水産総合研究センター

　関係都道府県、漁業団体等の協力により、平成１８年２月２５日から３月１５日までに寄せられた大型クラゲの出現状況に関する情報を以下のとおり取りまとめたので、お知らせします。

１．分布範囲（別紙参照）
　　大型クラゲは、本州の日本海側で散発的（島根県、京都府、山形県、青森県など）に出現報告が寄せられています。なお、太平洋側での出現報告はありません。

２．出現量
　　大型クラゲの入網数は概ね数個体程度であり、多くても京都府の小型底曳網で２月下旬に六十個体が入網した程度です。また、山形県の底曳網などでは、ほとんどがへい死個体の入網となっているとの報告も寄せられています。定置網などに入網している大型クラゲのサイズは、傘径で３０ｃｍから１ｍ以上と様々なサイズのものが混じっています。

３．漁業被害
　　大型クラゲの入網を原因とした被害報告はありません。

４．その他
　　本集計速報については、３月末をもって終了とさせていただきます。なお、次回最後のプレスリリースは、３月３０日を予定しています。

　　なお、大型クラゲの出現状況に係る最新情報については、独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所のホームページ【http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/】でご覧いただけます。