が海洋や河川 ・ 湖沼に放出されました。 事故直後から取り組んできた測定や調査結果を、 データとともに世界に向けて発信し、 水産物の放射性物質による汚染とその回復過程を正しく理解していただくため、 英語版として 「Impacts of the Fukushima Nuclear Accident on Fish and Fishing Grounds」 を出版しました。

○ 編 者 : 中田薫、 杉崎宏哉
○ 出版社 : Springer
○ 言 語 : 英語
○ その他 : オープンアクセス書籍ですので、 どなたでも無料でダウンロードできます。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr27/20150907/index.html


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 72  「クロカジキ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第72回は、 "刺し身" や "ステーキ" などでおいしい 「クロカジキ」 を紹介します。


 クロカジキは 「スズキ目マカジキ科」 に分類される魚で、 太平洋では (大西洋にもいます) の北緯40度から南緯40度の表層水温が24度よりも暖かい水域に生息しています。 日本では 「クロカワカジキ」 とも呼ばれています。

 太平洋では、 赤道周辺では周年、 日本に近い北西太平洋では 4〜 6月に産卵します。 ふ化したクロカジキの仔魚は 3ミリ程度で、 かじき類の特徴である吻 (ふん) がないため、 ほかの魚類の仔魚との判別がむずかしいです。

 ふ化してから約 4週間後には10〜20ミリ、 100日後には約100センチまで成長します。 幼魚期に短かった吻は、 このころからさらに伸び始めます。 4歳まではオスメスともに同じように成長しますが、 4歳を過ぎるとオスの成長が遅くなり、 メスの方が大きくなり、 全長4.5メートル、 体重600キロ以上になります。

 クロカジキとシロカジキをあわせたくろかじき類の漁獲量は、 2011年は4,494トン、 2012年は3,907トン、 2013年は3,858トンとなっています。 1960年代前半には30,000トンを超える漁獲量がありましたが、 年々減り始めて1995年以降は10,000トンより少なくなっています。

 水研センターでは、 クロカジキを含むかじき類の生態を把握するため、 行動を記録する電子標識をつけてどのようなところを回遊しているのか調べたり、 海外の研究者と情報交換をしながら継続してかじき類を漁獲できるように調べたりしています。

 クロカジキは、 照り焼きやムニエルなどでおいしくいただけます。 また、 漁獲後の冷凍技術の向上もあり、 刺し身でもおいしくいただけます。 加工品として、 みそ漬けやいろいろな味付けのものがスーパーなどで見かけられます。 自分好みの食べ方を見つけたいものです。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 国際漁業資源の現況 →  http://kokushi.job.affrc.go.jp/
 おさかな瓦版 「No.50 かじき類」  →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no50.pdf


【刊行物のお知らせ】
◆ 「水産技術」 第 8 巻第 1 号を刊行しました
 水研センターと公益社団法人日本水産学会は、 水産業に役立つ技術をいち早く伝え、 最新技術の活用促進を目的として、 「水産技術」 を刊行しています。
 今号には、 「バフンウニ種苗生産時に発生する棘抜け症防除に関する研究」 や 「漁船漁業の省エネルギー化に向けた 「見える化」 装置の開発と運用試験」 などを掲載しています。


◆ 「日本海リサーチ&トピックス」 第17号を刊行しました
 日本海区水産研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「日本海リサーチ&トピックス」 を発行しています。
 今号では 「日本海で採集されたクロマグロ仔魚の餌生物」 や 「日本海沿岸の砂浜の立地環境と汀線域の二枚貝の分布」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/pub/rt/index.html

◆ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 第18号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環として、 ニュースレターを定期的に発行し、 地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号では、 地域の取り組み事例 1件と普及指導の現場から 1件などを掲載しています。



【お知らせ】
◆ さっぽろサケフェスタ2015に出展します
 北海道区水産研究所は、 9月23日に開催される 「さっぽろサケフェスタ2015」 に出展します。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は、 ぜひお立ち寄り下さい。

○ 日 時 : 平成27年 9月23日 (水 ・ 祝)  10:00 〜 16:00
○ 場 所 : 札幌市豊平川さけ科学館 (札幌市南区真駒内公園)
○ 展示内容 : サケの年齢しらべや実物大模型展示、 おさかなクイズなど

詳しくはこちらから →  http://www.sapporo-park.or.jp/sake/?p=3058

◆ 第 6 回サイエンスステージを開催します
 横浜 ・ 八景島シーパラダイスの協力のもと、 第 6 回サイエンスステージを開催します。
 今年は 「うなぎのふしぎ」 と題して、 水研センターで研究しているニホンウナギの生態解明、 完全養殖などの成果を紹介します。 なかなか見ることのできないレプトセファルス幼生の公開、 ウナギのタッチプール、 チリメンモンスター捜しも開催します。
 事前申込みは不要ですので、 ご家族連れでお越しください。

○ 日 時 : 平成27年10月 3日 (土)  10:00 〜 16:00
○ 場 所 : 横浜 ・ 八景島シーパラダイスアクアミュージアム前広場 (横浜市金沢区)

詳しくはこちらから →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/koukai/h27/ScienceStage.html
横浜 ・ 八景島シーパラダイスのHPはこちらから →  http://www.seaparadise.co.jp/

◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 9月下旬から10月上旬に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

日本海区水産研究所新潟庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成27年10月 3日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 日本海区水産研究所新潟庁舎 (新潟県新潟市中央区)
 詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/event/h27ottp-niigata/index.html

西海区水産研究所亜熱帯研究センター一般公開
 ○ 日 時 : 平成27年10月 3日 (土) 10:00 〜 16:00
 ○ 場 所 : 西海区水産研究所亜熱帯研究センター (沖縄県石垣市字桴海大田)
 詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/27koukai_i/koukai_i_15_a.html

中央水産研究所一般公開
 ○ 日 時 : 平成27年10月18日 (日)
 ○ 場 所 : 中央水産研究所 (神奈川県横浜市金沢区)
 詳しくはこちらから →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/event_openhouse.html

第13回ながさき水産科学フェア (西海区水産研究所長崎庁舎一般公開)
 ○ 日 時 : 平成27年10月18日 (日)
 ○ 場 所 : 長崎県長崎市多以良町
 ○ その他 : 長崎総合水産試験場、 長崎大学環東シナ海環境資源研究センターを含む、 3機関合同の施設公開と
         イベントを実施します。
 詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/index.html


◆ 清水港マグロまつり2015に出展します
 国際水産資源研究所は、 10月11日に開催される 「清水港マグロまつり2015」 に出展します。 まぐろのはく製や貴重な調査資料など、 海やさかなに関するものを展示します。
 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は、 ぜひお立ち寄り下さい。

○ 日 時 : 平成27年10月11日 (日) 9:00 〜 16:00
○ 場 所 : 静岡市清水文化会館 (静岡県静岡市清水区)
○ その他 : マグロまつりは、 清水駅周辺や魚市場などでもイベントがあります。

詳しくはこちらから →  http://www.maguro-m.com/event.html


【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、 迅速に情報提供を行っていきます。 9月 8日に、 「大型クラゲの出現状況 (国際フェリー調査結果等) について (第 3 報) 」 を発信しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/index.html


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html


【今月の壁紙】
 水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
 2014年 9月, 10月の写真は、 「ミナミトビハゼの腕立て伏せ」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
 水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 9月 1日は 「防災の日」 です。

 地震や風水害等に対する心構えなどを育成するために、 1960年 6月11日の閣議で 9月 1日を防災の日として制定しました。
 1923年 9月 1日に発生した関東大震災の教訓を忘れない、 この時期に多い台風への心構えという意味がこめられているそうです。 各地で防災訓練などが行われている報道を良く目にする時期ですね。  (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけ
  ていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。

配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp