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おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 71 号    平成22年8月11日
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 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 立秋を過ぎたというのに、相変わらず暑い日が続いています。甲子園では、夏の全国高 校野球選手権大会が開催されています。出身県代表の高校を密かに応援していますが、今 年はどこまで勝ち上がれるのか楽しみです。
 今年も熱中症での事故のニュースが多くなっています。こまめな水分補給も重要ですが、 十分な睡眠、栄養の補給も忘れずにしたいものです。


【目次】

 ◆プレスリリース報告
    ・日本海におけるクロマグロ仔稚魚分布調査の実施について
    ・平成22年度第1回太平洋イワシ・アジ・サバ等長期漁海況予報
    ・平成22年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報
    ・平成22年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報

 ◆シリーズ
    ・新シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆イベントのお知らせ
    ・みなと博物館で夏休み展示を開催
    ・養殖研究所の一般公開を開催
    ・東北区水産研究所の一般公開を開催

 ◆刊行物のお知らせ
    ・「FRANEWS」を刊行
    ・「養殖研究レター」を刊行
    ・「遠洋リサーチ&トピックス」を刊行
    ・「北の海から」を刊行
    ・「研究報告」を刊行

 ◆ローカル便り
    ・図書資料デジタルアーカイブにコンテンツを追加
    ・第7回ワムシ講座
    ・2010年8月の壁紙カレンダーを配布
    ・「研究の栞(しおり)」を掲載
    ・大型クラゲ情報について

 ◆編集後記
    ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
    ・配信停止・配信先変更等



【プレスリリース報告】

◆日本海におけるクロマグロ仔稚魚分布調査の実施について

 水産庁と当センターは、島根県、鳥取県及び石川県とともに、日本海のクロマグロの産 卵場の推定及び初期生態の解明を目的として、クロマグロの仔稚魚の採集と水温・海流な どの海洋観測を実施します。

 詳しくはこちらから
 →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr22/220721/

◆平成22年度第1回太平洋イワシ・アジ・サバ等長期漁海況予報について

 今後(8月〜12月)の見通しは、サバ類は1歳魚及び3歳魚は前年を上回る、マアジ類は前 年並みか下回る、マイワシは房総以北では前年並みか上回り、相模湾以西では前年並みか 下回る海域が多い、ウルメイワシは日向灘では前年並みか上回り、その他の海域では前年 を下回ると予想されます。

 詳しくはこちらから
 →  http://abchan.fra.go.jp/gk22/20100729.html

◆平成22年度第2回日本海スルメイカ長期漁況予報について

 今後(8月〜12月)の見通しは、大きさは最近5年間の平均並み、来遊量は昨年及び最近5 年間の平均を下回ると予想されます。

 詳しくはこちらから
 →  http://abchan.fra.go.jp/gk22/20100721.html

◆平成22年度第1回太平洋スルメイカ長期漁況予報について

 今後(7月〜9月)の見通しは、大きさは前年並みか小さい、来遊量は昨年を下回ると予想 されます。

 詳しくはこちらから
 →  http://abchan.fra.go.jp/gk22/20100716.html


【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 12  「スルメイカ」


 私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第12回は、刺身や煮物などでおいしい「スルメイカ」を紹介します。

 
 スルメイカは、「ツツイカ目アカイカ科」に分類され、日本周辺からオホーツク海、東 シナ海に分布していて、1年かけて日本周辺を回遊しています。また、日本で漁獲される イカ類のうち約7割を占めています。

 スルメイカは、秋から冬をピークにほぼ周年にわたって産卵します。産卵する海域は、 海水温と深く関係していて、季節とともに産卵場所も変わります。秋は、山陰から対馬海 峡付近で生まれ、対馬暖流によって日本海に流されます。冬は、東シナ海で生まれ、黒潮 によって太平洋に流されます。

 海流によって流されたスルメイカの子どもたちは、成長とともに過ごしやすい水温域を 移動するようになります。水温が高くなる夏には、日本海側では間宮海峡まで、太平洋側 では千島列島まで北上して過ごします。その後、南の海域へ移動するようになり、水温が 下がる秋頃には、九州沿岸域まで南下してきます。

 スルメイカが分布する場所は、水温でだいたいわかります。表面水温が10℃〜12℃以上 の海域が北限で、主に15℃〜20℃の海域に分布するようです。また、昼は水温が低い水深 50mより深いところに、夜は水温が高い表面付近にいます。

 スルメイカの漁獲量は、2006年が約19万トン、2007年が約25万トン、2008年が約22万ト ンと20万トン前後で推移しています。今年は日本海側、太平洋側ともに来遊量が前年より 少なくなると予想されています。

 スルメイカだけでなく、イカ類にはコレステロールの蓄積を抑えてくれるタウリンが多 く含まれています。また、生活習慣病の予防などに効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸) やEPA(エイコサペンタエン酸)も含まれています。

 スルメイカは、刺身(いかそうめん)でも、煮物や炒め物でもおいしく食べられます。ま た、塩辛やさきいかなどの加工品としても利用されています。新鮮なスルメイカは、胴体 に丸みと張り、透明感があり、また、眼が盛り上がるようにとび出しています。魚屋さん やスーパーで、新鮮なスルメイカを見つけたら、手際よく開いて、いかそうめんや自家製 塩辛など作ってみませんか?


 詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。

  水生生物情報データベース
    →  http://150.26.214.105/~aquadb/
  わが国周辺の水産資源の現状を知るために
    →  http://abchan.fra.go.jp/
  おさかな豆知識
    →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/kakou/mame/
  FRAニュース(18号)
    →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews18.pdf


【イベントのお知らせ】

◆みなと博物館で夏休み展示を開催します

 8月24日から29日までの6日間、横浜みなと博物館1階展示室にて、夏休み特別展示「調 査船の模型と魚類はく製展」を開催しますのて、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下 さい。

 ○日 時 : 8月24日(火)〜8月29日(日) 10:00〜17:00
 ○場 所 : 横浜みなと博物館(横浜市中区みなとみらい)
 ○内 容 : 調査船の模型やおさかなのはく製展示、研究成果等のパネル展示など
 ○その他 : 特別展示を行う1階展示室は無料ですが、地下1階常設展示室と日本丸
        は有料となります。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr22/220806/
   横浜みなと博物館はこらちから
   →  http://www.nippon-maru.or.jp/index.html

◆養殖研究所の一般公開を開催します

 8月28日(土)に、養殖研究所の一般公開を玉城庁舎で開催します。入場は無料となって いますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 ○日 時 : 8月28日(土) 10:00〜15:00
 ○場 所 : 養殖研究所玉城庁舎(三重県玉城町)
 ○内 容 : 講演「ウナギ研究最前線」、アマゴつかみ取り、タッチプール、
        ミニ水族館、クイズラリーなど

   詳しくはこちらから
   →  http://nria.fra.affrc.go.jp/event/koukai10/koukai10.html

◆東北区水産研究所の一般公開を開催します

 8月28日(土)に、東北区水産研究所の一般公開を開催します。入場は無料となっていま すので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 ○日 時 : 8月28日(土) 10:00〜15:00
 ○場 所 : 東北区水産研究所(宮城県塩釜市)
 ○内 容 : プランクトン観察、さかなの数調べ、タッチプール、透明骨格
        標本づくり、スタンプラリーなど

   詳しくはこちらから
   →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/event/h22/20100828openhouse/


【刊行物のお知らせ】

◆「FRANEWS」23号を刊行しました

 このたび、当センターの広報誌「FRANEWS」23号を刊行しました。今号の特集は、「ウ ナギ完全養殖達成」です。

 これまで謎に包まれていたウナギの生態や生理の解明に挑戦し、完全養殖によるウナギ の生産を目指して長年取り組んできた研究内容を中心に、わかりやすく紹介しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews23.pdf

◆「養殖研究レター」第6号を刊行しました

 養殖研究所の研究活動やその成果、あるいはトピックスをわかりやすくお知らせするこ とを目的として、「養殖研究レター」を発行しています。

 今号はウナギ特集号として、「ウナギの完全養殖成功!」や「次の目標はシラスウナギ 大量生産」などを掲載しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://nria.fra.affrc.go.jp/letter/6.pdf

◆「遠洋リサーチ&トピックス」第8号を刊行しました

 遠洋水産研究所の研究活動やその成果、あるいはトピックスをわかりやすくお知らせす ることを目的として、「遠洋リサーチ&トピックス」を発行しています。

 今号は、「大西洋クロマグロを巡る攻防」や「太平洋クロマグロの資源評価」などを掲 載しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/enyo_rt/rt8.pdf

◆「北の海から」第8号を刊行しました

 北海道区水産研究所の研究活動やその成果、あるいはトピックスをわかりやすくお知ら せすることを目的として、「北の海から」を発行しています。

 今号は、「スケトウダラ仔魚の分布状況調査」や「海の流れを測る」などを掲載してい ます。

   詳しくはこちらから
   →  http://hnf.fra.affrc.go.jp/H-jouhou/news/kankoubutsu/kitanoumikara08.pdf

◆「研究報告」第30号を刊行しました

 このたび、当センター研究報告第30号を刊行しました。

 今号は、当センター交付金プロジェクト研究の成果「日本周辺海域におけるブリの回遊 と海洋環境の関係解明に基づく来遊量予測手法の開発」を取りまとめたものです。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/thesis.html#bull


【ローカル便り】

◆図書資料デジタルアーカイブにコンテンツを追加しました

 図書資料館では、平成5年に水産庁水産資料館より所蔵資料約17万点を移管され、現在 にいたっていますが、この中には、渋沢敬三氏寄贈による祭魚洞文庫(5,700冊)をはじめ、 多くの貴重な資料が含まれています。

 このたび、明治時代に農商務省が全国の水産事情を調査した報告書「水産調査報告」な ど44点を追加しました。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/book/D_archives/index.html

◆「ワムシ講座」を連載しています

 海産魚介類の仔魚(赤ちゃん)のエサに用いられる動物プランクトン「ワムシ」に関する 情報提供のために、栽培漁業センターのホームページ上で「ワムシ講座」を連載していま す。

 第7回目は「ワムシの計数」です。月1回更新、全12回の予定で掲載していきます。

   詳しくはこちらから
   →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/15kouza/15kouza_w07.html

◆2010年8月の壁紙カレンダーを配布しています

 栽培漁業の対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料 で配布しています。

 2010年8月の写真は、「マダコ」です。

   詳しくはこちらから →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/05pr/index.html

◆研究成果情報等リーフレット「研究の栞(しおり)」を掲載しました

 水産工学研究所は、研究成果を一般の方々にもご理解いただけるよう、わかりやすくと りまとめた「研究の栞(しおり)」をホームページへ掲載しました。

 このしおりを見て、少しでも研究所に興味をお持ちいただければ幸いです。

   詳しくはこちらから
   →  http://nrife.fra.affrc.go.jp/seika/H22/H22_seika_index.html

◆大型クラゲ情報について

 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。

   詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【契約に関する情報】

 水産総合研究センターの入札等に関する情報を、ホームページで公表しています。

   詳しくはこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】

 本日8月11日は、ガンバレの日です。

 1936年、ベルリンオリンピックの女子200m平泳ぎ決勝で、日本の前畑秀子さんが優勝し ました。この時の実況中継で、日本放送協会の河西アナウンサーが「前畑がんばれ」と、 連呼して日本中を沸かせたことが由来だそうです。

 ガンバレといわれてうれしい時や、逆にプレッシャーを感じてしまう時があります。場 面を考えて使っていきたいものです。



【配信手続き】

 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

  配信解除、配信先変更等
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html

  ご意見・ご感想等  →  www@fra.affrc.go.jp
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編集・刊行・配信:
独立行政法人 水産総合研究センター
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