FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 88 号 (平成24年1月11日発行)

 読者の皆さま、 あけましておめでとうございます。
 本年もビッグなニュースをお届けできるよう、 職員一同邁進していきたいと思いますので、 今後とも水研センターをよろしくお願いいたします。


【目次】
◆ トピックス
・ 2011年水研センターの主なできごと
◆ プレスリリース報告
・ (12/22) 平成23年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「FRANEWS」 を刊行
・ 「おさかな瓦版」 を刊行
◆ 各地のお知らせ
・ (1/27) 第16回技術交流セミナー開催のお知らせ
・ 被災県を対象にした栽培漁業技術研修の実施について
・ 岩手県宮古湾における稚魚調査の結果について
・ メバチ混獲回避技術観察調査の実施について
・ 平成22年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載
・ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【トピックス】
◆ 2011年水研センターの主なできごと
 2011年1年間にプレスリリースやホームページなどでお知らせしたものの中から、 主なニュースや社会的に反響の大きかったものを取りまとめました。

○ 東日本大震災の発生。復旧復興の支援に全力で取り組む
○ 第3期中期計画期間開始
○ 大学との関係を強化。4大学と包括連携協力の推進に係る協定を締結
○ 研究開発が引き続き進展 など

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr23/231222/index.html


【プレスリリース報告】
◆ 平成23年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報
 今後 (平成24年1〜6月) の見通しは、さば類は3歳魚を主体には "前年並み" か前年を "上回る" 、 マアジは "前年並み" か前年を "上回る" 、 マイワシおよびカタクチイワシは前年を "上回る" 、 ウルメイワシは土佐湾以西では "前年並み" か前年を "上回る" 、 紀伊水道以東では "前年並み" か前年を "下回る" と予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk23/20111222.pdf


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 28  「ハタハタ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第28回は、 "焼き物" や "なべ物" などでおいしい 「ハタハタ」 を紹介します。

 ハタハタは 「スズキ目ハタハタ科」 に分類され、 日本海を中心として朝鮮半島東岸、 北海道、 サハリン島、 カムチャッカ半島の一部まで、 東北より北の太平洋まで広く分布しています。 口が大きくてウロコがないのが特徴的です。

 ハタハタは、 水温が 13℃を下回る頃、 水深が浅いところのホンダワラ類 (海草) の根元付近に、 ゴルフボールくらいの大きさの卵の塊 (ブリコ) を産み付けます。 1ヵ月半から 2ヵ月でふ化します。 卵の一粒が直径3ミリ程度あるので、 ふ化した子どもは、 マダイやヒラメの子どもの 4〜5倍にあたる 12〜13ミリの大きさがあります。

 ふ化後、 浅い砂浜域で成長しながら、 徐々に深いところへ移動していきます。 小型の動物プランクトンを食べ、 50ミリ程度の大きさになると水深 200メートル以上の深いところへ移動します。 成長はオスよりもメスの方が早く大きくなりますが、 全般的に成長は遅くて、 メスで 1歳で体長 12センチ、 2歳で 18センチ、 3歳になってやっと 20センチを超えます。

 ハタハタの漁獲量は、 2008年で 14,959トン、 2009年で 9,752トン、 2010年で 8,800トン (概数) となっています。 1960年代後半から 1970年代前半まで 30,000トンを超える漁獲量がありましたが、 獲りすぎや海洋環境の変化などで激減して、 最盛期の 10分の 1程度までになってしまいました。 このため、 禁漁や網の目を大きくして小さいものを逃がす工夫、 種苗の放流などを行い、 近年では 10,000トンを超える漁獲量までに回復しました。

 ハタハタは、 焼き物、 煮付け、 なべ物などでおいしくいただけます。 加工品として秋田県の伝統特産品である 「しょっつる (魚の醤油) 」 という調味料を忘れてはいけませんね。

 12月のローカルニュースで、 秋田県と鳥取県がハタハタを食べ比べる 「ハタハタ決戦」 を初めて行ったという報道がありました。 どちらも相手側のうまさを認め合って 「引き分け」 となったそうです。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 わが国周辺の水産資源の現状を知るために →  http://abchan.fra.go.jp/
 おさかな瓦版 44号 →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no44.pdf


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRANEWS」 29号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRANEWS」 29号を刊行しました。 今号の特集は、 「ゲノム研究最前線」 です。
 水生生物のゲノム、 遺伝子の研究が、 海洋環境、 養殖技術、 疾病対策に貢献するための取り組みを、 わかりやすく紹介しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/news/fnews29.pdf

 より読みやすい誌面づくりに向けたアンケートを実施していますので、ご協力をお願いします。

アンケートはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/enq.html

◆ 「おさかな瓦版」 44号を刊行しました
 水研センターのニュースレター 「おさかな瓦版」 44号を刊行しました。 シリーズ 「日本海のさかなたち」 では、 「ハタハタ」 をとりあげています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no44.pdf
その他の刊行物はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html


【各地のお知らせ】
◆ 第16回技術交流セミナー開催のお知らせ
 水研センターは、 1月27日に第16回技術交流セミナー 「省エネを考えて! 水産物の凍結保存方法の提案」 をテーマに開催します。
 入場は無料ですが、 事前にお申し込みの上ご参加下さい。

○日 時 : 平成24年 1月27日 (金) 14:00 〜 17:00
○場 所 : TKP銀座ビジネスセンター (東京都中央区銀座)

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/plaza/index.html

◆ 被災県を対象にした栽培漁業技術研修の実施について
 北海道区水産研究所は、 東日本大震災によって失われた関係県の研究開発機能回復への支援を進めるため、 対応可能な栽培対象種に関する技術研修を行います。

詳しくはこちらから →  http://hnf.fra.affrc.go.jp/event/kensyuu2011.html

◆ 岩手県宮古湾における稚魚調査の結果について
 東北区水産研究所は、 岩手県、 宮古市、 宮古漁協、 広島大学などと共同で、 3月11日の津波被害を受けた宮古湾において、 6月から 11月の調査で稚魚の生息やアマモ等の海草の生育状況が順調であることを確認しました。


◆ メバチ混獲回避技術観察調査の実施について
 水研センターは、 水産庁と協力してメバチ小型魚の漁獲削減手法を開発するため、 2011年12月22日から漁業調査船 「照洋丸」 と 「日本丸 (水研センター用船) 」 でインド洋東部海域にて調査を実施しています。

詳しくはこちらから →  http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/111221.html

◆ 平成22年度海洋水産資源開発調査結果の概要を掲載
 開発調査センターは、 平成22年度に実施した海洋水産資源開発事業の調査結果をホームページへ掲載しました。


◆ 東日本大震災関連情報について
 水研センターで行っている、東日本大震災関連の調査・研究などの情報をホームページで公開しています。その中で、水産庁の要請により調査、測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
水産物放射能物質調査結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/result.html
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2012年1月, 2月の写真は、 「アサヒガニ」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 本日 1月11日は、 「塩の日」 です。

 1569年のこの日 (旧暦)、 武田信玄と戦をしていた上杉謙信が、 今川氏と北条氏によって武田領民への塩が絶たれていることを知り、 越後の塩を武田方の領民に送ったとされたことから制定されました。
 これがことわざの 「敵に塩を送る (争っている相手が苦しんでいるときに援助を与えることのたとえ) 」 になったそうです。 (担当:O)


【配信手続き】
配信停止、配信先変更等は下記URLにて手続き願います。
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配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
ご意見・ご感想等 → www@fra.affrc.go.jp