おさかな通信 第 144 号 (平成28年09月14日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 例年にも増して暑かった夏も終わりつつありますが、日中はまだ暑く残暑を感じますね。
夏バテで疲れが出やすいこの時期でもありますが、読者の皆様も十分にご自愛ください。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (08/25)日本海でクロマグロ仔魚の大量採集に成功
・ (09/06)本州沿岸の造礁サンゴ集団は独自に分化
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
◆ お知らせ
・ (10/01)研究所一般公開開催のお知らせ
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 日本海でクロマグロ仔魚の大量採集に成功
 日本海でクロマグロ仔魚調査を行い、過去最多記録の40倍近い約3,300尾の大量採集に成功しました。仔魚サンプルの分析を通して、日本海生まれのクロマグロの、加入に関する研究の飛躍的な進展が期待されます。


◆ 本州沿岸の造礁サンゴ集団は独自に分化
 台湾、琉球列島から本州付近までの海域の、造礁サンゴ集団の遺伝的関係を解析し、本州付近の集団は、台湾の集団と近縁で、黒潮を境に琉球列島の集団とは別に分化したことを明らかにしました。
 この成果は、サンゴ礁の分布の変化を将来予測する上で重要な情報となります。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 82 「トビウオ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第82回は、海面を飛ぶ魚「トビウオ」を紹介します。

 トビウオは、ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属に属している魚です。北海道南部~九州の太平洋岸、秋田県~九州西岸の日本海・東シナ海、伊豆諸島、琉球列島など広範囲に生息しています。

 体は背の部分が鮮やかな濃青色で、腹は銀色をしています。体長は35cm前後で、胸ビレや腹ビレがとても大きいことと、尾ビレの下半分が上半分より長くなっていることが特徴です。

 トビウオ類は、名前のとおり大きな胸びれを広げて、海上を飛行します。海上を飛行するのは、船などに驚いたり、マグロなどの大型魚に追われて逃げる時、または光に向かって飛ぶ時の行動だと言われています。

 飛行方法は、時速70Km程度で水面下を泳ぎ、助走し、尾ビレなどで水面を激しく叩いて浮上し、その後は胸ビレと腹ビレをひろげて、グライダーのように水面近くを滑空します。種類や大きさによって異なりますが、飛行距離はひと飛び100m~200m程度ですが、最高では400m程度飛んだものもあるそうです。海面から飛び上がる高さも、最高では10mにおよぶものもあるそうです。

 食用にされているのはハマトビウオ、ホソトビウオ、ツクシトビウオなどが多く、家庭では、「なめろう(みそたたき)」や「たたき」をはじめ、塩焼きやフライ、天ぷらなど様々な食べ方があります。また、卵は「とびっこ」と呼ばれ、赤や黄色に色づけられて寿司ネタなどで用いられます。黒く着色されたものはキャビアの代用品として使われることもあるそうです。九州ではトビウオ類をアゴと呼びます。トビウオの学名 Cypselurus agoo agooは、この「アゴ」から来ています。そのアゴの干物で取った出汁が味噌汁や雑煮などの様々な料理で用いられます。

詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】
 今号では、刊行物のお知らせはありません。


【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、研究所の一般公開を実施しています。10月上旬に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 日本海区水産研究所新潟庁舎一般公開
  ○日 時:平成28年10月1日(土) 10:00~15:00
  ○場 所:日本海区水産研究所新潟庁舎(新潟県新潟市)



【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。8月15日に「大型クラゲの出現状況 (国際フェリー調査結果等) について (第4報)」を発信しています。
 第4報では、国際フェリー(博多-釜山航路)による目視調査結果等を掲載しております。



【東日本大震災関連情報について】
 水産研究・教育機構で行っている、東日本大震災関連の調査・研究などの情報をホームページで公開しています。その中で、水産庁の依頼により調査、測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構の研究対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料で配布しています。
 2016年9月、10月の写真は、「サンマの仔魚」 です。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【編集後記】
 9月11日は「公衆電話の日」です。1900年のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋と上野駅前に設置されたのを記念するものです。
 携帯電話の普及もあり、今は見つけるのもなかなか困難になりましたが、東日本大震災などの大災害を受けて、その有用性が見直されています。家の周りや職場付近など、どこに公衆電話があるのか一度確認しておくのもいいかもしれませんね。  (担当:W)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等はこちらから手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

 ※このメールマガジンが「迷惑メール」に判定され、ゴミ箱や迷惑メールのフォルダへ振り分けられる場合があります。
  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。


ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp