プレスリリース
平成19年4月10日
独立行政法人水産総合研究センター
独立行政法人水産総合研究センター
「まぐろ研究所」本格始動
3月20日に閣議決定された新しい水産基本計画の中で、まぐろ類に関して資源変動機構の解明・国際資源管理の推進・養殖生産の推進といった施策の重点化が示されました。 また、4月2日には新たな水産研究・技術開発戦略が設定されています。 これらを受けて、2月に設立した「まぐろ研究所」においては、これまでの研究開発に加え、新たに当センター交付金を充当するプロジェクト研究5課題、農林水産技術会議の「平成19年度先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」で採択された2課題の計7課題に取り組むなど、まぐろ類関連研究をさらに強力に進めます。
天然資源を対象とする分野では、クロマグロ幼魚の生き残りを左右するメカニズムの解明と明治以前からの漁業資料を解析し長期的な資源変動を明らかにする研究を進めます。 養殖産業に関わる技術開発では、沖合養殖導入に関する研究と人工種苗による新規養殖に向けて親魚養成・種苗生産技術の開発を目指します。 高品質なまぐろ類提供の視点からは、大量漁獲時の鮮度保持技術の開発や、消費者の品質評価を漁獲現場に反映する情報システムの検討を行います。
また、これらの新規研究課題等を含めた「まぐろ研究所」の活動方向を紹介し、我が国のまぐろ類研究の将来を考えるシンポジウムを、平成19年4月26日(木)13:00から、東京海洋大学(東京都港区港南)で開催します。 参加は自由ですので、ぜひお立ち寄り下さい。
(参考資料)
本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
業務企画部 研究開発コーディネーター 小倉未基 TEL:045-227-2759
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
業務企画部 研究開発コーディネーター 小倉未基 TEL:045-227-2759