プレスリリース

平成14年3月22日
北太平洋亜寒帯循環SAGEシンポジウムの開催について~大洋横断型観測によって明かされた中・深層の10年スケールの水塊変化~
(参考資料)
シンポジウム  「北太平洋亜寒帯循環 -SAGEの成果-


日時:平成14年3月31日(日) 09:30~18:00
場所:東京水産大学
主催:SAGE研究推進委員会 共催:日本海洋学会
コンビーナー:花輪公雄(東北大:SAGE推進委員長),深澤理郎(JAMSTEC:SAGE研究代表者)
         道田 豊(東大海洋研), 安田一郎(東大院理), 津田 敦(北水研), 永田 豊(日本水路協会MIRC)


プ ロ グ ラ ム
SAGE推進委員長挨拶 花輪公雄(東北大)
趣旨説明及びSAGE成果の概要 深澤理郎(JAMSTEC)

(1) 北太平洋亜寒帯循環の構造(10:00~12:15) 座長:道田 豊(東大海洋研)
10:00~10:15 SAGEの成果として得られた亜寒帯循環像
       道田 豊(東大海洋研)
10:15~10:35 表層循環の構造とその季節変動
       寄高博行(水路部)・倉賀野連(気象研)・鈴木 亨(MIRC)・蒲地政文(気象研)・道田 豊(東大海洋研)
10:35~11:05 亜表層・中層循環の構造
       渡辺朝生(東北水研)・須賀利雄(東北大)・深澤理郎(JAMSTEC)・淡路敏之・石川洋一(京大)・蒲地政文・倉賀野連(気象研)
11:05~11:25 表層~中層の海洋構造の経年変動
       吉田 隆・杉本悟史(気象庁)・渡辺朝生(東北水研)・須賀利雄(東北大)
11:25~11:45 化学トレーサー及びトレーサー実験からみた循環像
       渡辺 豊(北大)・羽角博康(東大CCSR)
11:45~12:05 深層の海洋構造とその変化
       深澤理郎(JASMSTEC)・羽角博康(東大CCSR)

(2)NPIWの形成と輸送(13:20~15:35) 座長:安田一郎(東大院理系)
13:20~13:40 SAGEにおける中層水研究の進展
       安田一郎(東大院理)
13:40~14:15 起源水形成/オホーツク海太平洋海水交換と親潮への影響
       河野時廣(北海道東海大)・川崎康寛(北水研)・根田昌典(京大院理)
14:15~14:35 黒潮続流を通した輸送と塩分極小形成
       広江 豊(中央水研)・安田一郎(東大院理)・渡辺朝生(東北水研)
14:35~14:55 定線/衛星観測による変動観測
       伊藤進一(東北水研)・石川孝一(気象庁)・宮尾 孝(函館海気)
14:55~15:10 中層フロートによる観測
       岩尾尊徳(気象研)
15:10~15:35 モデリングによる中層循環
       石崎 廣(気象研)

(3)亜寒帯における炭素循環(15:50~17:00) 座長:津田 敦(北水研)
15:50~16:00 SAGEにおける炭素循環研究の成果概要
       津田 敦(北水研)
16:00~16:25 二酸化炭素交換係数の評価とフラックスのマッピング
       秋山正寿(東海大)
16:25~16:50 亜寒帯域の生物ポンプによる炭素物質輸送
       齊藤宏明(東北水研)・服部 寛(北海道東海大)・津田 敦(北水研)

(4)データ管理(17:00~17:20) 座長:永田 豊(MIRC)
17:00~17:20 北太平洋亜寒帯海域で得られた海洋データの品質管理上の問題
       小熊幸子・鈴木 亨・永田 豊(MIRC)

(5)総合討論 亜寒帯海洋研究の今後の課題-SAGEの成果を受けて- (17:20~18:00)
座長:深澤理郎(JAMSTEC)
コメント予定者:若土正暁(北大低温研),石坂丞二(長崎大),竹内謙介(地球観測フロンティア)


用語説明
(1)海水のコンベアベルト
 Gordon(1986)とBroecker(1987,1991)によって提唱された全球規模の海洋循環像。グリーンランド付近で沈み込んだ北大西洋深層水が南極海を経て、インド洋,太平洋に流れ込み、表層に湧昇し、表層の流れによって再びインドネシア多島海、アフリカ大陸南端を経て、大西洋高緯度まで戻る循環。

(2)湧昇
 風などが作る流れが上層で発散することにより、下層から水が供給され形成される上昇流。