プレスリリース
平成20年6月26日
独立行政法人水産総合研究センター
独立行政法人水産総合研究センター
日本海海況予測システムJADEの運用開始
-日本海の海況を数値モデルで予測-
-日本海の海況を数値モデルで予測-
独立行政法人水産総合研究センター(川口恭一理事長)は、水産庁の委託事業「資源動向要因分析調査」の一環として、九州大学応用力学研究所で開発された日本海データ同化モデルを改良し、調査船観測データを導入した「日本海海況予測システムJADE(JApan sea Data assimilation Experiment)」の運用を開始しました。
JADEは、海洋流動モデル(流れを数値計算するモデル)に水産試験研究機関が実施している調査船観測データや気象衛星による観測データ等を反映させることにより、5年前から現在までの日本海の海況(水温、流れの方向と強さ)を高精度に再現するとともに、2ヶ月先までの予測計算を行います。結果は、本年5月からウェブ上で公開しています(http://jade.dc.affrc.go.jp/jade/)。
これまで、海況の把握は調査船による現場観測に多くを依存してきましたが、日本海を広くカバーするのは困難であり、観測回数も限られていました。本システムにより、日本海における時空間的に空白のない海況把握が可能となり、スルメイカ等の重要水産資源の変動要因の解析をはじめとして、水産資源の分布把握や大型クラゲの漂流予測など水産海洋環境の研究に広く寄与するほか、漁業者や海を利用する一般の方々にも有用な情報を提供できるものと期待しています。
(参考資料)
本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
日本海区水産研究所 業務推進部長 松尾 豊 TEL:025-228-0457
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部長 飯泉 仁 TEL:025-228-0587
日本海区水産研究所 海洋動態研究室主任研究員 渡邊達郎 TEL:025-228-0619
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
日本海区水産研究所 業務推進部長 松尾 豊 TEL:025-228-0457
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部長 飯泉 仁 TEL:025-228-0587
日本海区水産研究所 海洋動態研究室主任研究員 渡邊達郎 TEL:025-228-0619