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おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 60 号    平成21年9月9日
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 読者の皆様、いかがお過ごしですか。
 スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋となりました。日中はまだ夏を感じる時があります が、過ごしやすくなってきました。海の幸、山の幸と秋の味覚がたくさん食卓を彩り始め ましたが、食べ過ぎには十分注意して、秋の味覚を楽しみましょう。


【目次】

 ◆シリーズ
    ・新シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆ローカル便り
    ・平成20年度海洋水産資源開発事業成果発表会を開催
    ・さかなと森の観察園(中央水産研究所日光庁舎)無料公開の報告
    ・「きらっせ祭り」に出展
    ・教養講座「海からのメッセージ」を開催

 ◆お知らせ
    ・第7回水産総合研究センター成果発表会の開催
    ・第5回生物ソナーシンポジウムの開催
    ・北海道区水産研究所一般公開の開催
    ・日本海区水産研究所一般公開の開催
    ・水産工学研究所一般公開の開催
    ・おさかな瓦版30号を発行
    ・研究開発情報「北の海から」第5号を発行

 ◆プレスリリース報告
    ・大型クラゲに関する情報について
    ・クロマグロ稚魚の採集により生態が判明

 ◆編集後記
    ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
    ・配信停止・配信先変更等



【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 1  「さんま」


 本号より新シリーズとして、私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な 魚介類を紹介していきます。記念すべき第1回は、秋の味覚として有名な「さんま」を紹 介します。

 
 秋に旬を迎えるサンマは、「ダツ目サンマ科」に分類される魚で、カツオやマグロと同 じ回遊魚です。春や夏場はオホーツク方面へ北上して、秋になると産卵のために南下して きます。

 体長は、大きいもので40cmまで成長しますが、通常32〜34cm程度のものが多く見られま す。寿命は、1〜2年程度と考えられています。だいたい大型魚とされる29cm以上のものの 年齢が1歳以上、中型魚とされる28cm未満のものは0歳と推測されています。

 産卵は、夏季を除いてほぼ1年を通じて行われています。大きさが1.7〜2.2mmのだ円形 をした卵を、1,000〜3,500粒のぶどう状のように絡み合った付着卵を、流れ藻などの浮遊 物に産み付けます。サンマは多回産卵で、1尾の親が3〜6日おきに産卵を繰り返し、概ね3 0回前後の産卵を行います。

 サンマ漁業は、「棒受け網」による漁法が盛んとなっていますが、刺し網による漁業も 行われています。棒受け網による漁獲方法は、概ね以下のとおりとなっています。

1.集魚灯でサンマをおびき寄せます。
2.左舷側の集魚灯を消し、右舷側にサンマを集めながら左舷側では網を敷きます。
3.右舷側の集魚灯を船尾から順番に消し、船首の集魚灯、左舷側の集魚灯を順番に
  点灯してサンマを網の中へ誘導します。
4.集魚灯を消灯し、赤灯を点灯してサンマが赤灯を中心に旋回するのを待ちます。
5.サンマが網の中で旋回し始めたところで網をたぐり寄せ漁獲します。

 サンマの脂には、脳の働きをよくするDHA(ドコサヘキサエン酸)や血液をさらさらにす るEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。最近では、サンマに限らず魚をた くさん食べる人ほど心筋梗塞になりにくいという研究成果も発表されています。

 サンマの水揚げ量は、近年24万トン(2006年)、29.0万トン(2007年)、34.3万トン(2008 年)と推移しています。先日、プレスリリースした本年度北西太平洋サンマ漁況予報では、 残念ながら昨年を下回ると予想されています。

 サンマは、塩焼きに大根おろしと共に食べるのがポピュラーです。刺身で食べたり、 一夜干しや丸干しに加工して食べることもあります。蒲焼きの缶詰も有名です。


 詳しい情報は、「わが国周辺の水産資源の現状を知るために」をご覧下さい。

  →  http://abchan.fra.go.jp/index.html


【ローカル便り】

◆平成20年度海洋水産資源開発事業成果発表会を開催しました

 開発調査センターは、8月28日(金)に麹町会館(東京都千代田区)で「平成20年度海洋水 産資源開発事業成果発表会」を開催し、将来の漁業操業システムの展開についての総合討 論や、本事業に係る製品の試食会を行いました。

 当日は、130名を超える来場があり、活気あふれる報告会となりました。

   詳しくはこちらから
   →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/report/index.htm

◆さかなと森の観察園無料公開を開催しました

 さかなと森の観察園(中央水産研究所日光庁舎)は、8月6日(木)に無料公開を開催しまし た。当日はあいにくの曇り空でしたが、793名の来場がありました。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/koukai/h21nikko/photo/index.html
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/nikko/topics.html

◆「きらっせ祭り」に出展しました

 水産工学研究所は、8月23日(日)に茨城県神栖市の波崎海水浴場サンサンパークで開催 された「第25回きらっせ祭り」で、10月10日(土)に開催する一般公開の案内と研究所の紹 介を行いました。

 標識のついたオニオコゼを見つけられましたら、研究所の方へご連絡下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrife.fra.affrc.go.jp/topics/20090823/topics_20090823.html

◆教養講座「海からのメッセージ」を開催しました

 西海区水産研究所は、9月6日(日)に長崎市立図書館多目的ホールで長崎海洋気象台と共 同で教養講座「海からのメッセージ」を開催しました。

   詳しくはこちらから
   →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/event21_01/event21_01a.html


【お知らせ】

◆第7回水産総合研究センター成果発表会を開催します

 センターは、10月28日(水)に九段会館ホール(東京都千代田区)にて、第7回成果発表会 "探り、知り、そして活かす水産研究"を開催します。

 今回は、特に注目を集めているウナギの生態調査から種苗生産技術開発など、5題の研 究成果とその将来の展望を発表します。

 参加費は無料ですが、事前登録が必要となります。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/seika/

◆第5回生物ソナーシンポジウムを開催します 〜水産業への応用が期待されます〜

 9月14日(月)〜18日(金)の5日間、同志社大学「寒梅館」にて同志社大学バイオナビゲー ション研究センターと、イルカやコウモリが持つ音響探知能力に関する国際シンポジウム を開催します。

  詳しくはこちらから
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210817/

◆北海道区水産研究所で一般公開を開催します

 北海道区水産研究所は、10月4日(日)に研究の内容や成果を多くの皆様に知っていただ くため、研究所の一般公開を開催します。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。


◆日本海区水産研究所で一般公開を開催します

 日本海区水産研究所は、10月3日(土)に研究の内容や成果を多くの皆様に知っていただ くため、研究所の一般公開を開催します。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/event/H21event/H21koukaiyokoku.html

◆水産工学研究所で一般公開を開催します

 水産工学研究所は、10月10日(土)に研究の内容や成果を多くの皆様に知っていただくた め、研究所の一般公開を開催します。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrife.fra.affrc.go.jp/event/ippankoukai_2009/ippankoukai_2009.html

◆おさかな瓦版30号を発行しました

 このたび、当センターのニューズレター「おさかな瓦版」第30号を刊行しました。シリ ーズ「沖縄のさかなたち」として「ハマダイ」をとりあげています。

 次号は、平成21年10月に刊行を予定しています。

   第30号はこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no30.pdf

◆研究開発情報「北の海から」第5号を発行しました

 北海道区水産研究所では、北海道周辺海域だけでなくベーリング海でのさけ・ます類資 源調査など、北太平洋の亜寒帯水域において水産資源とそれを取り巻く海洋環境に関する 研究を進めており、その研究成果をわかりやすくお知らせすることを目的として、「北の 海から」を発行しています。

 第5号として、「ガリンコ号を使った流氷海域の海洋調査」、「貝殻はタイムカプセル! 」などを掲載しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://hnf.fra.affrc.go.jp/H-jouhou/news/kankoubutsu/kitanoumikara05.pdf


【プレスリリース報告】

◆大型クラゲに関する情報について

 大型クラゲの出現動向については、引き続き調査を行うとともに迅速に情報提供を行っ ていきます。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/

◆クロマグロ稚魚の採集により生態が判明しました

 本年6月、クロマグロの主要な産卵場である南西海域でトロール網を使った調査を実施 したところ、ふ化後2週間〜1ヶ月程度と推定される体長2cm前後のマグロ類稚魚230個体の 採集に成功しました。

 これにより、クロマグロの資源管理に活用するほか、ヨコワの漁獲が始まる前の段階で 漁況を予測するための貴重な情報としても活用します。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210814/


【編集後記】

 本日、9月9日は「救急の日」です。

 9月9日の「99」が「きゅうきゅう」と読めることが由来となっています。救急医療の大 切さを理解してもらおうと、1982年に厚生省(現在の厚生労働省)と消防庁が制定しまし た。

 地震や台風、集中豪雨など、ここ最近なにかと災害が発生しています。いざと言うとき に役立つ正しい応急手当を身につけたいものです。



【配信手続き】

 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

  配信解除、配信先変更等
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html

  ご意見・ご感想等  →  www@fra.affrc.go.jp
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