プレスリリース

平成17年5月17日
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲによる漁業被害の防除技術に関するシンポジウムを開催


【要旨】
  大型クラゲは近年頻繁に大量出現し、漁業に大きな被害を与えた。大型クラゲによる漁業被害を軽減するために、独立行政法人水産総合研究センターでは、農林水産省農林水産技術会議の「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」の一環として「大型クラゲの大量出現予測、漁業被害防除及び有効利用技術の開発」を現在推進中である。また、この事業と並行して、大型クラゲ漁業被害防除技術の開発に関する事業がマリノフォーラム21、海洋水産システム協会を研究推進主体として進められている。これらの事業の成果情報を共有し、今後の防除技術開発の効率的な推進をはかるために、水産総合研究センター水産工学研究所は別紙の要領で漁業技術シンポジウムを開催する。



本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
本部 総合企画部 広報課 広報官 皆川 惠 TEL:045-227-2624
水産工学研究所 企画連絡室長 武内智行 TEL:0479-44-5926
 漁業生産工学部長 小田健一 TEL:0479-44-5941
 漁法研究室長 渡部俊広 TEL:0479-44-5951


(別紙資料)
漁業技術シンポジウム:大型クラゲによる漁業被害の防除技術開発の現状

  日 時   平成17年5月25日(水) 13:00~17:00
  場 所   福井県水産会館 大ホール(福井県福井市大手2-8-10 TEL: 0776-27-1861)


プログラム

  13:00~13:05 開会の挨拶              山越康行(水産工学研究所)

  13:05~13:10 主旨説明               渡部俊広(水産工学研究所)

  13:10~13:25 2003年に来遊した大型クラゲによる漁業被害
                                 渡部俊広(水産工学研究所)

  13:25~14:10 マリノフォーラム21が推進している定置網における大型クラゲ漁業被害対策
           島根における取り組み       村山達朗(島根県水産試験場)
           石川における取り組み       鯉野 宏(ホクモウ株式会社)
           福井における取り組み       杉本剛士(福井県水産試験場)

  14:10~14:40 海洋システム協会が推進している大型クラゲの混獲防除機能を持つ底びき網漁具の技術開発
           島根県漁連における取り組み    村山達朗(島根県水産試験場)
           兵庫県漁連における取り組み    内海卓三(兵庫県漁連但馬支所)

  14:40~15:00 休息

  15:00~16:15 農林水産研究高度化事業における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発
          漁場における大型クラゲの行動調査  本多直人(水産工学研究所)
          底びき網における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発
            水産工学研究所における取り組み  松下吉樹(水産工学研究所)
            新潟県における取り組み     河村智志(新潟県水産海洋研究所)
            京都府における取り組み     山﨑 淳(京都府立海洋センター)
          定置網における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発   上野陽一郎(京都府立海洋センター)

  16:20~16:55 総合討論

  16:55~17:00 閉会の挨拶              小田健一(水産工学研究所)

  備考:当シンポジウムは一般に公開されています。入場は無料です。
  下記まで問い合わせ下さい。
  問い合わせ先:水産工学研究所 企画連絡室 0479-44-5926