プレスリリース

平成18年2月16日
水  産  庁
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲ出現状況等集計速報について
(2月16日現在)


 関係都道府県、漁業団体等の協力により、平成18年2月4日から2月15日までに寄せられた大型クラゲの出現状況に関する情報を以下のとおり取りまとめたので、お知らせします。

1.分布範囲(別紙参照
  大型クラゲは、本州の日本海側で散発的(山口県、福井県、新潟県、青森県など)に出現報告が寄せらています。なお、太平洋側での出現報告はありません。

2.出現量
  大型クラゲの入網量は引き続き減少しており、多くても秋田県男鹿市沖の定置網で百五十個体が入網した程度です。また、へい死個体の入網も増加しており、入網量全体の70%を越える地域も見られます。底びき網や定置網で入網している大型クラゲのサイズは、傘径で20cmから1m以上と様々なサイズのものが混じっています。

3.漁業被害
  漁業被害の報告は出現量の減少に伴い、減少しています。そのような中でも、大型クラゲの入網を原因とした漁労作業の遅延等については、引き続き被害報告が寄せられています。

  なお、大型クラゲの出現状況に係る最新情報については、独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所のホームページ【http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/】でご覧いただけます。



本件照会先:
水産庁
増殖推進部 研究指導課 企画調整班 坂本幸彦、太田洋昌 TEL 03-3502-8111(内線7314、7315) 直通:03-3502-0358

独立行政法人 水産総合研究センター
総合企画部 皆川 惠 TEL:045-227-2624
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部 飯泉 仁 TEL:025-228-0587