プレスリリース
平成21年7月1日
(独)水産総合研究センター
水 産 庁
(独)水産総合研究センター
水 産 庁
大型クラゲの出現・予測について
大型クラゲについてこれまでに得られた出現情報に基づいて、独立行政法人水産総合研究センターが我が国周辺海域への出現予測を行ったところ、7月上旬頃に長崎県対馬周辺に出現する可能性が示されました。
現時点では、今年度の出現規模を予測するための十分なデータはありませんが、大型クラゲの出現動向に関するより詳細な情報を得るため、同研究センター等が出現調査等を継続するとともに、関係の皆様に迅速な情報提供を行っていく予定です。
また、今後の対策を効率的に進めるため、7月3日、水産庁、(独)水産総合研究センター、関係する道府県、漁業団体による「大型クラゲ全国協議会」を開催します(詳細は別添)。
(参考)
- 1.出現情報について (独)水産総合研究センターの調査(水産庁補助事業)によれば、6月19日~25日に東シナ海中央部において、目視観測及び採集調査により大型クラゲの出現を確認しています。
- 2.出現予測について 出現予測は、(独)水産総合研究センターが(独)海洋研究開発機構と共同開発した海況予測モデル(海洋の水温、塩分、流れの状況を再現し、出現状況を推測する)を用いて行っています。なお、過去に我が国沿岸に大型クラゲのまとまった出現がみられた平成17年には7月8日、同18年には7月21日、同19年には7月9日に対馬周辺に出現しました。
- 3.被害防止対策について 我が国周辺水域において大量出現した場合に備え、緊急に関係県、漁業者等と協議し、「有害生物漁業被害防止総合対策事業」により、洋上駆除、混獲回避のための改良漁具の導入、陸揚げされた大型クラゲの陸上処理事業の準備を進める予定です。
- 4.大型クラゲについて
また、6月23日に済州島北側において、目視調査により大型クラゲの出現を確認しています。
<添付資料>
・別添1 平成21年度第1回大型クラゲ全国協議会について(PDFファイル;75KB)
・別添2 大型クラゲが確認された海域と今後の予測(PDFファイル;297KB)
本件照会先:
水産庁
増殖推進部 漁場資源課 資源技術専門官 高瀬 TEL:03-6744-2380
独立行政法人 水産総合研究センター
研究推進部 チーフ研究開発コーディネーター 川崎 TEL:045-227-2710
西海区水産研究所 東シナ海海洋環境部 部長 秋山 TEL:095-860-1620
水産庁
増殖推進部 漁場資源課 資源技術専門官 高瀬 TEL:03-6744-2380
独立行政法人 水産総合研究センター
研究推進部 チーフ研究開発コーディネーター 川崎 TEL:045-227-2710
西海区水産研究所 東シナ海海洋環境部 部長 秋山 TEL:095-860-1620