FRA:独立行政法人 水産総合研究センター
おさかな通信 第 95 号 (平成24年 8月 8日発行)

 読者の皆さま、 いかがお過ごしでしょうか。
 先日、 青少年のための科学の祭典神奈川県大会で研究の紹介をしてきました。 子どもたちを対象にした科学の魅力を体験できる機会としたイベントでしたが、 子どもたちをだしにしてお父さんお母さんたちも楽しんでいるようにも見えました。 中には、 子どもたちに連れ回されてぐったりしている方もいたようでした。
 まだまだ暑い日が続きますが、 くれぐれも体調をくずさないよう、 こまめな水分補給や規則正しい生活で、 もう少し夏を楽しみましょう。


【目次】
◆ プレスリリース報告
・ (8/ 6) 海苔エキスを配合した化粧品を開発 〜海苔の消費拡大のための新たな用途を拓く〜
・ (7/31) 平成24年度北西太平洋サンマ長期漁海況予報 ・ 第 3 回東北海区海況予報
・ (7/27) 平成24年度第 1 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
・ (7/20) 平成24年度第 1 回太平洋スルメイカ長期漁況予報
・ (7/20) 平成24年度第 2 回日本海スルメイカ長期漁況予報
◆ シリーズ
・ 食卓を彩るさかなたち
◆ 刊行物のお知らせ
・ 「FRANEWS」 を刊行
◆ お知らせ
・ (8/18) オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦の実施
・ (8/19) 講演会 「海からのメッセージ2012」 を開催します
・ (8/25) 研究所一般公開のお知らせ
・ (8/22 〜 9/2) 横浜みなと博物館でこども展示を開催します
◆ 大型クラゲ情報について
◆ 東日本大震災関連情報について
◆ 今月の壁紙
◆ 契約に関する情報
◆ 編集後記
・担当者のひとりごと
◆ 配信手続き
・配信停止・配信先変更等


【プレスリリース報告】
◆ 海苔エキスを配合した化粧品を開発 〜海苔の消費拡大のための新たな用途を拓く〜
 水研センター、 株式会社七つの海、 ニチモウ株式会社は、 海苔の消費拡大と高付加価値化のための新たな用途開発を目指して共同研究を行い、 海苔エキスを含む化粧品を開発しました。


◆ 平成24年度北西太平洋サンマ長期漁海況予報 ・ 第 3 回東北海区海況予報
 今後 (8月〜12月) の見通しは、 サンマ魚群の来遊が遅れるため8月は漁模様が低調ですが、 9月には上向き、 また、 魚の大きさは昨年より中型 (24〜29センチ) や小型 (20〜24センチ) の割合が高くなると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk24/20120731.pdf

◆ 平成24年度第 1 回太平洋いわし類 ・ マアジ ・ さば類長期漁海況予報
 今後 (8月〜12月) の見通しは、 マサバおよびゴマサバの 3歳魚が前年を上回り、 全体では伊豆諸島以西は前年並み〜下回り、 犬吠以北は前年並み〜上回る、 マアジは土佐湾以西では前年並み〜下回り、 紀伊水道以東では前年を下回る、 マイワシは相模湾以西では前年並みか下回り、 房総以北では前年並みか上回る、 カタクチイワシは駿河湾以西では前年並みか下回り、 相模湾以東では全線を上回る、 ウルメイワシは豊漁であった前年を下回る海域が多いと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk24/20120727.pdf

◆ 平成24年度第 1 回太平洋スルメイカ長期漁況予報
 今後 (7月〜 9月) の見通しは、 常磐から道東太平洋の北部太平洋海域におけるスルメイカの来遊水準は、 全体として前年を上回ると予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk24/20120720-t.pdf

◆ 平成24年度第 2 回日本海スルメイカ長期漁況予報
 今後 (8〜12月) の見通しは、 来遊量は前年および最近 5年間 (平成19〜23年) の平均を上回ると予測されます。 漁期 ・ 漁場は 8月の北海道周辺海域が中心と予測されます。 魚体の大きさは前年および最近 5年間の平均より大きいと予測されます。

詳しくはこちらから →  http://abchan.fra.go.jp/gk24/20120720-n.pdf


【シリーズ】
◆ 食卓を彩るさかなたち − 35  「ハモ」

 私たち水研センターが調査・ 研究をしている主な魚介類を紹介していきます。 第35回は、 "天ぷら" や "吸い物" などでおいしい 「ハモ」 を紹介します。


 ハモは 「ウナギ目ハモ科」 に分類され、 紅海およびインド洋より東からインドネシア、 日本にかけての海域やオーストラリア北部の海域に分布しています。 日本の沿岸では、 福島県および新潟県より南の沿岸の泥域や砂泥域に分布しています。

 ウナギと同様に謎が多いハモですが、 4〜 9月に産卵します。 水温が20〜22度であれば65時間ぐらいでふ化します。 ふ化したハモの仔魚は、 ウナギやアナゴと同様に葉っぱのような姿をしたレプトセファルスになります。 100〜115ミリまで成長したのちに約15日間かけて74ミリぐらいに縮んで稚魚になります。

 オスとメスで成長が異なり、 メスは頭胴長は 2年で11センチ、 5年で29センチ、 10年で47センチまでに成長して、 オスは 2年で11センチ、 5年で25センチ、 10年で35センチに成長します。 主にエビやカニ類、 魚類、 イカ ・ タコ類を食べて生活します。

 ハモの漁獲量は、 1960年代は 3万トンを超える漁獲量がありましたが、 徐々に減少して現在は 2千トン程度となっています。

 ハモは関西では夏の定番食材となっています。 祇園祭 (京都) や天神祭 (大阪) ではかかせない料理食材です。 落とし (湯引きして氷水で締めたもの) を梅肉ダレなどで食べたり、 天ぷらなどで食べます。 また、 ウナギやアナゴのように蒲焼きや白焼きでもおいしいです。

 ハモは、 ウナギやアナゴとは違い鋭い歯をもっています。 自分でさばく時は、 噛みつかれないように注意が必要です。 また、 小骨が全体にありますので、 骨切りしないと食べづらいようです。 関西の方では、 骨切りされたハモが売られています。


詳しい情報は、以下のホームページをご覧下さい。
 水生生物情報データベース →  http://aquadb.fra.affrc.go.jp/~aquadb/
 わが国周辺の水産資源の現状を知るために →  http://abchan.fra.go.jp/index.html


【刊行物のお知らせ】
◆ 「FRANEWS」 31号を刊行しました
 水研センターの広報誌 「FRANEWS」 31号を刊行しました。 今号の特集は、 「日本海のサワラ」 です。
 近年、 日本海で漁獲量が急増しているサワラの資源や漁業、 食品としての利用などについて紹介しています。 また、 今号より新企画 「研究の現場から」 を始めました。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/pr.html#fnews
その他の刊行物はこちらから → http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.html


【お知らせ】
◆ オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦の実施
 日光国立公園の奥日光地域では、 オオハンゴンソウ等をはじめとした外来植物が広範囲に繁殖して、 ホザキシモツケやヤナギランなどの貴重な在来植物の植生を脅かしていることから、 栃木県では昭和51年度から多くのボランティアの協力を得て除去作業を行っています。
 本年は 8月18日 (土) に実施しますので、 参加してみませんか?

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/nikko/topics.html

◆ 講演会 「海からのメッセージ2012」 を開催します
 西海区水産研究所と長崎海洋気象台は、 長崎市立図書館教養講座 (夏休み特別企画) として、 講演会 「海からのメッセージ」 を開催します。
 入場は無料ですが、 席に限りがあります (先着120名) ので、 お早めにお申し込み下さい。

○ 日 時 : 平成24年 8 月19日 (日) 14:00 〜 16:00
○ 場 所 : 長崎市立図書館 1 階多目的ホール (長崎県長崎市興善町)

詳しくはこちらから →  http://snf.fra.affrc.go.jp/event/event24_01/event24_01.html

◆ 研究所一般公開のお知らせ
 水研センターでは、 研究の内容や成果を多くの皆さまに知っていただくために、 研究所の一般公開を実施しています。 今月や 9月初旬に行う一般公開は以下のとおりとなっています。 入場は無料ですので、 お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

東北区水産研究所一般公開
 ○ 日 時 : 平成24年 8 月25日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 宮城県塩釜市新浜町

 詳しくはこちらから →  http://tnfri.fra.affrc.go.jp/event/h24/koukai.html

増養殖研究所南勢庁舎一般公開
 ○ 日 時 : 平成24年 8 月25日 (土) 10:00 〜 15:00
 ○ 場 所 : 三重県度会郡南伊勢町

 詳しくはこちらから →  http://nria.fra.affrc.go.jp/event/koukai12/nansei_a.html

◆ 横浜みなと博物館でこども展示を開催します
 水研センターは、 横浜みなと博物館 (横浜市西区みなとみらい) で、 小学生を対象とした展示を開催します。 お近くにお越しの際は、 ぜひお立ち寄り下さい。

○ 日 時 : 平成24年 8 月28日 (火) 〜 9 月 2 日 (日) 10:00 〜 17:00
○ 場 所 : 横浜みなと博物館1階展示室 (横浜市西区みなとみらい)
○ その他 : こども展示を行う 1階展示室は無料ですが、 地下 1階常設展示室と日本丸は有料となります。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/event/
横浜みなと博物館のHPはこちらから →  http://www.nippon-maru.or.jp/port-museum/


【大型クラゲ情報について】
 大型クラゲの出現動向について、 迅速に情報提供を行っていきます。 8月 6日に、 「大型クラゲの出現と予測について (第 3 報)」 を発信しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/kurage/


【東日本大震災関連情報について】
 水研センターで行っている、 東日本大震災関連の調査 ・ 研究などの情報をホームページで公開しています。 その中で、 水産庁の要請により調査、 測定した水産物等の放射能物質調査結果等も公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/tohokueq/index.html
水産物放射能物質調査結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/result.html
放射能影響調査等の測定結果はこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/effects.html
水生生物における放射性物質の挙動について →  http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/index.html


【今月の壁紙】
水研センターの研究対象種や、 めったに見られない魚の赤ちゃんなどの壁紙カレンダーを、 無料で配布しています。
2012年 8月, 9月の写真は、 「メガネモチノウオ (ナポレオンフィッシュ)」 です。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/fun/index.html


【契約に関する情報】
水研センターの入札等に関する情報を、 ホームページ上で公表しています。

詳しくはこちらから →  http://www.fra.affrc.go.jp/keiyaku/


【編集後記】
 本日 8 月 8 日は、 「タコの日」 です。

 タコの足が 8 本あることから、 1996年に広島県と三原観光協会が制定しました。 この日は、 タコの恵みに感謝するために 「タコ供養」 を行うそうです。 なお、 7 月 2 日も蛸の日 (半夏生 (はんげしょう) に多く食べられることから蛸研究会が制定) です。
 タコには、 肝臓の働きを助けたり、 疲労回復の作用などもあるタウリンが多く含まれています。 スポーツの後にいかがですか?  (担当:O)


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配信解除、配信先変更等 →  http://www.fra.affrc.go.jp/mail/index.html
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