プレスリリース
平成18年5月9日
独立行政法人水産総合研究センター
中国産アサリの迅速判別法を開発
【要旨】
近年、国内のアサリ生産量の減少にともない、海外からの輸入量が急増しています。こうしたなか、一部で輸入アサリを国内産と表示する不適正表示が行われ、アサリの産地表示に関する消費者の信頼が損なわれました。そこで、独立行政法人水産総合研究センターでは遺伝子並びに成分分析など複数の方法によるアサリ産地判別技術の開発を行っています。 今回、農林水産省の予算(「農林水産研究高度化事業」緊急課題即応型調査研究)により、国内産と輸入アサリ(中国からのものと韓国南岸からのもの)のミトコンドリアDNAの全長解析と、それぞれの塩基配列の違いを精査しました。
「アサリの生産量と輸入量の推移」
「判別方法フロー図」
その結果、中国産のものは2系統、韓国南岸産のものは1系統に整理されることを明らかにし、それぞれのデータベースを作成しました。これにより、系統のわからない輸入アサリについても、ミトコンドリアDNAの塩基配列解析を行いデータベースと照合することで、その産地の判別が可能となりました。さらに、塩基配列解析は煩雑で時間がかかることから、塩基配列の違いが比較的大きい中国産アサリについてPCR法を用いた迅速判別手法を開発しました。 この技術は、今後、JAS法に基づいて表示の科学的検証を担当している独立行政法人農林水産消費技術センター等の機関に技術移転する予定です。
「参考資料」
本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
本部経営企画部広報室
スポークスマン
本間 広巳
TEL: 045-227-2624
瀬戸内海区水産研究所
業務推進部長
内田 卓志
TEL:0829-55-0666
生産環境部長
山崎 誠
TEL:0829-55-0666
藻場・干潟環境研究室長
浜口 昌巳
TEL:0829-55-0666
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