FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 84 号 (平成23年9月14日発行)

 この度の東日本大震災により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 読者の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 9月に入り、朝夕がいくぶん涼しくなったかなと思われましたが、今週はまた夏に戻っ たのかと思わせるような日が続いてます。季節の変わり目で体調を崩さないよう、しっか りと健康の管理をしたいものです。


【目次】
◆プレスリリース報告
・(9/8) 福島県への (独) 水産総合研究センターの支援について
・(8/25) 大分県臼杵地区でタチウオ曳き縄調査を開始
・(8/16) 被災したサケふ化場復旧のための井戸能力パイロット調査 (報告)
・(8/11) Webサイト 「地球温暖化と農林水産業」 の運用開始
◆シリーズ
・食卓を彩るさかなたち
◆刊行物のお知らせ
・「FRANEWS」を刊行
・「おさかな瓦版」を刊行
・「北の海から」を刊行
・「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」を刊行
◆各地のお知らせ
・平成23年度第1回北西太平洋サンマ中短期漁況予報
・第15回技術交流セミナー開催のお知らせ
・一般公開の開催お知らせ
・東日本大震災関連情報について
・大型クラゲ情報について
◆今月の壁紙
◆契約に関する情報
◆編集後記
・担当者のひとりごと
◆配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆福島県への(独)水産総合研究センターの支援について
 水研センターは調査船「こたか丸」を福島県へ派遣して、福島県が行ってきた資源管理 型漁業の推進に必要な海洋観測や資源調査等の再開に協力します。
 なお、こたか丸は、10月に福島県小名浜港に到着する予定です。


◆大分県臼杵地区でタチウオ曳き縄調査を開始
 水研センターと大分県は、豊後水道を中心とした海域でタチウオ曳き網調査を実施しま す。これは、タチウオ曳き網漁業の一大拠点である臼杵地区を対象に、利益の最大化と経 営の安定化を目標とした、新たなビジネスモデル構築の取り組みです。


◆被災したサケふ化場復旧のための井戸能力パイロット調査 (報告)
 岩手県及び宮城県からの要請に基づき、4か所のふ化場で井戸能力パイロット調査を6月 20日から7月4日にかけて実施しました。その結果、宮城県の本吉ふ化場と南三陸町第二ふ 化場で、塩分の混入が認められたため、引き続き詳細な調査が必要であると判断されまし た。


◆Webサイト 「地球温暖化と農林水産業」 の運用開始
 農林水産業分野における地球温暖化対策研究に取り組む5つの独立行政法人が、相互に 連携して、地球温暖化と農林水産業の問題に関する研究成果や研究情報を広く提供するポ ータルサイトの運用を開始しました。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr23/230811/index.html
地球温暖化と農林水産業はこちらから →  http://gpro.dc.affrc.go.jp/


【シリーズ】
◆食卓を彩るさかなたち − 24  「メカジキ」

 私たち水研センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。第24回は、 "刺し身"や"照り焼き"などでおいしい「メカジキ」を紹介します。

 メカジキは「スズキ目メカジキ科」に分類され、世界中の温帯から熱帯の海域に生息し ています。日本周辺では、三陸沖や伊豆諸島近海で漁獲されます。ほかのカジキ類と比べ て、上あごが長く伸びた吻(ふん)が扁平な形をしていることと、腹びれがないことが特徴 的です。

 メカジキの産卵時期は、ほぼ1年中行われていると考えられていますが、日本周辺では3 〜7月が主な産卵期です。3日程度でふ化したメカジキの大きさはだいたい4ミリで、1〜2 ヶ月で17センチ程度まで成長すると言われています。

 メカジキは、日の出前に水深の深いところに移動して、日没後に浅いところまで浮上し てきます。夜間は、水温によらずに20メートルより浅いところで生活しますが、日中は水 深が300〜400メートルの水温が3〜6℃のところで生活するようです。

 漁獲量は、2008年で10226トン、2009年で8517トン、2010年で6700トン(概数値)となっ ています。1960年前後は2万トンを上回る漁獲量がありましたが、1960〜70年代前半には 1万トン前後までに減少して、近年では8千トン前後までになっています。

 メカジキは、照り焼きやムニエルなどでおいしくいただけます。また、漁獲後の冷凍技 術の向上もあり、刺し身でもおいしくいただけます。場所によっては塩辛もあるそうです。 酒盗にひけをとらないおいしさのようです。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.nrifs.affrc.go.jp/~aquadb/
 最新の国際漁業資源の現況 →  http://kokushi.job.affrc.go.jp/index-2.html


【刊行物のお知らせ】
◆「FRANEWS」27号を刊行しました
 当センターの広報誌「FRANEWS」27号を刊行しました。今号の特集は、「第3期中期計画 の開始」です。
 第3期中期計画で定めた研究開発の5つの重点項目を、わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews27.pdf

◆「おさかな瓦版」42号を刊行しました
 当センターのニュースレター「おさかな瓦版」42号を刊行しました。シリーズ「日本海 のさかなたち」では、「ベニズワイガニ」をとりあげています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no42.pdf
その他の刊行物はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html

◆「北の海から」第11号を刊行しました
 北海道区水産研究所は、研究活動やその成果、あるいはトピックスをわかりやすくお知 らせすることを目的として、「北の海から」を発行しています。
 今号には、「東北太平洋地域サケふ化施設の復旧・復興支援活動〜来春の放流を目指し て〜」や「アサリ漁業への津波被害調査」などを掲載しています。


◆「沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会ニュースレター」第2号を刊行しました
 沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会の活動の一環としてニュースレターを定 期的に発行し、地域の取り組み事例などをわかりやすく紹介しています。
 今号では「資源管理・加工技術開発・販路開拓によるナマコのビジネスモデルづくり」 や「海の恵みと生きる兄弟船」などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/enganbiz/newsletter/newsletter.htm
研究会のページはこちらから →  http://jamarc.fra.affrc.go.jp/enganbiz/enganbiz.htm


【各地のお知らせ】
◆平成23年度第1回北西太平洋サンマ中短期漁況予報
 今後(9月中旬〜10月下旬)の見通しは、道東海域では徐々に増加して、9月下旬には中位 水準に、三陸海域では10月上旬は断続的ではあるが来遊があり、10月下旬には中位水準と なると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk23/20110909.pdf

◆第15回技術交流セミナー開催のお知らせ
 水研センターは、9月15日にTKP仙台カンファレンスセンターにおいて、第15回技術交流 セミナーを開催します。
 参加は無料ですので、多くの方々に参加いただければ幸いです。

○日 時:9月15日 (木)  14:00 〜 16:30
○場 所:TKP仙台カンファレンスセンター (仙台市青葉区)
○テーマ:水中瓦礫撤去推進のための音響測器を用いた探査技術及び解析

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr23/230908-2/index.html

◆一般公開のお知らせ
 水研センターでは、研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、研究所 の一般公開を実施しています。今月や10月初旬に行う一般公開は以下のとおりとなってい ます。入場は無料ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

日本海区水産研究所新潟庁舎一般公開
 ○日 時:平成23年10月8日(土) 10:00 〜 15:00
 ○場 所:新潟県新潟市中央区
 詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/

東北区水産研究所八戸庁舎一般公開
 ○日 時:平成23年10月9日(日) 10:00 〜 15:00
 ○場 所:青森県八戸市鮫町
 詳しくはこちらから →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/event/h23/20111009openhouse-hachi/index.html

◆東日本大震災関連情報について
 水研センターで行っている、東日本大震災関連の調査・研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、水産庁の要請により調査、測定した水産物等の放射能物質調査結果も公表して います。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
水産物放射能物質調査結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/result.html

◆大型クラゲ情報について
 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、無料 で配布しています。
2011年9, 10月の写真は、 「アミダコ (ふ化翌日の生まれたばかり)」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 本日は9月14日ですが、明日15日は「ひじきの日」です。

 1984年に三重県ひじき協同組合が、「ひじきをもっと食べて健康に長生きして下さい」 との願いをこめて、敬老の日である9月15日(現在は、祝日法によって9月第3月曜日が祝日 となっています。)を「ひじきの日」と制定しました。
 ひじきは、カルシウム、鉄分、食物繊維など、健康に良いとされる成分が多く含まれて います。老若男女問わず、ひじきをたくさん食べて健康になりましょう。 (担当:O)


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