プレスリリース

平成18年10月5日
独立行政法人水産総合研究センター
有明海における大型クラゲ分布調査結果


 本年6~8月にかけて有明海沿岸でエチゼンクラゲが散見され、有明海においてエチゼンクラゲが定着・繁殖しているのではないかとの可能性が生じてきました。 そこで水産総合研究センターはエチゼンクラゲ繁殖の有無を検証するために、8月下旬から9月下旬にかけ、有明海での大型クラゲ分布調査を行いました。

 今回の調査結果では、従来から食用として有明海で漁獲されているビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲは発見されましたが、エチゼンクラゲについては、幼生、成体ともに発見、捕獲されませんでした。

 今回の調査結果等を踏まえ、今後も引き続き漁業者からのエチゼンクラゲに関する情報を収集し、有明海におけるエチゼンクラゲの出現状況を注視するとともに、次年度に向けて有明海におけるエチゼンクラゲの定着・繁殖の可能性の検討を進めます。


  (参考資料

本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
西海区水産研究所 東シナ海海洋環境部長 高柳和史 TEL:095-860-1620
  業務推進部長 馬場徳寿 TEL:095-860-1625