プレスリリース

平成18年6月13日
水産研究交流・協力の促進をめざして(日中韓における水産研究機関の機関長会議開催)
(別紙資料)

1.趣旨
 日中韓三国が隣接する東シナ海及びその周辺海域の漁業資源を持続的に利用していくためには、水産研究を通じた科学的見地に基づき三国間が共通の認識の下、有効かつ適切な管理等に取り組むことが必要である。
 このような状況の下、2004年10月19日大韓民国済州道において開催された「日中韓水産当局間ハイレベル協議」の結果を踏まえ、独立行政法人水産総合研究センターは、昨年7月に、大韓民国国立水産科学院及び中華人民共和国水産科学研究院を訪問し、共同研究の実施、学術シンポジウムの共同開催、研究者の相互訪問や情報交換のための定期的会合の開催などを内容とする日中及び日韓の二国間の覚書(MOU)をそれぞれ締結し、日中韓三国の水産研究交流に向けた礎を築いたところである。
 今般、大韓民国釜山において、大韓民国国立水産科学院創立85周年記念式典に併せ日中韓三国の水産研究機関の機関長会議が開催され、最近の日中韓三国の水産研究機関相互間の研究交流の進展を更に促進するための協議を行った。

2.協議日程
 平成18年6月8日(木)

3.場所
 海雲台グランドホテル(大韓民国釜山)

4.出席者

日本:
 (独)水産総合研究センター理事長  川口 恭一
  同 日本海区水産研究所所長  中添 純一
  同 西海区水産研究所所長  井上  潔
  同 業務企画部チーフ研究開発コーディネーター  中山 一郎
  同 業務企画部研究開発コーディネーター  内山 裕三

中国:
 水産科学研究院院長  張 合成(Zhang Hecheng)
  同 東海研究所所長  陳  雪忠(Chen Xuezhong)
  同 黄海研究所副所長  李   健(Li Jian)
 中国対外交流処処長  李  応仁(Li Yingren)

韓国:
 国立水産科学院院長  朴  徳培(Park Deok-Bae)
  同 研究革新本部長  李  弼容(Lee Pil-Yong)
  同 資源管理造成本部長  金  鎭瑛(Kim Jin Yeong)
  同 水産生命科学本部長  朴  美宣(Park Mi Seon)
  同 海洋環境本部長  方 盆燦(Pang Ig Chan)
  同 南海水産研究所所長  白 哲仁(Baik Chul In)

5.結果概要
 友好的な雰囲気のなかで日中韓三国の水産研究機関の機関長会議は進められ、次の内容について協議し、確認した。

1)日中韓三国の水産研究機関は、研究者及び情報交流、共同研究活性化等のために、本年中に、交流協力に関する三国共同の覚書(MOU)の締結を目指す。

2)日中韓三国の水産研究機関は、増養殖研究、鯨類(イルカ類を含む)資源研究、気候変化が海洋環境変動及び水産資源の変動に及ぼす影響に関する研究、水産食品の安全性に関する研究等相互に関心のある分野について積極的な協力関係の発展に努める。また、日中韓三国の水産研究機関は、各国の規定の下、大型クラゲの共同研究を積極的に支持する。

3)日中韓三国の水産研究機関は、水産分野の相互の発展を図るために各研究機関の刊行資料を相互に交換する。また、日中韓の共通水産関連用語集の刊行及び水産研究分野の研究者交流等を積極的に推進する。

4)上記1項から3項を実現するために日中韓三国水産研究機関で実務者の協議会を機関長会議の前に開催する。



   
合意議事録へのサイン
右から、川口理事長、朴院長(韓国)、張院長(中国)