おさかな通信 第 143 号 (平成28年08月10日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 遅めの梅雨明け後は、夏らしい日差しがやってきました。セミの重なり合った鳴き声に夏本番を感じる日々です。夏バテ対策、日焼け対策を忘れずに、夏を満喫したいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (07/21)平成28年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
・ (07/21)平成28年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・ (07/29)平成28年度第3回東北海区海況予報
・ (08/01)平成28年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
・ (08/04)「水産資源を安心して持続的に利用するためのガイドとなる水産物の評価リスト」作成にむけた外部レビュー委員の公募について
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「FRANEWS」 を刊行
◆ お知らせ
・ (08/20)研究所一般公開開催のお知らせ
・ (08/17-19) 第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展
・ 「水産増養殖産業イノベーション創出プラットフォーム」を設立
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 平成28年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、今期の全体の来遊量は前年および近年平均を下回る、道北・道央の漁期前半では前年並で、近年平均を下回る、道南・津軽では前年を上回り、近年平均を下回る、その他の海域では前年および近年平均を下回る、本州北部日本海および西部日本海では近年同様、好漁場が形成されにくい、沖合域では道北沖で8月~11月、大和堆周辺海域で11月~12月に漁場が形成されると予測します。


◆ 平成28年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、常磐~道南太平洋海域は前年並み、道東太平洋海域は前年を下回る、魚体の大きさは、道東太平洋海域は前年より小さい、津軽海峡から道南太平洋海域と常磐から三陸海域は前年並みと予測します。


◆ 平成28年度第3回東北海区海況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、近海の黒潮続流の北限位置は平年並み~やや南偏で推移する、親潮第1分枝の南限は極めて北偏で推移し、三陸近海に冷水域が形成される、釧路沖と常磐沖の暖水塊は停滞する、三陸はるか沖の暖水塊は西進すると予測します。


◆ 平成28年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、マイワシは前年を上回る海域が多い、カタクチイワシは紀伊水道以西では前年並~上回り、熊野灘以東では前年並~下回る、ウルメイワシは前年を上回る海域が多いが、全体としては前年並、マアジは紀伊水道外域西部以西は前年並~上回り、紀伊水道外域東部以東は前年並~下回る、マサバは前年並、ゴマサバは前年を下回る海域が多いと予測します。


◆ 「水産資源を安心して持続的に利用するためのガイドとなる水産物の評価リスト」作成にむけた外部レビュー委員の公募について
 水産研究・教育機構では、研究成果広報の一環として、我が国で漁獲される水産物について資源と漁獲の現状を国民にわかりやすく伝え、水産資源を安心して持続的に利用するためのガイドとなる水産物評価リストを公表する目的で、「SH“U”N project:Sustainable, Healthy and “Umai” Nippon seafood project サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト」を開始しました。
 水産物の評価リスト作成にあたっては、評価プロセス・評価魚種の選定基準・評価基準と評価手順ならびに魚種毎の評価結果の決定における透明性と客観性を確保するために、外部レビュー委員会による審議を行うこととしており、広く国民の声を聞くために、レビュー委員を公募します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 81 「シラエビ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第81回は、様々な用途で重宝される「シラエビ」を紹介します。

 シラエビは日本沿岸の固有種で軟甲綱オキエビ科シラエビ属に属し、日本海側では富山湾、太平洋側では遠州灘、駿河湾、相模湾など日本全国の海域に広く分布していますが、シラエビの商業漁獲が行われるのは富山湾のみです。

 体は透明で、ほのかに薄紅色をしています。新鮮なものほど透明性が高く、鮮度が落ちるとともに白く濁り、透明性が損なわれます。名前はこの体色に由来するとも言われています。体長は5~8cm位で、足は遊泳肢が発達し、頭部に長い1対の触角があります。富山県ではシロエビと呼ばれ、その透明で美しい姿から「富山湾の宝石」と称され、1996年に「富山県のさかな」として、ブリ、ホタルイカと並んで指定されています。

 シラエビは、水深150~300メートル位の領域を一生泳ぎながら過ごします。他のエビ類のように海底を這いながら過ごすと言うことはありません。昼は水深150メートル~300メートルにいて、夜は水深100メートル近辺に浮き上がります。

 寿命は2年から2年半ほどです。メスは体長5.5センチ程度で成熟し、一生に2度産卵します。卵は1~1.2ミリの楕円形で、その数はおよそ300個。ふ化するまでの間は、メスが卵を抱えて保護するそうです。

 家庭では、麺類のだし汁、すまし汁、てんぷら、から揚げなどに利用されます。加工用としては、ムキ身、釜揚げ、煮干等に加工され、特にムキ身は寿司のネタ、こぶ締めなどの高級料理に利用されます。また、近年ではせんべい、かきもち、サブレなどの和洋菓子にも利用されています。

詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRANEWS」 第47号を刊行しました
 水産研究・教育機構の広報誌「FRANEWS」第47号を刊行しました。今号の特集は、「水産研究・教育機構の3つの重点研究課題 」です。
 重点研究課題である「水産資源の持続的利用」「水産業の発展と水産物の供給」「モニタリングと基盤研究」について、わかりやすく紹介しています。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、研究所の一般公開を実施しています。8月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 東北区水産研究所塩釜庁舎一般公開
  ○日 時:平成28年8月20日(土) 10:00~15:00
  ○場 所:東北区水産研究所塩釜庁舎(宮城県塩釜市)


◆ 第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー(第30回技術交流セミナー)のお知らせ
 8月17日(水)~19日(金)に第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが東京ビッグサイト東5・6ホール(東京都江東区)にて開催されます。
 水産研究・教育機構は、シーフードショーの「同時開催セミナー」で最新の研究成果をお伝えします。

 水産技術交流プラザ・第30回技術交流セミナー
  セミナーB会場
   8月18日(木) 13時00分~13時45分
   ~すし種につながる新たな貝類養殖の取組~
  セミナーA会場
   8月18日(木) 15時00分~15時45分
   ~養殖海苔の利用拡大に向けた取組~

 展示ブースでは、シャーベットアイス等による水産物の高鮮度化とその流通改善、生食用高鮮度ギンザケ供給に向けた取り組み、ツノナシオキアミの発酵ペーストなど各地方自治体・企業・漁業者の方々と共に開発・実施した様々な研究成果などを紹介する予定です。

 日 時:8月17日(水)~19日(金) 10:00~17:00
 場 所:東京ビッグサイト 東5.6ホール(東京都江東区有明)
 その他:入場無料、当日登録制


◆ 研究開発プラットフォーム「水産増養殖産業イノベーション創出プラットフォーム」を設立
 農林水産技術会議が推進している“「知」の集積と活用の場”において、企業とともに研究開発を進める「水産増養殖産業イノベーション創出プラットフォーム」の届出を行いました。
 このプラットフォームでは、企業とともに研究機関等が持つ知識や技術の迅速な実用化を目指し農林水産業の課題解決を目指すものです。



【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。7月13日に「大型クラゲの出現状況(国際フェリー調査結果等)について(第2報)」を、8月4日に「大型クラゲの出現状況 (国際フェリー調査結果等) について(第3報)」を発信しています。
 第2報では、国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果等、第3報では、国際フェリー(韓国・仁川-中国・連雲港、韓国・木浦-済州、博多-釜山航路)による目視調査結果等を掲載しております。



【東日本大震災関連情報について】
 水産研究・教育機構で行っている、東日本大震災関連の調査・研究などの情報をホームページで公開しています。その中で、水産庁の依頼により調査、測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構の研究対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料で配布しています。
 2016年8月、9月の写真は、「石西礁湖のサンゴ礁」 です。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【編集後記】
 明日8月11日は「山の日」です。今年から施行され、8月初の国民の祝日となります。学生には夏休み期間中の祝日となりますが、社会人には祝日が増えありがたいのではないでしょうか。
 普段登山などにあまり興味の無い方も、この日を機会に山の魅力について調べてみるのもいいかもしれませんね。  (担当:W)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等はこちらから手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

 ※このメールマガジンが「迷惑メール」に判定され、ゴミ箱や迷惑メールのフォルダへ振り分けられる場合があります。
  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。


ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp