おさかな通信 第 138 号 (平成28年03月09日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 今週の11日金曜日は、 東日本大震災が発生してからちょうど 5年となります。 被災されました方々に、 あらためて心よりお見舞い申し上げるとともに、 水研センターが行っている研究開発が、 少しでも復興のお役に立つように取り組んでまいります。
 この 4月からは、 独立行政法人水産大学校と統合し、 「国立研究開発法人水産研究・教育機構」 として新たな中長期計画のもとで出発しますが、 引き続き、 よろしくお願いいたします。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (02/17) 水研センターと海洋研究開発機構が包括連携協定を締結
・ (02/19) 平成27年度第 5 回東北海区海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「ななつの海から」 を刊行
・ 「増養殖研究レター」 を刊行
・ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 を刊行
◆ お知らせ
・ (03/12) 公開シンポジウム 「海洋の多様性保全と次世代水産業を拓く新技術」 を開催します
・ (03/20) 日光の 「さかなと森の観察園」 の開園について
・ (03/26) 干潟・藻場漁場における生物多様性の評価勉強会を開催します
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 水研センターと海洋研究開発機構が包括連携協定を締結
 水研センターと国立研究開発法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC) は、 海洋及び水産に関する科学技術の向上を通じて産業界や地域及び国際社会の発展に資することを目的として、 包括連携協定を締結しました。


◆ 平成27年度第 5 回東北海区海況予報
 今後 (2月下旬~ 3月) の見通しは、 近海の黒潮続流の北限位置は平年並み~やや南偏で推移、 親潮第 1分枝の張り出しは平年並み~やや北偏で推移、 釧路沖と三陸はるか沖の暖水塊は停滞し、 三陸から常磐近海に冷水域が形成されると予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 78  「ケガニ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第78回は、 ゆでガニや焼きガニなどでおいしい 「ケガニ」 を紹介します。


 ケガニは、 十脚目クリガニ科に分類され、 島根県より北の日本海、 茨城県より北の太平洋、 オホーツク海、 アラスカ沿岸などの水深30 ~ 200メートルの砂や泥質の海底にすんでいます。 主にカニかごで漁獲されます。

 名前のとおり、 短くて柔らかい毛で全身が覆われています。 甲羅は、 オスは縦に長いだ円形をしていて、 メスはオスより幅広で円形に近く、 また、 オスよりも甲羅の膨らみが高くなっています。

 メスは、 海域によって産卵期に違いがありますが、 交尾をして 1年ほどたった頃に産卵します。 さらに卵を抱いて 1年ほど生活します。 ふ化したケガニの幼生は、 脱皮を繰り返して成長します。 私たちが店頭などで見かけるサイズになるまで、 生まれてから 7年ほどかかります。 エビ類やイカ類、 ゴカイ類などを食べて成長し、 大きいものでオスは甲羅の長さが15センチ、 メスは12センチまでになります。

 ケガニは1950年代まで大量に漁獲されていましたが、 近年では年間 2千トン程度まで減っています。 このため、 甲羅の長さで漁獲サイズを制限したり、 メスを捕らないようにしたり、 漁で使用するカニかごのあみ目を大きくして、 小さいものが逃げやすいものにするなど、 ケガニの資源が回復できるような取り組みがされています。

 ケガニは茹でても蒸してもおいしいカニです。 生で鮮度の良いものであれば、 刺し身やしゃぶしゃぶで食べられます。 グラタンやカニ飯、 みそ汁もおいしいですね。 カニの身よりも、 カニみその方が好きという方も多いのではないでしょうか。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/


【刊行物のお知らせ】
◆ 「ななつの海から」 第10号を刊行しました
 国際水産資源研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「ななつの海から」 を発行しています。
 今号では、 「天皇海山調査~開洋丸による桓武海山調査の紹介」 や 「北太平洋漁業委員会 (NPFC) 発足」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/nanatsunoumi/nanaumi10.pdf

◆ 「増養殖研究レター」 第 6 号を刊行しました
 増養殖研究所は、 研究活動、 成果やトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「増養殖研究レター」 を発行しています。
 今号は貝類特集号として、 「新素材を用いたマガキの天然採苗」 や 「アコヤガイ外套膜から分離した貝殻形成細胞の移植による真珠生産法の開発」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/hakko/letter/z6.pdf

◆ 「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」 第20号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環として、 ニュースレターを定期的に発行し、 地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号では、 地域の取り組み事例を 1件、 11月30日に開催した沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会第 5 回研究大会の開催報告を掲載しています。



【お知らせ】
◆ 公開シンポジウム 「海洋の多様性保全と次世代水産業を拓く新技術」 を開催します
 水研センターは、 公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所、 国立研究開発法人科学技術振興機構CREST 「海洋生物多様性」 領域とともに、 3月12日に笹川平和財団ビルにおいて公開シンポジウム 「海洋の多様性保全と次世代水産業を拓く新技術」 を開催します。
 参加は無料ですので、 ぜひご参加下さい。

○ 日 時 : 平成28年 3月12日 (土) 13:00 ~ 17:00
○ 場 所 : 笹川平和財団ビル11階国際会議室 (東京都港区虎ノ門)
○ その他 : 事前登録をお願いします。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/event/20160312/index.html

◆ 日光の 「さかなと森の観察園」 の開園について
 栃木県日光市にある 「さかなと森の観察園」 について、 今年の観覧を 3月20日 (日) から始めます。 当園内のおさかな情報館では、 昨年行われた 「第34回 「海とさかな」 自由研究・作品コンクール」 で当センター理事長賞に選ばれた作品と、 農林水産大臣賞に選ばれた作品を展示します。
 日光にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/nikko/

◆ 干潟 ・ 藻場漁場における生物多様性の評価勉強会を開催します
 瀬戸内海区水産研究所は、 3月26日に東京海洋大学品川キャンパスにおいて 「干潟 ・ 藻場漁場における生物多様性の評価勉強会」 を開催します。
 参加は無料ですので、 ぜひご参加下さい。

○ 日 時 : 平成28年 3月26日 (土) 13:00 ~ 17:00
○ 場 所 : 東京海洋大学品川キャンパス 7号館 1F多目的交流室 (東京都港区港南)
○ その他 : 事前登録は不要です。

詳しくはこちらから →  http://feis.fra.affrc.go.jp/topics/160326_higatamoba/topics_higatamoba_benkyoukai.html


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の依頼により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html


【今月の壁紙】
 水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
 2016年 3月、 4月の写真は、 「オイカワのオス (繁殖期) 」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
 水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 3月 8日は 「サバの日」 です。
 多くの人にサバについて興味、 関心をもってもらい、 サバへの感謝とサバについて深く考える日とすることを目的として、 大阪府豊中市にあるサバを専門に扱う会社が 「サ (3) バ (8) 」 の語呂合わせから、 3月 8日をサバの日として制定しました。
 全国各地で、 サバ製品を用いた試食や販売などが行われたもようです。 そういえば、 私のふるさと山形ではサバ缶を使った 「ひっぱりうどん」 なるものがありました。 納豆とサバ缶、 ネギ、 醤油、 生卵、 薬味をゆで上がった麺に絡めて食べる、 いたってシンプルな食べ物です。 おいしいですので、 機会があったら試してみてください。  (担当:O)


【配信手続き】
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