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        おさかな通信 (水研センターメールマガジン)
 
          第 7 号     平成17年4月13日                      
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 水研センター本部事務所のある横浜近辺では、先週末ソメイヨシノが
満開で、たくさんのお花見客で賑わっていました。
 巷では、初々しい背広のサラリーマンや、背中より大きなランドセル
を背負った子供達の通勤・通学する姿を見かけるようになり、いよいよ
平成17年度がスタートしたと実感するこの頃です。 
 水研センターでは、本年度中に中央水産研究所日光庁舎で新展示施設
建設が予定されております。現在はまだ設計段階ですが、来春には完成
予定です。
 皆様に何度でも訪れて頂けるような場所となるよう、スタッフ一同最
善を尽くして参りたいと思いますのでご期待ください。
 
 
 
【目次】
 
 ◆シリーズ         「世界の海から」のテーマで連載中です
 ◆お知らせ          FRAニュース刊行案内ほか
 ◆イベント報告       「ふるさとの食・にっぽんの食」出展報告
 ◆ローカル便り       各部・各研究所等より
 ◆プレスリリース報告    3月28日リリース   
 ◆編集後記         担当者のひとりごと
 ◆配信手続き        配信停止・配信先変更等
 
 
 
【シリーズ】
 
世界の海から
  ・・日本人の食卓には世界のさかながいっぱい!・・
 
 シリーズ第6号は外洋性の資源として将来的な開発が期待できるシ
マガツオです。
 シマガツオの仲間(スズキ目シマガツオ科)は世界の熱帯から亜寒
帯海域に20種が知られています。日本近海に分布するシマガツオ
Brama japonica)は北太平洋の亜寒帯から亜熱帯海域に広く分布し、
大西洋及び南太平洋の同様海域に分布するニシシマガツオ(B. rama
とともに資源量が大きいと考えられています。
 
 ニシシマガツオの剥製の写真をみる
  → http://jamarc.fra.affrc.go.jp/jyoho/hakusei/simakatsuo.htm
 
 北太平洋で漁獲されるシマガツオは、体長38〜41cm、体重
1.3Kg程度のサイズが普通です。白身でマグロと較べ、やや水分が多
い肉質ですが、皮を剥いでフライ、ムニエル、バター焼きなどでおいし
い魚です。
 皮付きの切り身を味噌漬けや粕漬けにしたものは、表層流し網の操業
が行われていた頃、東北地方で惣菜ものとして販売されていました。
 
 シマガツオの仲間は、分類的にはカツオの仲間ではなくシイラなどと
近縁です。かたちがよくにているマナガツオと区別するために「シマ」
を便宜的につけられたと考えられています。エチオピアと呼ばれたこと
もありますが、これは、日本とエチオピアが親密になろうとした1955
年頃に神奈川県三崎付近で多くとれたため、魚市場でこの名前で呼ばれ
るようになったと言われています。
 
 大西洋のニシシマガツオは、1920年以前から漁業の対象となって
います。1960年頃には、ポルトガル西岸およびスペイン北西岸の沖
合で、長さ25m程度の漁船がうきはえなわ(餌つきの釣り針を一定間
隔で付けた縄を海の表層に水平方向に敷設する。まぐろはえなわはその
典型)で操業していました。
 盛漁期(冬)は100隻以上が操業し、うきはえなわの長さ(水平距
離)は11キロ、釣り針数は約7,000針、釣り針の深さは90〜
110mまで、漁場の水深(海底までの深さ)は500m程度、1日1
回の操業での漁獲は、平均で2,500〜5,000尾、好漁時に
6,000尾と報告されています。
 
 DANA REPORTNo.81(1972) →この報告書は水産情報展示室で見ること
              ができます。
 
  水産情報展示室の案内を見る
  →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/jyoho/tenji2.htm
 
次号へ続く
                      (水産情報展示室長)                            
 
 
 
【お知らせ】
 
 ◆「研究報告」第14号を刊行しました
 
  このたび、当センター研究報告第14号を刊行いたしました。
  「日本海南西部におけるマアジの加入前の分布様式と対馬暖流の
 関係」「有害赤潮原因藻に感染する2本鎖DNAウイルス(HaV,HcV)
 ならびに1本鎖RNAウイルス(HcRNAV)の各種生物に対する安全性評
 価試験」の報文2件と、「海藻の乳酸発酵に関する研究」の博士号
 論文を掲載しております。
  是非ご覧ください。
 
  第14号はこちら → 
  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull/bull14/no14contents.html
 
 
 ◆「FRAニュース」第2号を刊行しました
 
  このたび、当センターの広報誌「FRAニュース」第2号を刊行しました。
 リニューアルした水研センター広報誌の第2弾となる本号では、最新
 の研究成果の解説はもとより、平成17年度から取り組むプロジェク
 ト研究などご案内もございます。
  広報誌は、季刊で次号は7月1日発行予定です。お楽しみに!
  
  第2号はこちら
    → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews02.pdf
 
 
 ◆「おさかな通信」の各種手続きをホームページから
 
  水研センターホームページ(http://www.fra.affrc.go.jp/)から、
 当センターメールマガジン(おさかな通信)のお申し込みや配信先変
 更、停止手続き等が行えるようになりました。
  これにより、リアルタイムで各種手続きができるようになりました。
  
 
 ◆ビゼンクラゲの資源利用について
 
  最近大型クラゲ(エチゼンクラゲ)による漁業被害が問題になって
 います。
  水研センターOBである大滝氏が、以前中国の「海洋漁業資源生物
 学」の中に、エチゼンクラゲと同じ仲間で、中国では重要資源として
 利用されているビゼンクラゲの一章があるのを思い出され、翻訳され
 ました。
  日本ではクラゲを資源としてあまり扱っていないので、このような
 研究は何かの参考になるのでは、とのお話しでした。
 
  本件についてのお問い合わせ先 → www@fra.affrc.go.jp
 
 
 
【イベント報告】
 
 ◆「ふるさとの食 にっぽんの食 全国フェスティバル」出展報告
 
  平成17年3月19日から21日の3日間、NHK放送センター前
 広場等(東京都渋谷区)にて「ふるさとの食 にっぽんの食 全国フ
 ェスティバル」が開催され、当水研センターも屋内外の2箇所に出展
 いたしました。
  3日間とも概ね天気にも恵まれ、たくさんの方にご訪問頂き、おさ
 かなについて興味を持って頂けたことと思います。
 
  詳細はこちら → http://www.fra.affrc.go.jp/new/nhk.html
 
 
 
【ローカル便り】
 
 ◆有明海に出現する粘質状浮遊物の調査計画を西海水研ホームペー
  ジで公開(西海水研)
 
  有明海で2003年、04年と大量に出現した粘質状浮遊物の原因を明ら
 かにしようと、西海水研の有明海・八代海漁場環境研究センターを窓
 口とし、有明海沿岸4県と協力しての原因生物究明調査が始まりまし
 た。@底生動物の生息調査と、A植物プランクトン並びにその分解物
 の調査の2つに絞って、浮遊物発生前の時期の3月から調査を始めて
 います。その調査計画内容を西海水研ホームページに掲載しました。
 
  詳細はこちら →
  http://snf.fra.affrc.go.jp/temporary/nensitu_fuyuu/17tyousakeikaku.html
 
 
 ◆西海区水産研究所ニュースNo.111刊行(西海水研)
 
  西海区水産研究所ニュースNo.111を刊行しました。
  その主な内容は、当所の4月の研究組織体制の見直しについて、東
 シナ海海洋環境部における最近の研究成果紹介、石垣支所10周年記念
 行事の報告などです。
 
  詳細はこちら 
    →  http://snf.fra.affrc.go.jp/print/news/news.html
 
 
 ◆「最新の研究紹介」刊行(日水研)
 
  広報活動の強化の一環として、日本海区水産研究所より「最新の研
 究紹介」が刊行されました。
  組織の概要から、最近の研究成果までを分かりやすく解説しており
 ます。  
  是非ご覧ください。
 
  詳細はこちら
    → http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/pdf/outline200502.pdf
 
 
 
【プレスリリース報告】
 
 ◆「アコヤガイ赤変病の新たな診断法の開発に成功 −アコヤガイ
   の早期・簡易診断が可能に−」 3月28日リリース
 
  真珠と言えばアコヤガイ。そのアコヤガイを赤変病という感染症が
 襲いかかり養殖業者へ多大な被害を与えていました。また、診断には
 貝を生かしたまま診断することが不可能で、解剖の上軟体部を観察す
 る必要があり、時間も要するため、被害を最小限に食い止めるための
 早期診断法が必要でした。
  そこで養殖研究所では、愛媛県水産試験場と共同で、早期かつ簡易
 に診断できる方法を開発しました。
     
  詳細はこちら 
  → http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr16/170328/akoyagai1.html
 
  なお、本リリースにつきましては日経ネットプレスリリースにも紹
 介されました。
 
 
 
【編集後記】
 
 今日は4月13日。 「決闘の日」だそうです。
 
 なにやら物騒な名前ですが、そもそもの由来は、慶長17年
(1612年)4月13日、巌流島(現在の山口県下関市船島)で巌流
佐々木小次郎と、二天一流 宮本武蔵の決闘が行われたことからだそう
です。
 
 毎日いろんな日が名付けられていますが、決闘の日まであるとは・・・。
 ちょっとびっくりしました。 
 
 
 
【配信手続き】
 
 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。
  
  配信解除、配信先変更等 
    → http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
 
  ご意見・ご感想等  → www@fra.affrc.go.jp
 
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編集・刊行・配信:
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    総合企画部 広報課 
  〒220−6115 
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   TEL 045-227-2600(代) FAX 045-227-2700 
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