プレスリリース

平成16年12月8日
独立行政法人水産総合研究センター
希少野生生物種タイマイ救出のための連携作戦を開始します


 11月21日、山口県の小型定置網に希少野生生物種に指定されている、ウミガメの仲間では一番綺麗な甲羅を持つタイマイが入網し、地元関係者の取計らいで、下関水族館に緊急保護されました。
 下関水族館では放流の検討を行いましたが、周辺の海水温が低く、このカメが生存するには難しいと判断し、水産総合研究センターに保護の要請がまいりました。当センターでは、環境省への希少野生動植物種譲渡し等および希少野生動植物種譲受け等の許可の手続きを行い、12月14日に、タイマイの養成および放流技術の開発を行っている八重山栽培漁業センターに受け入れ、養生させた上で放流することとしました。


本件の問合わせ先:
独立行政法人 水産総合研究センター
総合企画部 広報課 広報官 飯田 遙 TEL:045-227-2624
八重山栽培漁業センター場長 與世田(よせだ)兼三 TEL:09808-8-2136

別添資料

・タイマイ写真(クリックすると大きな画像が出ます)