FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 86 号 (平成23年11月9日発行)

 読者の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 10月下旬は汗ばむような天気が続いていましたが、11月6日に日本海の味覚「ズワイガニ」漁が解禁された報道を聞くと、もう冬が近いんだなと思うこの頃です。
 立冬をむかえ、だんだん寒さが身にしみる季節となりますが、風邪などひかないように体調管理に注意したいものです。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・(11/8) 東京大学と水産総合研究センターとの連携協力に係る協定の締結について
・(10/28) 平成23年度第1回対馬暖流系マアジ・さば類・いわし類長期漁海況予報
◆ シリーズ
・食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「FRANEWS」 を刊行
・ 「おさかな瓦版」 を刊行
・ 「研究のうごき」 を刊行
・ 「日本海リサーチ&トピックス」 を掲載
・ 「瀬戸内通信」 を掲載
・ 「西海 (せいかい) 」 を掲載
・ 「研究の栞 (しおり) 」 を掲載
◆ 各地のお知らせ
・一般公開開催のお知らせ
・アグリビジネス創出フェア2011に出展
・図書資料デジタルアーカイブにコンテンツを追加
・平成23年度第5回北西太平洋サンマ中短期漁況予報
・東日本大震災関連情報について
・大型クラゲ情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 東京大学と水産総合研究センターとの連携協力に係る協定の締結について
 水研センターは、 国立大学法人東京大学との連携協力を推進するために、 10月28日 (金) に協定を締結しました。


◆ 平成23年度第1回対馬暖流系マアジ・さば類・いわし類長期漁海況予報
 今後 (11月〜24年3月) の見通しは、 マアジ、 マサバ、 ゴマサバ、 カタクチイワシは "前年並み" 、 マイワシ、 ウルメイワシは "前年を上回る" と予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk23/20111028.pdf


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 26  「マガレイ」

 私たち水研センターが調査・研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第26回は、 "煮付け" や "刺し身" などでおいしい 「マガレイ」 を紹介します。

 マガレイは 「カレイ目カレイ科」 に分類され、 樺太、 千島列島以南の日本各地沿岸から朝鮮半島、 中国までの150メートルより浅い砂泥質の海底に生息しています。 成長や季節によって、 深いところと浅いところを行き来します。

 マガレイは、 日本海では2〜5月 (盛期は3〜4月) に、 北海道北部周辺では4〜6月に産卵します。 50〜90メートル (北海道北部では40〜60メートル) 付近で分離浮性卵 (海中を漂うような卵) を産みます。

 マガレイは、 海域によって違いがありますが、 ヒラメと同様にメスの方が寿命が長く、 成長も早いです。 仔魚 (小さい頃) は動物プランクトンのカイアシ類を、 それ以降はゴカイ類、 二枚貝類、 ヨコエビ類などを食べて成長し、 メスは5歳で体長約23センチ、 体重約240グラムに、 オスは4歳で約19センチ、 約140グラムまでになります。

 かれい類 (カレイ目の魚) の漁獲量は、 2008年で55,846トン、 2009年で51,097トン、 2010年で48,300トン (概数) と、 年々減少しています。 このため、 漁の期間や場所を規制したり、 体長が15センチに満たないものは捕らないなど、 資源が回復するための取り組みを行っています。

 マガレイは、 煮付けや刺し身、 唐揚げなどでおいしくいただけます。 卵を持った 「子持ちガレイ」 の煮付けで一杯! なんて良いですね。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.nrifs.affrc.go.jp/~aquadb/
 わが国周辺の水産資源の現状を知るために →  http://abchan.fra.go.jp/
 日本海のおさかな図鑑 →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/zukan/magarei/index.html


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRANEWS」 28号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRANEWS」 28号を刊行しました。 今号の特集は、 「漁業経営の改善」 です。
 水産資源を持続的に利用するため、 また、 安定的な漁業経営を行うための調査研究や技術開発などを、 わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews28.pdf

◆ 「おさかな瓦版」 43号を刊行しました
 水研センターのニュースレター 「おさかな瓦版」 43号を刊行しました。 シリーズ 「日本海のさかなたち」 では、 「アカムツ」 をとりあげています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no43.pdf
その他の刊行物はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html

◆ 「研究のうごき」 第9号を刊行しました
 中央水産研究所は、 年度ごとの主要な研究成果の目的と重要性、 用いた方法、 得られた成果とその普及効果を、 わかりやすく解説した冊子をまとめた 「研究のうごき」 を発行しています。
 今号では、 「何曜日に魚を買いますか?」 や 「安心・安全な水産発酵調味料の製造を目指して」 などを掲載しています。


◆ 「日本海リサーチ&トピックス」 第9号を刊行しました
 日本海区水産研究所は、 研究活動やその成果、 あるいはトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「日本海リサーチ&トピックス」 を発行しています。
 今号には、 「河川水を利用することで、受精能力は保持できるか −サケ卵の劣化試験から−」 や 「ヒラメは囲い網で馴到すると種苗性が向上する!?」 などを掲載しています。

詳しくはこちらから →  http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/pub/rt/9/all.pdf

◆ 「瀬戸内通信」 第14号を刊行しました
 瀬戸内海区水産研究所は、 研究活動やその成果、 あるいはトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「瀬戸内通信」 を発行しています。
 今号では、 イベント報告や 4月1日に改編した各研究部の紹介などを掲載しています。


◆ 「西海 (せいかい)」 第10号を刊行しました
 西海区水産研究所は、 研究活動やその成果、 あるいはトピックスをわかりやすくお知らせすることを目的として、 「西海 (せいかい)」 を発行しています。
 今号では、 「有明海における貧酸素水塊の一斉観測」 や 「以西底曳網漁船による東シナ海の漁場調査について」 などを掲載しています。


◆ 平成23年度研究成果情報等リーフレット 「研究の栞 (しおり)」 を掲載しました
 水産工学研究所は、 研究成果を一般の方々にもご理解いただけるよう、 わかりやすくとりまとめた 「研究の栞 (しおり)」 をウェブサイトへ掲載しました。
 この栞 (しおり) を見て、 少しでも研究所に興味をお持ちいただければ幸いです。



【各地のお知らせ】
◆ 一般公開のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 今月に行う一般公開は以下のとおりとなっています。 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

国際水産資源研究所一般公開
 ○日 時 : 平成23年11月12日 (土) 10:00 〜 16:00
 ○場 所 : 静岡県静岡市清水区折戸
 詳しくはこちらから →  http://fsf.fra.affrc.go.jp/open/2011shokoukai.htm

◆ アグリビジネス創出フェア2011に出展
 11月30日から12月2日の3日間、 幕張メッセで開催されるアグリビジネス創出フェア2011に出展します。 入場は無料ですが、 事前に来場登録する必要があります。

○日 時 : 11月30日(水) 〜 12月2日 (金) 9:30 〜 16:30
○場 所 : 幕張メッセ展示ホール6 (千葉県千葉市美浜区)

詳しくはこちらから →  http://agribiz-fair.jp/

◆ 図書資料デジタルアーカイブにコンテンツを追加しました
   図書資料館では、 平成5年に水産庁水産資料館より所蔵資料約17万点を移管され、 現在にいたっていますが、 この中には、 渋沢敬三氏寄贈による祭魚洞文庫(5,700冊)をはじめ、 多くの貴重な資料が含まれています。
 このたび、 明治時代に発行した北海道庁内務部水産課の調査報告 「北海道水産豫察水産調査報告」 など25点を追加しました。


◆ 平成23年度第5回北西太平洋サンマ中短期漁況予報
 今後 (10月下旬〜12月上旬) の見通しは、 道東海域では、 緩やかに減少して10月下旬には低位水準に、 三陸海域ではゆるやかに増加して10月下旬には中位水準に、 常磐海域では緩やかに増加して10月下旬は断側的ではあるが来遊があると予測されます。 (常磐海域は震災の影響により操業が行われるか不明です。)

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk23/20111019.pdf

◆ 東日本大震災関連情報について
 水研センターで行っている、東日本大震災関連の調査・研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、水産庁の要請により調査、測定した水産物等の放射能物質調査結果も公表して います。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
水産物放射能物質調査結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/result.html

◆ 大型クラゲ情報について
 大型クラゲの出現動向について、迅速に情報提供を行っていきます。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2011年11, 12月の写真は、 「オキカサゴ」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 本日11月9日は、 「太陽暦採用記念日」 です。

 明治5年11月9日 (旧暦) に、 太陰太陽暦をやめて太陽暦を採用するという布告を明治政府が行いました。 旧暦だと約3年に1回、 1ヶ月 (うるう月) をいれてズレを解消していました。 ちょうど明治6年がうるう月をいれる年だったこと、 政府の財政状況が悪かったこともあり、 翌月12月3日をもって 「明治6年1月1日」 にすることに定めたそうです。 (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
また、ご意見・ご感想等も、どしどしお寄せください。

 ※このメールマガジンが「迷惑メール」に判定され、ゴミ箱や迷惑メールのフォルダへ 振り分けられる場合があります。
  その際には、お手数をおかけしますが、ご利用のメールソフトにおいて、「1.迷惑メールではない」というマークをつけ
  ていただき、「2.差出人をセーフリストに追加」していただきますようお願いいたします。

配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp