プレスリリース

平成21年6月30日
(独)水産総合研究センター
水  産  庁
ウナギの産卵生態調査の結果について
 (独)水産総合研究センターと水産庁はマリアナ諸島西方の太平洋においてウナギ(ニホンウナギ)の産卵生態調査を実施しました。その結果、世界初となった昨年の調査に引き続き、成熟ウナギ及び仔魚の捕獲に成功しました。

  1. I.調査船及び調査期間
    1.  1.調査船
      1.   i.水産庁漁業調査船                 開洋丸(2,630 トン)
      2.   ii.(独)水産総合研究センター漁業調査船      北光丸(902トン)

    2.  2.調査期間
      1.   i.開洋丸:平成21年5月18日~7月1日
      2.   ii.北光丸:平成21年6月10日~6月28日

  2. II.調査結果
    1.  1.捕獲尾数
      1.   i.開洋丸
      2.    ウナギ7個体(オス3、メス4)、オオウナギ1個体(メス)全て成熟個体。
           また、成熟個体(親魚)捕獲海域付近において、ウナギのプレレプトケファルス(ふ化後間もない仔魚)と思われる個体を数百個体採集しました。
      3.   ii.北光丸
      4.    ウナギ1個体(オス)、オオウナギ1個体(オス)全て成熟個体

        (注)上記種名は、いずれも外部形態から判断したものです。今後速やかにDNA鑑定を実施し、種を確定させる予定です。

    2.  2.ウナギを捕獲した海域
    3.   マリアナ諸島西方の海域(北緯12度20分東経141度付近)


<添付資料>
・別添1 調査結果の詳細(PDFファイル;107KB)
・別添2 調査海域、産卵場・推定回遊ルート、捕獲されたウナギの写真等(PDFファイル;261KB)


本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 広報企画係長 佐野 TEL:045-227-2624
中央水産研究所 浅海増殖部 張、黒木 TEL:046-856-2887

水産庁
増殖推進部 漁場資源課 国際資源班 田原、古賀 TEL:03-6744-2380