━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 62 号    平成21年11月11日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




 読者の皆様いかがお過ごしですか。
 朝夕と日中の気温差が大きくなり、秋から冬へと徐々に季節が変わりつつあります。か といえば、暑い日もあったりして、つい、油断してしまうと風邪を引いてしまいそうな今 日この頃です。インフルエンザが流行していますので、栄養をしっかりとって十分気をつ けて生活しましょう。


【目次】

 ◆シリーズ
    ・新シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆お知らせ
    ・シンポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」の開催
    ・アグリビジネス創出フェア
    ・FRANEWSを刊行
    ・おさかな瓦版を刊行
    ・栽培漁業センター技報を刊行
    ・水産技術を刊行

 ◆プレスリリース報告
    ・大型クラゲに関する情報について
    ・トレーサビリティシステム導入に向けた鮮魚の試験販売
    ・平成21年度第1回対馬暖流系アジ・サバ・イワシ長期漁海況予報

 ◆編集後記
    ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
    ・配信停止・配信先変更等



【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 3  「サケ」


 私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第3回は、新巻鮭やちゃんちゃん焼きとして有名な「サケ」を紹介します。

 
 秋に産卵のため川に戻ってくるサケは、「サケ目サケ科」に分類される魚で、川で生ま れ、海で3〜5年過ごし、産卵のために生まれた川に戻ってきます。

 サケは、生まれた川の上流域(湧水域)で、直径7〜8mmの卵を3000粒ほど産卵します。水 温が8℃の場合、約60日でふ化します。ふ化後、仔魚は腹部の卵黄を吸収して成長します。 腹部の卵黄がなくなり稚魚になる頃には、昆虫などを食べ始めます。

 稚魚は数日間から1週間程度で海へ下り始めます。海に到着後しばらくは、塩分濃度が 低くて波浪の影響を受けない河口域や沿岸域で生活します。餌は、沿岸性動物プランクト ンなどに変化していきます。体長が80mm以上に成長すると、大型動物プランクトンや稚仔 魚を探して食べるようになり、やがて沖合へ移動します。沖合へ移動したサケは、餌を食 べる水域と越冬する水域を行き来しながら数年すごします。

 産卵期が近づくと体色が変化し始め、オスは、背部が張り出し、鼻が鉤状に曲がります 。生まれた川に戻り、産卵をすると死んでしまいます。

 近年の漁獲量は、6,227万尾(2006年)、6,813万尾(2007年)、2008年は1994年以降の平均 より21%減少して5,297万尾となっています。今年度は、来遊する数の減少が心配されてい ましたが、前年を上回る来遊数となりそうです。

 サケもサンマなどと同様に、生活習慣病の予防などに効果があるDHA(ドコサヘキサエン 酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。また、皮にはコラーゲンが含ま れています。

 サケは、焼魚や鍋の具材として食べるのがポピュラーとなっています。加工品として、 新巻鮭(塩蔵品)やトバ(乾製品)のほかに、燻製、フレークなども有名です。


 詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。

   国際漁業資源の現況 → http://kokushi.job.affrc.go.jp/
   さけますセンター    → http://salmon.fra.affrc.go.jp/


【お知らせ】

◆シンポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」を開催します

 センターは、11月16日(月)に大手町サンケイプラザホール(東京都千代田区)にて、シン ポジウム「クラゲの海からサカナの海へ」を開催します。

 マイワシの成長・回遊モデルやクラゲ類の大発生機構といった、海洋生物大発生プロジ ェクトの成果を解りやすく紹介、また、海洋観測機器やクラゲの水槽展示などを行います。

 入場は無料となっていますので、以下のページよりお申し込み下さい。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/event/sympo/h21POMAS/h21POMAS.html
   参加申込みはこちらから
   →  https://form.affrc.go.jp/fra/accept/index.html

◆アグリビジネス創出フェアに出展します

 センターは、11月25日(水)から幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される、アグリビジネ ス創出フェア2009に出展します。

 沿岸漁業の振興のための研究開発をテーマに、磯焼け対策の成果や手法、大型二枚貝の タイラギについての生産量回復をめざした成果などを中心に紹介します。

   詳しくはこちらから → http://agribiz-fair.jp/

◆広報誌「FRANEWS」20号を発行しました

 このたび、当センターの広報誌「FRANEWS」20号を刊行しました。今号の特集は、「鯨 」です。

 クジラとイルカの違い、ハクジラとヒゲクジラの違いなど、生物学的特徴のほかに、セ ンターが取り組んでいる調査などをわかりやすく紹介しています。

   詳しくはこちらから
    → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews20.pdf
   その他の刊行物はこちらから
    → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html

◆ニュースレター「おさかな瓦版」31号を発行しました

 このたび、当センターのニュースレター「おさかな瓦版」31号を刊行しました。シリー ズ「沖縄のさかなたち」として「メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)」をとりあげ ています。

 今号より、もっとわかりやすく、見やすくをめざしてリニューアルしています。

   詳しくはこちらから
    → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no31.pdf
   その他の刊行物はこちらから
    → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html

◆「栽培漁業センター技報」第10号を発行しました

 栽培漁業に関する技術開発の成果のうち、早急に技術普及をなすべきものなどを、迅速 に公表していくことを目的として、「栽培漁業センター技報」を刊行しています。

 今号では、「ブリの早期採卵によって得られた受精卵を用いた種苗生産事例」や「採卵 時期と飼育水温がクロマグロ仔魚の初期生残と成長に与える影響」などが掲載されていま す。

   詳しくはこちらから
    →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/03kankou/032gihou/gihou-no10.pdf
   その他の刊行物はこちらから
    → http://ncse.fra.affrc.go.jp/03kankou/03index.html

◆「水産技術」第2巻第1号を発行しました

 センターと社団法人日本水産学会は、水産業に役立つ技術をいち早く伝え、最新技術の 活用促進を目的として、「水産技術」を刊行しています。

 今号では、「船びき網のコッドエンドの目合拡大によるカタクチイワシシラスの品質と 価格の向上」や「水槽内でのマナマコの摂餌行動におよぼす砂粒の影響」などが掲載され ています。

   詳しくはこちらから
    →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/fish_tech/pdf/fish_tech2-1.pdf
   その他の刊行物はこちらから
    → http://ncse.fra.affrc.go.jp/03kankou/03index.html


【プレスリリース報告】

◆大型クラゲに関する情報について

 大型クラゲの出現動向については、引き続き調査を行うとともに迅速に情報提供を行っ ていきます。

   詳しくはこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/

◆トレーサビリティシステム導入に向けた鮮魚の試験販売について

 漁獲から販売までの履歴がわかるトレーサビリティシステム構築の研究開発の一環とし て、社団法人海洋水産システム協会が運用している「J-Fish.net」を活用して、日本で初 めて鮮魚1尾ずつを対象とした「鮮魚トレーサビリティシステム」の試験を行いました。

 今回は、長崎県新三重漁業協同組合で取り扱われている、長崎県五島灘で漁獲された「 ごんあじ」を試験販売しました。

 ※ごんあじ:腹部が黄金(おうごん)色に輝いていることが名前の由来
 ※試験販売は、終了しています。あらかじめご了承下さい。

   詳しくはこちらから
    →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/211026/

◆平成21年度第1回対馬暖流系アジ・サバ・イワシ長期漁海況予報について

   詳しくはこちらから
   →  http://abchan.fra.go.jp/gk21/20091022.pdf


【編集後記】

 本日、11月11日は「鮭の日」です。

 昭和62年(1987年)に新潟県村上市が、平成4年(1992年)に大阪市中央卸売市場「鮭の日 委員会」が制定しました。
 鮭のつくり部分「圭」を分解すると「土土」→「十一十一」になることから「11月11日 」が「鮭の日」となりました。

 最近、鮭の身だけ食べて、皮の部分を残している人が多いような気がします。皮の部分 にも栄養がありますので、残さずに食べてみませんか?もちろん、焦げすぎている部分は 取り除きますけど。



【配信手続き】

 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

  配信解除、配信先変更等
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html

  ご意見・ご感想等  →  www@fra.affrc.go.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
編集・刊行・配信:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室

  〒220−6115
  神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3
              クイーンズタワーB15階
  TEL 045-227-2600(代) FAX 045-227-2700

Copyright 2006, Fisheries Research Agency
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−