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おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 61 号    平成21年10月14日
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 過ごしやすい季節になりましたが、読者の皆様いかがお過ごしですか。
 新型や季節性のインフルエンザが流行しています。うがいや手洗いなどの予防はもち ろんのこと、スポーツで汗を流したり、おいしい魚などを食べて、風邪に負けない体を 作りましょう。


【目次】

 ◆シリーズ
    ・新シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆お知らせ
    ・第7回水産総合研究センター成果発表会の開催
    ・第3回瀬戸内海水産フォーラムの開催
    ・第7回ながさき水産科学フェアの開催
    ・西海区水産研究所石垣支所一般公開の開催
    ・中央水産研究所横浜庁舎一般公開の開催
    ・遠洋水産研究所一般公開の開催
    ・第9回技術交流セミナーの開催
    ・マスの採卵体験
    ・シンポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」の開催

 ◆ローカル便り
    ・研究成果情報等リーフレット「研究の栞(しおり)」を掲載
    ・ベニザケ成魚を展示

 ◆プレスリリース報告
    ・大型クラゲに関する情報について
    ・赤潮プランクトン「シャットネラ」のシスト監視による
     早期発生予察へ  〜シストが発芽する瞬間も明らかに〜
    ・海水に"点滴"をするとアサリ稚貝が良く育つ効果を立証
    ・食のブランド・ニッポン2009について
    ・平成21年北西太平洋サンマ中短期漁況予報
    ・筑前海及び有明海海域における秋季海況の見通し
    ・平成21年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報
    ・平成21年度第3回日本海海況予報

 ◆編集後記
    ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
    ・配信停止・配信先変更等



【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 2  「かつお」


 私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第2回は、刺し身や削り節として有名な「かつお」を紹介します。

 
 秋に脂がのっておいしいカツオ(戻りガツオ)は、「スズキ目サバ科」に分類される魚で 、マグロと同じ回遊魚です。春先の「初ガツオ」は黒潮を北上する時期、秋の「戻りガツ オ」は南下する時期に漁獲されるものです。

 カツオは、水温の高い熱帯や亜熱帯の広範な海域で産卵します。熱帯水域では周年、亜 熱帯水域では春から初秋にかけてが産卵期となっています。

 数十万から200万個の約1mmほどの卵を表層で産卵し、受精した卵は25時間程度でふ化し ます。

 ふ化したカツオは、1ヶ月半後に10cmを超え、6ヶ月で約30cm、満1歳で40cm前半、満2歳 で60cm弱、満3歳で60cm半ばに達するほど、成長が早いです。最大で1メートルになるとも 言われています。

 カツオというと一本釣りのイメージですが、近年ではまき網漁業が漁獲の約8割を占め る漁法となっています。日本近海では、まき網漁業の他に一本釣りやケンケン漁と呼ばれ る曳き縄釣りなど、竿つり漁業も行われています。

 カツオもサンマと同様に、生活習慣病の予防などに効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸 )やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。また、血合い部分にはビタミン類 やミネラル類が含まれています。

 カツオの漁獲量は、近年35.5万トン(2005年)、34.6万トン(2006年)、34.5万トン(2007 年)と推移しています。今年は、ニュース等で報道されていますが、例年より水揚げが少 なくなっています。

 カツオは、刺し身やたたきで食べるのがポピュラーです。加工品としてカツオ節やつく だ煮、缶詰なども有名です。


 詳しい情報は、「国際漁業資源の現況」をご覧下さい。

  →  http://kokushi.job.affrc.go.jp/


【お知らせ】

◆第7回水産総合研究センター成果発表会を開催します

 センターは、10月28日(水)に九段会館ホール(東京都千代田区)にて、第7回成果発表会 "探り、知り、そして活かす水産研究"を開催します。

 今回は、特に注目を集めているウナギの生態調査から種苗生産技術開発など、5題の研 究成果とその将来の展望を発表します。

 参加費は無料ですが、事前登録が必要となります。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/seika/

◆第3回瀬戸内海水産フォーラムを開催します

 瀬戸内海区水産研究所は、10月17日(土)にアステールプラザ(広島市中区)にて屋島栽培 漁業センター、瀬戸内海ブロック水産試験場長会と合同で第3回瀬戸内海水産フォーラム を開催します。

 今回は、「瀬戸内海における二枚貝類の増養殖と資源回復」をテーマに、資源の減少が 問題となっているアサリ等について、最新の研究成果などを紹介します。

 当日参加も可能となっていますが、多数の場合座席を確保できない場合がありますので ご了承下さい。

  詳しくはこちらから
  →  http://feis.fra.affrc.go.jp/event/3rd_forum/3rd_forum.html

◆第7回ながさき水産科学フェアを開催します

 西海区水産研究所(長崎県長崎市)は、長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センターと 長崎県水産試験場と3機関合同で「第7回ながさき水産科学フェア〜知るほど楽しい海の科 学〜」を、10月18日(日)に開催します。

 さかななどにふれられるタッチプールや魚の解剖体験など、いろいろイベントを用意し ています。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

  詳しくはこちらから
  →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/fair7/fair_index7.html

◆西海区水産研究所石垣支所で一般公開を開催します

 西海区水産研究所石垣支所(沖縄県石垣市)は、研究の内容や成果を多くの皆様に知って いただくため、10月24日(土)に研究所の一般公開を開催します。

 曳網(ひきあみ)での漁体験やさかななどにふれられるタッチプールなど、いろいろイベ ントを用意しています。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/21koukai_i/koukai_i_9_a.html

◆中央水産研究所横浜庁舎で一般公開を開催します

 中央水産研究所横浜庁舎(横浜市金沢区)は、研究の内容や成果を多くの皆様に知ってい ただくため、10月31日(土)に研究所の一般公開を開催します。

 今回は、「不思議いっぱい海の世界 研究所ってなにしてる?」をテーマに、ちくわ作 りなどの体験、おさかなクイズなどいろいろイベントを用意しています。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/koukai/h21yokohama/OpenLab.html

◆遠洋水産研究所で一般公開を開催します

 遠洋水産研究所(静岡市清水区)は、研究の内容や成果を多くの皆様に知っていただくた め、11月1日(日)に研究所の一般公開を開催します。

 今回は、「マグロは食べられなくなるのか?−持続可能なマグロの利用−」をテーマに、 サイエンスカフェや冷凍マグロの展示などいろいろイベントを用意しています。

 入場は無料となっていますので、是非立ち寄り下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/21iltupannkoukai.htm

◆第9回技術交流セミナーを開催します

 水産技術交流プラザは、11月9日(月)にTKP虎ノ門ビジネスセンター(東京都港区)にて、 「漁港機能維持改善のための最近の技術について No.1」をテーマに第9回技術交流セミ ナーを開催します。

 参加費は無料ですが、事前登録が必要となります。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/plaza/

◆マスの採卵体験を行います

 中央水産研究所日光庁舎で、11月14日(土)に全国内水面漁業協同組合連合会、環境省日 光湯元ビジターセンター、栃木県立日光自然博物館と合同で「マスの採卵体験」を行いま す。

 事前に申込みが必要となりますので、参加されたい方は以下のページよりお申し込み下 さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/nikko/sairan/2009/sairan2009.html

◆シンポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」を開催します

 センターは、11月16日(月)に大手町サンケイプラザホール(東京都千代田区)にて、シン ポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」を開催します。

 マイワシの成長・回遊モデルやクラゲ類の大発生機構といった、海洋生物大発生プロジ ェクトの成果を解りやすく紹介、また、海洋観測機器やクラゲの水槽展示などを行います。

 入場は無料となっていますので、参加されたい方は以下のページよりお申し込み下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/sympo/h21POMAS/h21POMAS.html
   参加申込みはこちらから
   →  https://form.affrc.go.jp/fra/accept/index.html


【ローカル便り】

◆研究成果情報等リーフレット「研究の栞(しおり)」を掲載しました

 水産工学研究所は、研究成果を一般の方々にもご理解いただけるよう、わかりやすくと りまとめた「研究の栞(しおり)」をホームページへ掲載しました。

 このしおりを見て、少しでも研究所に興味をお持ちいただければ幸いです。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrife.fra.affrc.go.jp/seika/H21/H21_seika_index.html

◆ベニザケ成魚を展示しています

 さけますセンター千歳事業所内の展示施設「さけの里ふれあい広場」において、国産の ベニザケを展示しています。

 展示中のベニザケは、北海道の安平川で獲れたオスの成魚で、10月末頃まで展示を予定 しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://salmon.fra.affrc.go.jp/event/2009beni/2009beni.htm
   さけの里ふれあい広場はこちらから
   →  http://salmon.fra.affrc.go.jp/youran/fureai/fureaihiroba.htm


【プレスリリース報告】

◆大型クラゲに関する情報について

 大型クラゲの出現動向については、引き続き調査を行うとともに迅速に情報提供を行っ ていきます。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/

◆赤潮プランクトン「シャットネラ」のシスト監視による早期発生予察へ
   〜シストが発芽する瞬間も明らかに〜

 この夏、有明海・八代海で猛威をふるった有害赤潮プランクトン「シャットネラ」が、 多数のシスト(種にあたる休眠細胞)を残すことを確認しました。さらに、シストが発芽す る瞬間を世界で初めて撮影することに成功しました。

 今後は、両海域における泥中のシストの数と環境条件を監視して、赤潮発生の時期や規 模の早期予察に努めていきます。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210911/

◆海水に"点滴"をするとアサリ稚貝が良く育つ効果を立証しました

 アサリに飼料を与えて飼育する際、海水にブドウ糖を添加することで、アサリの成長速 度が約3割促進されることを発見しました。

 今回の成果を応用することで、アサリの飼育期間が短縮され、病気や水質の悪化等で死 亡するリスクの軽減等が図られ、アサリ種苗の生残率向上、大量生産技術の確立に貢献す ることが期待できます。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210917/

◆「新たな食の創造に向けて−食のブランド・ニッポン2009−」旬の一押し食材を紹介し
 ます

 農林水産省所管の農業・林業・水産業に係る研究機関の最新の研究成果を広く知っても らう取り組みの一環として、研究開発した新しい国産食材を紹介する「食のブランド・ニ ッポン」を、小売業者、食品産業事業者、料理関係者を対象に開催されます。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/211001/

◆平成21年北西太平洋サンマ中短期漁況予報

   詳しくはこちらから
   →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/press/h21.html#JAFIC

◆筑前海及び有明海海域における秋季海況の見通し

   詳しくはこちらから
   →  http://snf.fra.affrc.go.jp/gyokaikyou/H21syuki_kaikyou_mitoshi.pdf

◆平成21年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報

   詳しくはこちらから
   →  http://abchan.fra.go.jp/gk21/20090918.pdf

◆平成21年度第3回日本海海況予報

   詳しくはこちらから
   →  http://abchan.fra.go.jp/gk21/20091002.pdf


【編集後記】

 本日、10月14日は「鉄道の日」です。

 明治5年(1872年)に、新橋駅(後の汐留貨物駅、現在は廃止)から横浜駅(現在、桜木町駅 )間を日本で初めて鉄道が正式開業したことを記念して、大正11年(1922年)に「鉄道記念 日」として制定されました。現在では、平成6年(1994年)に運輸省(現在、国土交通省)の 提案により「鉄道の日」と改称し、JR以外の民間鉄道も含めた記念日となりました。

 高速道路料金が土日1,000円となって、自家用車で気軽に遠出できるようになりました が、渋滞がひどくなったような気がします。渋滞に遭わず、ほぼ時間どおりに行動できる 電車での旅行もいかがですか?



【配信手続き】

 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

  配信解除、配信先変更等
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html

  ご意見・ご感想等  →  www@fra.affrc.go.jp
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