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おさかな通信 (水研センターメールマガジン)

第 78 号    平成23年3月9日
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 読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 春の気配が近づいてきていますが、寒暖の差が大きかったり冷たい雨や雪が降ったりと、 パッとしない天候が続いています。
 体調管理に気を付けて、歓送迎会やお花見を楽しみつつ4月を迎えたいものです。


【目次】

 ◆イベントのお知らせ
      ・公開セミナー「水産と工学の連携によるイノベーションを探る」を開催

 ◆シリーズ
      ・シリーズ「食卓を彩るさかなたち」

 ◆刊行物のお知らせ
      ・「おさかな瓦版」を刊行
      ・「養殖研究レター」を刊行

 ◆ローカル便り
      ・2011年3月の壁紙カレンダーを配布

 ◆契約に関する情報

 ◆編集後記
      ・担当者のひとりごと

 ◆配信手続き
      ・配信停止・配信先変更等



【イベントのお知らせ】

◆公開セミナー「水産と工学の連携によるイノベーションを探る」を開催します

 3月18日に、当センターと海上技術安全研究所と共催で、公開セミナー「水産と工学の 連携によるイノベーションを探る」を開催します。

 参加費は無料ですが、事前に登録する必要があります。

 ○日 時 : 3月18日(金) 13:00〜16:30
 ○場 所 : 関内ホール(横浜市中区)
 ○備 考 : 参加登録は、3月17日までにお申し込み下さい。

  詳しくはこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr22/230228/


【シリーズ】
  
◆食卓を彩るさかなたち − 19  「ホタテガイ」


 私たち水産総合研究センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第19回は、"刺身"や"バター焼き"などでおいしい「ホタテガイ」を紹介します。

 
 ホタテガイは「イタヤガイ目イタヤガイ科」に分類され、千島列島、サハリン、北海道、 本州北部(日本海側は富山湾以北、太平洋側は東京湾以北)に分布する二枚貝です。

 春に産卵期を向かえるホタテガイは、約1億個ほど産卵します。ふ化した卵は、5週間ほ ど浮遊生活をし、殻の大きさが0.3ミリ程度になると足糸で海底の砂礫(されき)などに付 着して生活を始めます。

 4年で殻の大きさが12センチまでに成長します。養殖されたホタテガイの方が成長が早 く、2〜3年で11センチまでに成長します。寿命は10年ほどで最大20センチにもなります。 また、ホタテガイは生まれてから1年はすべてオスで、2年以上経つと半分がメスに性転 換するといわれています。

 漁獲量(殻付き)は、2009年は31.9万トン、2008年は31.0万トン、2007年は25.8万トンと なっています。また、養殖生産量は、2009年は25.6万トン、2008年は22.5万トン、2007年 は24.7万トンとなっており、漁獲と養殖をあわせてだいたい50万トンで推移しています。

 主な養殖方法には、小さい貝を海底にまいて育てる地まき方式と、網やかごに入れ、海 中に吊して育てる垂下方式の2種類があります。どちらも、浮遊している稚貝を採集する ことから始まります。稚貝は0.3ミリぐらいになると何かに付着する性質を持つようにな るので、採集用ネットを2ヶ月ほど海へ投入します。稚貝がネットの中で6〜10ミリに育つ と付着性がなくなるので、ネットの中に落ちた稚貝を集めて別のカゴや網で約3センチま で育てます。その後は、地形、水温、潮流などの状況にあった養殖方法で、収穫されるま で1〜2年ほど育てられます。

 ホタテガイは、刺身、バター焼き、煮込みなどでおいしくいただけます。また、干し貝 柱、ボイルホタテ、ヒモとよばれる外套膜(がいとうまく)のくん製や塩辛などの加工品も あります。

 加工場などでゴミとなるホタテ貝殻の処分が問題となっています。土壌改良材や家畜用 飼料、カキ養殖時にカキ幼生を付着させる基板として、一部利用されています。現在、い ろいろな分野で研究が進み、抗菌や消臭などの効果が得られるなど、いろいろな機能があ ることが判り始めて、建築材料や薬品などに利用されてるようになっています。案外、身 近なところで利用されているものなんですね。


 詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。

  水生生物情報データベース →  http://150.26.214.105/~aquadb/
  おさかな豆知識 →  http://nrifs.fra.affrc.go.jp/kakou/mame/


【刊行物のお知らせ】

◆「おさかな瓦版」39号を刊行しました

 当センターのニュースレター「おさかな瓦版」39号を刊行しました。シリーズ「三陸の さかなたち」では、「キアンコウ」をとりあげています。

  詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no39.pdf
  その他の刊行物はこちらから
              →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html

◆「養殖研究レター」第7号を刊行しました

 養殖研究所の研究活動やその成果、あるいはトピックスをわかりやすくお知らせするこ とを目的として、「養殖研究レター」を発行しています。

 今号は貝類研究特集号として、「カキ殻のリサイクルによるアサリの養殖」や「美しい 真珠を作るアコヤガイの開発に向けて」などを掲載しています。

  詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/letter/7.pdf


【ローカル便り】

◆2011年3月の壁紙カレンダーを配布しています

 栽培漁業の対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料 で配布しています。

 2011年3月の写真は、「クロマグロ」です。

  詳しくはこちらから →  http://ncse.fra.affrc.go.jp/05pr/index.html


【契約に関する情報】

 水産総合研究センターの入札等に関する情報を、ホームページで公表しています。

   詳しくはこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】

 1987年の本日3月9日、日本気象協会が初めて一般向けにスギ花粉情報が開始されました。

 この時期は、どうしても目がかゆかったり、くしゃみ、鼻水が止まらない・・・という 方が居られるかと思います。花粉症自体は、エジプト文明の頃から存在したといわれてい ます。日本では、1961年に進駐軍が持ち込んだブタクサによる花粉症を発見、報告したこ とが始まりとされています。スギ花粉症は、1964年に齋藤洋三という方が発表した論文が 公式なスギ花粉症の発表とされています。

 スギ花粉症に効くといういろいろな療法が報道されていますが、やっぱり医療機関で受 診することが一番ですね。
 (担当:O)



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