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おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 74 号    平成22年11月10日
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 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 朝晩と日中の気温差が大きくなり、だんだん冬が近づいているんだなと感じるようにな りました。風邪などひかないよう、防寒対策や外出後の手洗いやうがいの実施、栄養バラ ンスのとれた食事など、健康管理に気をつけましょう。


【目次】

 ◆プレスリリース報告
    ・メバチ混獲回避技術観察調査の実施について
    ・平成22年度第1回対馬暖流系アジ・サバ・イワシ長期漁海況予報について

 ◆シリーズ
    ・新シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆イベントのお知らせ
    ・第49回農林水産祭「実りのフェスティバル」に出展
    ・アグリビジネス創出フェア2010に出展

 ◆刊行物のお知らせ
    ・「おさかな瓦版」を刊行
    ・「FRANEWS」を刊行
    ・「研究報告」を刊行

 ◆ローカル便り
    ・第10回ワムシ講座
    ・2010年11月の壁紙カレンダーを配布
    ・平成21年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載
    ・大型クラゲ情報について

 ◆編集後記
    ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
    ・配信停止・配信先変更等



【プレスリリース報告】

◆メバチ混獲回避技術観察調査の実施について

 当センターと水産庁は、まき網漁業者の協力により、昨年に引き続き熱帯太平洋西部海 域でメバチの混獲回避技術観察調査を実施します。

 詳しくはこちらから
 →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr22/221027/

◆平成22年度第1回対馬暖流系アジ・サバ・イワシ長期漁海況予報について

 今後(11月〜23年3月)の見通しは、マアジ、マサバ、ゴマサバ、マイワシ、カタクチイ ワシは"前年並み"、ウルメイワシは前年を"下回る"と予測されます。

 詳しくはこちらから
 →  http://abchan.fra.go.jp/gk22/20101022.pdf


【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 15  「ズワイガニ」


 私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第15回は、"カニ鍋"や"ゆでガニ"などでおいしい「ズワイガニ」を紹介します。

 
 ズワイガニは「十脚目クモガニ科」に分類され、カナダ沿岸やベーリング海などの北太 平洋、日本周辺では北海道から山陰地方までの日本海、太平洋北部、オホーツク海に分布 する甲殻類です。「松葉ガニ」や「越前ガニ」とも言われています。

 メスのズワイガニは、一度に数万個を産卵して、お腹に抱きます。初めて産卵した時は 1年半程度、2回目以降は1年程度お腹に抱いた後にふ化します。1尾のメスは生涯で4〜5回 産卵します。

 ふ化したばかりの幼生はプレゾエアと呼ばれ、まだカニのような形をしていません。約 1時間でさらに脱皮をおこない、ゾエアとなります。ゾエアの時にもう一度脱皮をおこな い、さらに脱皮すると、メガロパと呼ばれるエビのような容姿の幼生になります。メガロ パとして1ヶ月ほど過ごした後に脱皮をおこない、ようやく稚ガニ(カニの形)になります。

 稚ガニになると、甲羅の幅が約5センチになるまでは年に数回、それ以上になると1年に 1回の脱皮を繰り返して大きくなり、8〜10年でやっと甲羅の幅が9センチほどに成長し、 漁獲できるようになります。

 漁獲量は、近年、5970トン(2007年)、5308トン(2008年)、4700トン(2009年)と推移して います。1960年代は15000トン前後の漁獲量がありましたが、1991年には約2000トンまで 減少しました。このため、漁業期間の設定や漁獲できるサイズの制限などを行い、ここ数 年では5000トンを超える漁獲量までに回復しました。

 ズワイガニは、グルタミン酸やアルギニンなどのアミノ酸などが多く、カニ独特の風味 を出しています。また、ビタミンB2やB12、ナイアシンなどのビタミン類、亜鉛などのミ ネラルも多く含まれています。

 ズワイガニは、茹で、焼き、刺身でもおいしくいただけます。もちろん、鍋や雑炊など にいれてもおいしいです。富山県から島根県までの日本海側では、先日11月6日に漁が解 禁され、水揚げが順調だと報道されています。これから鍋がおいしい季節。ズワイガニを 入れてみませんか?


 詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。

  水生生物情報データベース
    →  http://150.26.214.105/~aquadb/
  わが国周辺の水産資源の現状を知るために
    →  http://abchan.fra.go.jp/


【イベントのお知らせ】

◆第49回農林水産祭「実りのフェスティバル」に出展します

 11月12日、13日に、東京ビッグサイトで開催される第49回農林水産祭「実りのフェステ ィバル」へ政府特別展示として水産庁と共同で出展します。入場は無料ですので、お近く にお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

 ○日 時 : 11月12日(金) 10:30〜17:00、11月13日(土) 10:00〜17:00
 ○場 所 : 東京ビッグサイト西3ホール (東京都江東区)
 ○内 容 : ウナギ完全養殖や水産庁とのウナギ産卵生態海域調査について、パネル
        や映像で紹介。レプトセファルスやシラスウナギなども展示。
 ○その他 : 全国各地の特産品の展示即売などもあります。

◆アグリビジネス創出フェア2010に出展します

 11月24日から26日の3日間、幕張メッセで開催されるアグリビジネス創出フェア2010に 出展します。入場は無料ですが、事前に来場登録する必要があります。

 ○日 時 : 11月24日(水)〜11月26日(金) 9:30〜16:30
 ○場 所 : 幕張メッセ展示ホール6 (千葉市美浜区)
 ○内 容 : 養殖技術に関する最新情報を研究開発成果を中心に紹介

   詳しくはこちらから
   →  http://agribiz-fair.jp/


【刊行物のお知らせ】

◆「おさかな瓦版」37号を刊行しました

 このたび、当センターのニュースレター「おさかな瓦版」37号を刊行しました。シリー ズ「三陸のさかなたち」では、「キチジ」をとりあげています。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no37.pdf

◆「FRANEWS」24号を刊行しました

 このたび、当センターの広報誌「FRANEWS」24号を刊行しました。今号の特集は、「養 殖研究最前線」です。

 日本の養殖業の持続性に焦点を当てて課題を整理し、今後の養殖研究の方向についてわ かりやすく紹介しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews24.pdf


◆「研究報告」第31号を刊行しました

 このたび、当センター「研究報告」第31号を刊行しました。

 今号では、昨年開催された第37回UJNR水産増養殖専門部会のシンポジウム「養殖飼料の 未来」の発表要旨(英文)を掲載しています。

   詳しくはこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull/bull31/index.html

   その他の刊行物はこちらから
   →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html


【ローカル便り】

◆「ワムシ講座」を連載しています

 海産魚介類の仔魚(赤ちゃん)のエサに用いられる動物プランクトン「ワムシ」に関する 情報提供のために、栽培漁業センターのホームページ上で「ワムシ講座」を連載していま す。

 第10回目は「ワムシのサイズ」です。月1回更新、全12回の予定で掲載していきます。

   詳しくはこちらから
   →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/15kouza/15kouza_w10.html

◆2010年11月の壁紙カレンダーを配布しています

 栽培漁業の対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料 で配布しています。

 2010年11月の写真は、「アカアマダイ」です。

   詳しくはこちらから →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/05pr/index.html

◆平成21年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載しました

 開発調査センターは、平成21年度に実施した海洋水産資源開発事業の調査結果をホーム ページへ掲載しました。

   詳しくはこちらから
   →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/work/gaiyo-h21/gaiyo-h21.htm

◆大型クラゲ情報について

 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。

   詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【契約に関する情報】

 水産総合研究センターの入札等に関する情報を、ホームページで公表しています。

   詳しくはこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】

 本日11月10日は、技能の日です。

 1970年にアジアで初めて、技能五輪(国際職業訓練競技大会)が東京(日本)で開催された のを記念して、1971年に労働省(現在は厚生労働省)が制定しました。

 技能五輪は2年おきに開催されており、来年2011年はロンドンで開催されます。競技種 目(職種)もたくさんあるようです。ここから次世代を担う職人が現れるんでしょうね。
 (担当:O)



【配信手続き】

 配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
 また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

  配信解除、配信先変更等
  →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html

  ご意見・ご感想等  →  www@fra.affrc.go.jp
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編集・刊行・配信:
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