おさかな通信 第 136 号 (平成28年01月13日発行)

 読者の皆さま、 あけましておめでとうございます。
 今年はどのような目標をたてましたか? ホットなニュースをお届けできるよう、 職員一同まい進してまいります。
 4月に水産大学校との統合を控えておりますが、 引き続きよろしくお願いいたします。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (12/14) マイワシの資源量の増加傾向がさらに強まる可能性が高い状況です
・ (12/21) 平成27年度第 2 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
・ (12/21) 平成27年度第 4 回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「水産総合研究センター叢書」 を出版
・ 「FRAnews」 を刊行
◆ お知らせ
・ (01/28) 平成27年度海洋水産資源開発事業成果報告会の開催について
・ (01/29 ~ 31) ジャパンフィッシングショー2016に出展
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ マイワシの資源量の増加傾向がさらに強まる可能性が高い状況です
 水研センターは、 マイワシ資源評価のために、 毎年秋に太平洋北西沖合域の調査を続けています。 2011 ~ 2014年生まれのマイワシも数が多く、 最近の資源量および漁獲量が増加傾向にあることが既にわかっています。
 今回、 2015年秋の調査で、 今年生まれの0歳魚がたくさん生き残っており、 これは2010 ~ 2014年生まれを大きく上回る数であることがわかりました。 このため、 今後マイワシ資源量の増加傾向がさらに強まる可能性が高いと考えられます。


◆ 平成27年度第 2 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
 今後 ( 1月 ~ 6月) の来遊量予測は、 マイワシは1歳魚を主体に前年を上回る海域が多い、 カタクチイワシは前年を下回る海域が多い、 ウルメイワシは前年並~上回る海域が多い、 マアジは前年並~下回る、 マサバは伊豆諸島より西では前年を上回り、 犬吠より北だは多かった前年並~下回る、 ゴマサバは前年を上回る海域もあるが、 前年並~下回ると予測します。


◆ 平成27年度第 4 回東北海区海況予報
 今後 (12月 ~ 平成28年 1月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置はやや南偏で推移、 親潮第一分枝の張り出しは極めて北偏で推移、 釧路沖の暖水塊は停滞し、 三陸近海の暖水塊は12月まで停滞したのち東進する、 三陸はるか沖の暖水塊は停滞すると予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 76  「ホウボウ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第76回は、 刺し身や煮付けなどでおいしい 「ホウボウ」 を紹介します。


 ホウボウは、 カサゴ目ホウボウ科に分類される魚で、 北海道南部より南の日本各地、 朝鮮半島、 ぼっ海、 黄海、 東シナ海、 台湾、 南シナ海の浅いところから水深600メートルほどの深海までにすんでいます。 主に砂底の海底にいて、 釣り、 刺し網、 定置網、 底びき網などで漁獲されています。

 体の色は赤っぽく、 頭が大きくて、 円すいを横に倒したような体型をしています。 体長の 3分の 1を超える大きな胸びれを持っていて、 広げると緑色の地にコバルトブルーの縁取りと水玉模様があり、 色鮮やかです。 この大きな胸びれを、 敵を威嚇するときや求愛行動の時に広げるようです。 胸びれの一部が変化した片側3本ずつの足のようなもので、 海底のエサを探します。 この足のようなものは胸鰭遊離条と呼ばれ、 においや味を感じることができると言われています。

 ホウボウは、 12月から翌年 5月にかけて産卵します。 生まれた卵は直径約1.2ミリで、 水温が15℃で 4~ 5日でふ化します。 成長がとても遅い魚で、 1年で13センチぐらいにしかなりません。 4年で30センチぐらいになって成熟をむかえ、 最大で40センチを超えます。 夜行性で、 エビやカニ、 ゴカイなどをエサとしています。

 ホウボウは白身の魚で、 刺し身や煮付け、 塩焼きなとで食べられます。 また、 ゼラチン質が多いため、 煮こごりもおいしいです。 ヨーロッパなどでは、 ブイヤベースにはかかせない魚だそうです。

 ホウボウは音を出す魚で、 この音から 「ホウボウ」 という名前がついたと言われています。 この音は、 うきぶくろを共鳴させた振動音です。 ホウボウ以外にも、 ヒレやえらぶたを使って音を出す魚や、 歯や骨をすりあわせて音を出す魚もいます。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 キッズページ 「魚の音あれこれ」  →  http://www.fra.affrc.go.jp/forkids/kids_pr_fun_soundofFish.html


【刊行物のお知らせ】
◆ 「水産総合研究センター叢書」 第13号を出版しました
 2014年11月に開催された水産海洋学会のシンポジウム 「出口に向けた水産総合研究-豊後水道域のタチウオひきなわ漁業を例として-」 を再録、 編集して、 水研センター叢書第13号 「沿岸漁業のビジネスモデル」 を出版しました。 さまざまな分野の視点から漁船漁業の現在とこれからについてまとめています。

○ 編 著 : 堀川 博史
○ 出版社 : 東海大学出版部
○ 価 格 : 3,456円(税込み)

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/sousho/13engan.html

◆ 「FRAnews」 第45号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRAnews」 第45号を刊行しました。 今号の特集は、 「水産資源を守る研究と研究を支える基礎技術 第 3 期中期計画の 5本柱から (その2) 」 です。
 5つのテーマから前号で紹介できなかった 「沿岸漁業の振興」 、 「養殖業の発展」 と 「水産物の安全」 の中から 7つの成果について、 わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#fnews


【お知らせ】
◆ 平成27年度海洋水産資源開発事業成果報告会の開催について
 開発調査センターは、 1月28日に 「漁業資源の有効活用と操業の効率化に向けた取り組み」 をテーマに、 平成27年度海洋水産資源開発事業成果報告会を開催します。
 参加は無料ですが、 事前にお申し込みをお願いします。

○ 日 時 : 平成28年 1月28日 (木) 14:00 ~ 17:20
○ 場 所 : 東京海洋大学白鷹館 2階多目的スペース (東京都港区港南)
○ その他 : 1月22日 (金) までに参加申込みをお願いします。

詳しくはこちらから →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/conference2015/index.htm

◆ ジャパンフィッシングショー2016に出展します
 水研センターは、 1月29日から31日にパシフィコ横浜で開催される 「ジャパンフィッシングショー2016」 の水産庁ブースで出展に協力します。 おさかなクイズや研究成果のパネル展示などを行いますので、 ぜひご来場下さい。

○ 日 時 : 平成28年 1月29日 (金) 14:00 ~ 31日 (日) 17:00まで
○ 場 所 : パシフィコ横浜 (横浜市西区みなとみらい)
○ その他 : 入場料 (当日 1,300円、 前売り 1,100円) が必要です。

詳しくはこちらから →  http://www.fishingshow.jp/


【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、 迅速に情報提供を行っています。 12月11日に韓国国立水産科学院が発表した韓国沿岸におけるクラゲ情報を発信しました。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/index.html


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の依頼により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html


【今月の壁紙】
 水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
 2016年 1月、 2月の写真は、 「養成中のクロマグロ 4歳魚」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
 水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 1月10日は 「イトウの日」 です。
 絶滅危惧種に指定されているイトウの認知度をあげて、 保護の気運を高めることを目的として、 「イ (1) トウ (10) 」 の語呂合わせから、 北海道北見市にある 「北の大地の水族館」 が制定しました。
 イトウはサケ科の魚で、 1メートルを超えるほどの大きな魚であることは子どもの頃に見た某釣り好き少年のマンガで知っていましたが、 未だに詳しい生態を知り得ていません。 「百聞は一見にしかず」 と言いますので、 冬ではなく暖かい季節になったら見に行きたいものです。  (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけ
  ていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。

配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp