プレスリリース

平成18年7月21日
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲについて中国の研究機関と調査研究の協力を開始


 今年度から始まった水産庁事業「大型クラゲ発生源水域における国際共同調査」の一環として、今月11日から14日まで当センターの研究者3名が上海にある中華人民共和国水産科学研究院東海水産研究所を訪問し、大型クラゲに関する研究協力について協議を行ないました。

 双方は、両機関おのおのが実施する大型クラゲの分布並びに生態研究等で得られる成果について相互に交換することを確認しました。

 また、この協議の中で、同水産科学研究院から、今年6月中旬に実施した調査で得られた東シナ海・黄海水域における大型クラゲの分布情報が提供されました。

 これによれば、大型クラゲ(Nemopilema nomurai)の分布海域は、北緯31度30分、東経123~125度で昨年とほぼ同様の海域でしたが、分布密度は昨年と比較して1/10程度と少ないものでした。

 当センターとしては、大型クラゲに関する調査研究について、今後とも同水産科学研究院との間の協力関係を維持発展させて参ります。


  (参考資料

  (これまで公表した大型クラゲ関連の研究開発情報)
  ・6月13日:水産研究交流・協力の促進をめざして


本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
業務企画部 部長 白石 學 TEL:045-227-2674
業務企画部 研究開発コーディネーター 中田 薫 TEL:045-227-2679