プレスリリース

平成17年8月18日
水  産  庁
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲ出現状況等集計速報について
(8月18日現在)


 関係都道府県、漁業団体等の協力により、平成17年8月18日(木)現在までに寄せられた大型クラゲの出現状況に関する情報を以下のとおり取りまとめたので、お知らせします。

1.分布範囲(別紙参照
  大型クラゲは、引き続き長崎県から島根県の沿岸域で相当数が確認されるとともに、新たに少数ながら兵庫県や京都府沿岸の定置網にも入網しています。また、福井県沿岸及び福岡県沿岸(玄界灘)でも、数は少ないものの確認されています。

2.来遊量
  定置網では数個体から数百個体、底曳網では数個体から数十個体、まき網では多い時には10トン程度入網しています。

3.漁業被害
  底曳網では、大型クラゲの大量入網が原因で破網するなどの被害が出ています。また、定置網では漁獲物の損傷などの被害が出ています。

4.昨年度以前との比較
  兵庫県や京都府沿岸の大型クラゲの入網は、昨年度と比較して約20日程早く、また、大量出現した平成15年度と比較して10日程度早くなっています。

5.その他
  関係都道府県からの情報収集については、8月16日(火)から週1回(それ以前は10日間毎)に引き上げ、情報収集の強化を図りました。

 なお、大型クラゲの出現状況に係る最新情報については、独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所のホームページ【http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/】でご覧いただけます。



本件照会先:
水産庁
増殖推進部 研究指導課 企画調整班 坂本幸彦、藤原由美 TEL 03-3502-8111(内線7314、7315) 直通:03-3502-0358

独立行政法人 水産総合研究センター
総合企画部 皆川 惠 TEL:045-227-2624
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部 飯泉 仁 TEL:025-228-0587