おさかな通信 第 155 号 (平成29年08月09日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 梅雨も明け夏本番となり、最高気温が35度以上の「猛暑日」が各地で記録されています。また、台風一過で気温の急上昇が予測されますので、読者の皆さまには、夏バテ防止と水分補給などの熱中症対策をお忘れなく。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(07/13)SH"U"N プロジェクトのスマホアプリをリリース
・(07/20)平成29年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
・(07/20)平成29年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・(07/28)平成29年度第3回東北海区海況予報
・(07/31)平成29年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・「おさかな瓦版」第78号を刊行
・ 「FRAnews」第51号を刊行
◆ お知らせ
・研究所一般公開開催のお知らせ(8月,9月開催分)
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ Facebookについて
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ SH"U"N プロジェクトのスマホアプリをリリース
 水産研究・教育機構は、我が国の水産物の資源と漁業の現状について、消費者等にもわかりやすく伝え、資源を安心して持続的に利用するためのガイドとなる水産物の評価リストの作成に取り組んでいます。この取り組みをSH“U”N project ( Sustainable, Healthy and “Umai” Nippon seafood project サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)と名付けました。
 このSH"U"N project を広く普及させるため、消費者を対象にした「水産物に対する関心を高める情報発信」に焦点を当てたスマートフォンアプリケーションを開発しました。


◆ 平成29年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、今期の全体の来遊量は不漁の前年並で、近年平均を下回る、道北・道央の今期の前半では前年および近年平均並、道南・津軽では前年並で、近年平均を下回る、本州北部日本海および西部日本海では近年同様、漁場が形成されにくい、沖合域では前年並で、近年平均を下回り、漁場は北海道西沖で8月~11月、大和堆周辺海域で11月~12月に形成されると予測します。


◆ 平成29年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、常磐~道南太平洋海域は前年並み、道東太平洋海域は前年を下回る、魚体の大きさは、道東太平洋海域は前年より小さい、津軽海峡から道南太平洋海域は前年より小さい、常磐から三陸海域は前年並みと予測します。


◆ 平成29年度第3回東北海区海況予報
 今後(8月~9月)の見通しは、近海の黒潮の北限位置はかなり北偏で推移する、親潮第1分枝の南限はかなり南偏で推移し、三陸近海に冷水域が残ると予測します。


◆ 平成29年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
 今後(8月~12月)の見通しは、マイワシ相模湾以西では前年並~下回る海域が多いが、房総以北では前年を上回る、カタクチイワシは前年並~下回る、ウルメイワシは前年を下回る、マアジは熊野灘以西は前年並~上回り相模湾は前年を下回る、マサバは前年並、ゴマサバは前年を下回る海域が多いと予測します。



【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち - 90 「イシダイ」

 食用にされる身近な魚介類を紹介していきます。第90回は、非常に固く鋭い歯を持つ「イシダイ」を紹介します。

 イシダイは、スズキ目イシダイ科に属している魚です。日本沿岸各地の岩礁帯に生息しています。稚魚は堤防の周辺や海水浴場などでも観察できますが、全長3~4cmになると底生生活に移行し、成魚は岩の穴や隙間などに潜みます。50cmぐらいで成熟しますが、80cmに近い記録もあります。

 くちばしのような口にある歯は非常に固く、石をも噛み砕くといわれ、イシダイの名前はここから由来していると言われます。この歯でエビなどの甲殻類やサザエなどの貝類、ウニなどを噛み砕いて食べます。

 体色は白地で、小さな頃は頭から尾にかけて7本の黒い横縞があり、「シマダイ」などとも呼ばれます。成長するにつれてこの縞模様がぼやけて、体全体が黒ずんできます。特に口の周りが黒くなるので「クチグロ」などとも呼ばれます。

 イシダイは好奇心旺盛で人なつっこい面があり、幼魚の頃は怖いもの知らずで、なんでも興味を持って近づいてきます。その性質を利用し、輪くぐりなどのショーを行う水族館もあるようです。

 また、磯釣りの対象魚としても知られ、釣り上げる時の引きの強さから釣り人に人気が高いですが、釣り上げるのはなかなか大変で上級者向けの魚種といえます。

 身は上品な白身で、生で食べると少し磯臭さはありますが、その風味を好む方は多く、刺身や洗いにして酢味噌や梅肉で食べると美味です。皮目に旨みがあるので、皮の方を少し焼いた焼き霜も人気。また、アラからはよい出汁が出るので汁物にも最適です。塩焼きは食感が独特ですが、磯臭さが強まるため好き好きがあるようです。そのほか、煮付けや揚げ物など、さまざまな料理でおいしくいただけます。

詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
→水生生物情報データベース


【刊行物のお知らせ】
◆ 「おさかな瓦版」第78号を刊行しました
 水産研究・教育機構のニュースレター「おさかな瓦版」第78号を刊行しました。シリーズ「エビ・カニ」では、「クルマエビ」をとりあげています。


◆ 「FRAnews」第51号を刊行
 今号の特集は、「イワシ」です。近年、資源量が上向きとなり漁獲量も増えつつあるマイワシを中心に、イワシの生態や資源などをわかりやすく紹介しています。



【お知らせ】
◆ 研究所一般公開開催のお知らせ
 水産研究・教育機構では、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。8月、9月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。
 入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 中央水産研究所日光庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年8月23日(水) 9:00~15:30
  ○場 所:中央水産研究所日光庁舎(栃木県日光市)


 東北区水産研究所塩釜庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年8月26日(土) 10:00~15:00
  ○場 所:東北区水産研究所塩釜庁舎(宮城県塩釜市)


 瀬戸内海区水産研究所廿日市庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年9月2日(土) 10:00~15:00
  ○場 所:瀬戸内海区水産研究所廿日市庁舎(広島県廿日市市)


 日本海区水産研究所新潟庁舎一般公開
  ○日 時:平成29年9月30日(土) 10:00~15:00
  ○場 所:日本海区水産研究所新潟庁舎(新潟県新潟市)



【今月の壁紙】
 水産研究・教育機構は壁紙カレンダーを無料で配布しています。
 2017年8月、9月の写真は、「始まり」です。



【採用情報について】
 水産研究・教育機構では、平成30年4月に船舶職員の採用を予定しております。



【契約に関する情報】
 水産研究・教育機構の入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。



【Facebookについて】
 水産研究・教育機構では、Facebookを通じて様々な情報を発信しています。アカウントをお持ちの方もお持ちでない方も、是非一度、覗いてみて下さい。



【編集後記】
 学生の皆さんは夏休みですね。夏休みで思い出すのが小学生・中学生の自由研究。何をすべきか苦労した覚えがありますが、皆様はいかがでしたか。お役に立てるかは分かりませんが、今月は一般公開を行っている研究所が幾つかありますので、もしかしたら自由研究のネタがあるかもしれません!?お近くの方はぜひお越しください!
                                   (担当:W)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等はこちらから手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

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