プレスリリース

平成30年 12月 25日
国立研究開発法人 水産研究・教育機構


「水産エコラベル認証審査支援システム(MuSESC)」の構築について
  • 水産庁の補助事業で、水産エコラベル認証の取得を支援するシステムを開発しています。
    これを利用することで、認証に要する経費の節減や審査準備期間の短縮に役立ちます。
  •  水産物輸出の際にはMSC・ASC・FOS など各種の水産エコラベル認証の取得が必要となりつつありますが、相当の労力と期間が必要です。そのため、認証取得に必要な審査資料の収集を支援するデータベースや申請者が必要書類を容易に準備できるシステムの構築が望まれていました。

  •  水産研究・教育機構、東京大学、東京海洋大学、大日本水産会は、共同で水産エコラベル認証の取得を支援する、水産エコラベル認証審査支援システム(MuSESC)の構築に取り組み、その開発を三菱スペース・ソフトウエア(株)に委託していました。

  •  このシステムは、1) 論文・報告書など審査資料の収集整備を支援する「SH“U”N プロ情報サーバ」と、2)申請者が審査項目に従って必要書類を準備・登録することが容易に出来る水産物認証取得を支援する「MuSESC サーバ」から構成されています。このシステムを使うことで、水産物認証取得に要する費用と審査期間が節約できます。このシステムの運用開始は、本年度末を予定しています。

  •  なお、この開発は、水産庁の平成29 年度補助事業「日本発の水産エコラベル認証取得加速化事業」によるものです。

参考資料

本件照会先:
国立研究開発法人 水産研究・教育機構
本部   顧問  大関 芳沖 TEL:045-227-2710
本部 水産業成長産業化推進室   室長  今井 浩人 TEL:045-227-2763
本部 研究推進部       養松 郁子 TEL:045-227-2757